県ウエイト制大会に向けて、少年部では初級クラスから組手の稽古が増えています。今回は幼年で初出場の子ども達も多く、本人達はいたって真剣なのですが、あまりの可愛さに笑いをこらえるのが大変だったりします。
でも組手の稽古は、より高い集中と意識をもって望むべきであり、いつも以上に真剣に稽古に向かってもらっています。
組手をやっているときだけではなく、見ているときもです。
中上級低学年クラスでは、涙を見せている子も何人かいました。センセーが
稽古では泣いたっていい
でも痛さや恐さや苦しさから逃げてばかりじゃだめだから
泣きながらでも歯をくいしばって
もし本当にだめそうだったら
せんせーが止めてやるから
そしたら少し休んでまた頑張ればいい
組手の輪から一旦抜けても「どうだ~戻れそうか?」と声をかけると意を決したように子ども達が戻っていきます。
苦しさを「顔に出すな」と指導していますが、「みんなのことは見ればわかる」その子にとってどこがぎりぎりなのか見極めてあげることも指導のひとつなのだと思います。
試合に出場する子だけではなく、意識は違えど試合前の稽古に出ている他の子ども達にとってもハードな稽古になります。
みんな歯をくいしばって一生懸命頑張っています。
「頑張ってきたのね~」そう声かけてあげて欲しいです。