板東しょうごの「ふるさと三木に帰れる町に!」

一度三木から離れた若者が、ふるさとに帰ろうとしても、仕事がないから帰れない。若者がふるさと三木に帰ってこれる町にしたい!

私の職歴 その2 <清掃の仕事 その1>

2011-02-05 19:22:34 | 人物像
社会人になって最初の仕事がトイレ掃除でした。

当時の私には仕事に優劣はないと言葉で言ってみても、大学卒業したての私は心のどこかで清掃という仕事が恥ずかしいという思いがありました。しかし、今の私は清掃の仕事がこれまで経験した仕事の中でも大好きな仕事です。

清掃に従事している方は、ほとんどが女性で年配の方が多かったです。そんな中で私は可愛がられ、社会人として育てて頂きました。

清掃という仕事は社会的には非常に低くみられ、賃金も最低賃金ギリギリの賃金設定です。特に私たちは病院清掃を中心に事業展開していましたが、病院ではホスピタリティ(おもてなし)の心が大事で、病棟で音を立てずに掃除するのは勿論、ほこりをいかにたてないかを研究しながら仕事をしていました。一般的には誰でもできる仕事と思われがちですが、非常に技術と心が必要な職種だと私は思っています。

三木市でトイレ掃除を市職員が行うと話題になりました。その時、私は大変腹がたちました。「プロの清掃は他の仕事の片手間に出来るものではない。」「ただでさえ少ない賃金の労働者の職場を無駄使いの対象にしたこと。」

現在三木市は職員と業者が交代でトイレ掃除をしているようです。何箇所か私も利用しましたが、決してきれいなトイレとは思いません。

清掃労働者はプロの意識を持っています。だから、持ち場変えられるのを嫌います。自分が普段している持ち場を他の人が掃除するのも嫌います。与えられた持ち場は誰よりも綺麗にしたいと思うからです。綺麗にしている持ち場を他の人が入って汚くされると怒ります。

そんなプロの気持ちは一般的には理解されないでしょうかね。市役所のトイレも市職員と交代で掃除するのではなく、清掃業者に任せて、日本一きれいな市にふさわしいトイレにしてほしいと私は思っています。
コメント
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