低山歩き、ハイキングで、奥多摩や奥武蔵を歩いていて、ここでふらついて滑落したら数十メートルは止らないなと言う箇所は普通にあります。
山に来る人の年齢が高齢化し、衰えを自覚しないで無理をして歩いている人も沢山あります。
若い頃、高い山へはずいぶん登ったので山=森林限界以上のような感覚があるのですけど、年齢に応じた山と言うのはあり、体力やバランス感覚は確実に若い頃より衰えているので無理は自分の危険だけでなく他人にも迷惑をかけてしまうので、いわゆる 「 無責任登山 」 に他なりません。
ただ低山でも危険箇所は沢山あり、もし、仲間に何かあればできる限りのレスキューをしなければと思っています。
レスキューの基本 「 自分が危険だと思うことはやらない 」
やれる範囲を考えると装備も決まってきます。
薬品と怪我の手当ての為の三角巾、人工呼吸のマウスピースなどは装備していますが、急斜面で落ちたなどのレスキューは大変です。
目の前でも落ちる人を止める事は出来ません。
石車に乗って尻餅をつく程度なら良くありますが、踏み止ることが出来ると思っても駄目で落ちてしまう、これはあります。
私ももうすぐ駅に下ると言う、なんでもない林でバランスを崩して登山道をはずして一段落ちた経験があります。
幸い杉の葉っぱがフワフワ積もったところでしたのでなんともありませんでしたが、もし、急斜面でしたらそうとう下まで転がっただろうなと思いました。
そうとう下まで滑落して大きな怪我をしたり意識が無いなどのときは救助を要請しなければ低山部の仲間では無理。
でも数メートル滑ったなどの時は状況によっては何とかなるかなと思います。
そこで色々試行錯誤して、
ロープは8ミリを10m、
普段のベルトとしても使える簡易型ラペリングベルトをズボンのベルトとして使う、
下降用にエイト環
アッセンダー(ペツル)右手用(岩場で宙吊りになることは無いので確保用として一個)
テープスリング 60センチを2本
カラビナ(クライミング用) 2枚
ベルト以外を自作の布袋に収納しました。
思ったより小さくなり、手のひらより少し大きい程度で700グラム程度でおさまりました。
ロープワークは必須です。
まず使うことはありませんが、最悪を想定すると装備が増えます。