闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

第50回関東交流試合

2010年11月23日 | 道場日記

 11月23日(火)栃木県で行われた関東交流試合ですが、文庫道場では小学1年生女子の部で梅澤彩音さんが準優勝しました。日曜日には昇級審査を受け、休むことなく頑張って、大会でも着々と結果を出しています。止まることのないアヤの頑張りと健気な可愛さに拍手です。
入賞本当におめでとうございました。次は優勝だ~!!
 これからもご家族そろってずっと空手が大好きでいて欲しいと思います。本当にお疲れ様でした。

 木元道場からも沢山の選手の皆さんが出場され、全ての試合を見ることはできませんでしたが、壮年の皆さんが次々と勝利され、皆さんが本当によく稽古されているのがわかってとても勇気をいただきました。試合を見れなかった皆さんに「頑張った?」ときくと皆「頑張りました」「また頑張ります」とこたえて下さいました。
 小林支部長が最後のご挨拶で「試合は勝っても負けても財産になります」とおっしゃっていましたが、その尊い挑戦は消えることはありません。
 試合で輝いている皆さんは本当にまぶしく、うやましいほど素敵でした。

 文庫からは、一般の部でイシザキさんとイズミさんが、少年の部ではマサトが出場しました。イシザキさんとイズミさんは、前回の県ウエイト制大会の決勝で同門対決した仲です。
初めての他支部での試合挑戦でしたが、ともに励ましあい、切磋琢磨しながら、かけがえのない時間と関係を築けたと思います。今回お二人とも入賞まであと一歩でした。あきらめずにこれからも稽古を続けて試合に挑戦して欲しいと思います。

 マサト・・・本当によく頑張ったと思います。少年部の他に毎日一般部にひとりで出席し、人一倍きついメニューをこなしてきました。試合でも最後の最後まで動ききりました。
私は今まで試合に負けたのを見て涙を流したことはありません。でも今日初めて涙が止まりませんでした。悔しいから泣いたのではありません。試合は大人でも子どもでも代理戦争ではないと思います。でも応援するみんなの声にこたえ、自分を信じて自分の全てを出し切ろうとするマサトには、本当に感動しました。

 試合前にセンセーが、「自分で自分のこと信じるんだ。」と声をかけていました。それはずっとずっとマサトと向き合い、一緒にやってきたからこその言葉だと思います。
 頑張ると決めるのはマサト、頑張ってきたのはマサト本人です。だからマサトが自分を信じることができなければ駄目なんです。それができたマサトはこのことを誇りに思って欲しいです。

 あと不覚にも泣いてしまった理由がもうひとつ。それはマサトが負けて泣いていたとき、一緒にそばにいたリクトが泣いているのを見たからです。
 中学生になり、なかなか稽古に行けず、試合前もマサトと稽古できたのも数回。正直試合を見に行くのも辛い気持ちなのはわかっています。でもマサトを応援したい気持ちが勝ったから行ったのだと思います。二人は普段あまり話しませんし、一緒に遊びにいったこともまだないです。でもお互いの存在を大切に思っていると思います。それぞれの良さや頑張りを認め合った二人だからこそです。

 小さな道場にもいろいろな思いや絆が沢山あり、それは全ての道場にあることだと思います。皆さんが懸命に稽古しているのです。簡単に勝つことなどできません。でもだからこそ、優勝目指してこれからも頑張って欲しいと思います。そして試合を通じて得られることを感じて、ご自分の宝としていって欲しいです。

 選手の皆様本当にお疲れ様でした。
 ご家族の皆様遠方までお疲れ様でした。
 師範はじめ指導員の先生方ありがとうございました。
 応援の皆様ありがとうございました。
 審判をして下さった支部長・先生方ありがとうございました。

 そして、試合を開催して下さった小林支部長はじめとする栃木支部のスタッフ、関係者の皆様お世話になりまして本当にありがとうございました。

 押忍