闘え!文庫魂

空手を愛する熱い仲間たち
金沢文庫木元道場生におくるメッセージ

合同稽古・演武打ち合わせ

2011年07月05日 | 道場日記

 昨日は20時から10周年の合同稽古の演武をお願いする指導員さんが集まって稽古と打ち合わせをしてくださいました。

 とても中味の濃い、充実した時間だったようです。各自お忙しい中集まってくださり本当にありがとうございました。

 当日は皆さん楽しみにしていてください。

 

センセーは

小学校6年生のとき『空手バカ一代』に出会って以来

ずっと極真空手を学べるその日を夢見ていたそうです

19歳で予備校通いを口実に?横浜の道場に通えるようになるまで

大山館長がいいと本に書かれた柔道を中高部活で行い

自己流や通信教育で毎日毎日空手の練習をしていたそうです

(家の前にサンドバックや鉄下駄があったのはびっくり!!)

それもあってか少しばかり白帯の頃は褒められたそうです

憧れの空手を始められて毎日、毎日通っていたら

「飛ばしすぎは続かないぞ!」と先輩からも助言をいただいたそうです

受験前に数ヶ月休会し

なんと主席で大学に入学しました

そこからは、大手を振って空手ができる日々

先輩方に倒される毎日は苦痛ではなく喜びだったと・・・

大学2年の時、初めて優勝させていただきました

緑帯から指導もさせていただき

横須賀道場も任せていただくことになりました

一緒に稽古させていただいた先輩方と

出かけたり、飲みに言ったり、マージャンをしたり

思い出深い青春時代を過ごさせてもらったそうです

大好きな先輩が道場を辞められて

稽古に身が入らないときもあったそうです

長い茶帯時代を経て、黒帯をいただきました

壮絶な10人組手・・・本当に嬉しかったそうです

全日本大会にも出場させていただきました

私がセンセーと出会ったのはそのあたりからです

仕事をしている時間以外は空手のことばかり

こんなにかまってくれない彼氏はいませんでしたね(笑)

でもなぜかそこに魅力を感じていました

結婚することとなり、一緒に暮らしましたが、まさしく寝に帰るだけ

空いてる時間があれば稽古がしたいのです

食事の時間を削って、昼休みにジムに通っていたら

「君は家に帰って風呂でも入っているのか?」と上司に叱られたり

横須賀道場に指導に行くときに高速で居眠りをしそうになるので

よくインター前で数分仮眠をして向かったそうです

指導や稽古があるので、一旦仕事場から帰り

夜中にひとり戻って仕事をするのですが、

セコムがなって大騒ぎになったり(笑)

部下ができ、いよいよ帰るわけにもいかなくなってからは

家にウエイト部屋を作り・・・。

ますます忙しくなって

私があまりに身体を心配するので

一旦眠ったふりをして、夜中に稽古していたようでした

たまたま目が覚めた私が部屋をのぞくと

ウエイトトレーニングをしながら深いため息をついていました

そこには見たことのない後姿がありました

とても声をかけられませんでした・・・

ほどなく選手として引退しました

それでも横須賀で待っていてくれている

一緒に稽古を続けてきた仲間がいました

だから空手を続けることができたんだと思います

徹夜明けのときも

父が危篤のときも

私が入院していたときも

息子が産まれたその夜も

誕生した息子の顔は見ましたが、私の顔は見ずに(怒)

指導に行きました

たぶんそうしなければならなかったのではなく

そうしたかったからです

そして、幸運なことに

木元師範にお声掛けいただき

常設の横須賀道場を任せていただき

この文庫道場を開設し

大切な仲間と稽古ができる日々

なによりも幸せな日々だと思います

拳を交わして得たその絆は宝だと思います

ある部分私のかなわない一生のライバルです

でも・・・昨夜のように楽しそうな顔を見ると

かなわなくていいのかなぁ・・・なんて

恵吾指導員が以前

「稽古は自分にとって息をするのと同じだ」と話してくれたことがあります

だからできないと苦しいのだと

皆さんもいっぱい息吸いに来てくださいね

待っています。

押忍

 

 文庫道場10周年記念合同稽古・演武会は釜利谷地区センター2F体育室で10:00~11:30予定です。暑さが予想されます。当日は飲物を忘れずに!!
 茶帯以上の方で当日お手伝いが可能な方は9:00から9:30の間に道場か会場どちらかに来て欲しいとのことです。宜しくお願いいたします。