闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

辰一さん合格おめでとう!

2008年02月07日 | 道場日記

 雪の降る中、集ってくれた強化のメンバーの前で審査合格の知らせを聞き、安堵からかそのまま崩れ落ちてしまったそうですね。本当によかったです。おめでとうございます。

 

 木村ファミリーはりょーちゃんちを含め、わが文庫道場の創設期を支えるご家族のひと組で、それこそいつもいつも大家族のように顔を合わせていました。
組手で気がついたらそのまま玄関から飛び出ていっちゃったこともあったよね。地方大会や飲み会にも家族で参加してくれて、みそっかすのリクトをいつも気遣ってくれていました。

 

 仕事場がすごく遠くなってしまったり、事情があって、せんせーが久しぶりに全日本大会に出場させていただいた時には、ちょうど道場から遠ざかっていた時期でした。勿論試合当日には家族揃って応援に来てくれて大声援をおくってくれましたけれど。
 たぶんせんせーの姿を見て、何かを感じた辰一さんは、その後稽古に来てくれました。ブランクがあったのに翌年の全日本の前の強化にも出席してくれるようになりました。「空手が以前よりとても大切なものになりました」そう言ってブランクにも負けず、黙々と稽古にくる辰一さんに、

 

 「実はせんせー、試合前の稽古を一度でも一緒にしたかったと言っていたんだよ。ありがとう。」と伝えました。

 

 試合は人に見せる為に出るようなものじゃないし、もし皆に伝えたかったことがあるとしたら、沢山稽古してせんせーが今より少しでも強くなって、一緒に稽古して皆も強くなってくれたらという思いだったと思います。自分の弱さをきちんと認め、いろんなものに負けずに一緒に頑張っていこうよという思い・・・辰一さんはその思いをきっと感じてくれたんだと。

 

 黒帯を締められることは、大きな喜びと共にもしかしたら大変なことかもしれません。きっとあの日の雪のように真っ白な心で、これからもさらに強くなることを目指してくださることでしょう。本当に嬉しいです。ありがとうございました。押忍