チョー楽しいメンタルフローな組織創り

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『自責が過ぎると問題を抱え込むことに他責は悪者ではない課題の共有と仕組みの変更は他責の利点、しかしできない原因を他者に求めるのはNG』

2024年12月21日 | ビジネス一般

他責思考と自責思考の処方箋


『他責思考と自責思考の比較とバランスの必要性!そして自分事で受け止める事と目的論のススメ!』

ビジネスシーンでは一般的に自責思考(自分に責任を見出し、改善に繋げる考え方)が良いとされています。

『ビジネスが上手く行かなかった時、仕事でミスが出た時、
すべてを自分事で受け止めろ、

雨が降っても、コロナ禍でも、地震災害がおこっても、全ては自分の責任、他責にするんじゃない!』

僕も、自分の先を走っている、成功者と言われる人の言葉、書籍、セミナー、動画、音声などから学んできました。

実践し続けていると、特に問題解決能力は飛躍的に向上して来たと思いますし、周りの評価も随分変わっていきました。

少し前までは、原理原則や、永年残ってきた考え方には一定の価値がある本気で思い込んでいました。

しかし、学びが人類の変遷や、生物の誕生に至った時、自分が持っていた大きなバイアス(偏った思い込み)に気づきました。

それが『原理・原則って本当なの?』ということ。

名経営者や、偉人、天才研究者の発している言葉はすべて本当なの?という疑問です。

そして、すべての事に対してフィルターを掛けずにそれって本当を繰り返していると、

一旦はそれって本当と掘り下げることを自然にできるような習慣を手に入れました。

その中の一つとして、『すべてを自分ごととして受け止める、全ては自責でないとならない、他責はだめな考え』を掘り下げてみました。


                 


『自分事で受け止める』と『自責』は似ているようですが、根本的な方向性が全く正反対になります。
簡単に説明すると、

『自分事で受け止める』

「自分事で受け止める」とは、物事を他人事ではなく、自分自身に関係のあることとして捉え、主体的に考える姿勢を指します
この考え方では、責任を負うというよりも、自分が関与している状況を理解し、行動や考えを改善する余地があると認識することが重要です。
責任追及よりも、改善や行動の変化を目的とする前向きなアプローチです。

『自責』

「自責」は、自分の過失や責任に対して責めたり反省することを指します
自分の行動や判断が原因となって問題が発生した場合、それを認め、自らを責めることがあります。
自責は内省や改善の動機になることもありますが、度を超すと自己否定や過度なストレスにつながる可能性があります。

そして自責は失敗やうまくことが運ばなかったときに使う言葉で、よく『反省』とセットで使われることが多いです、背景にはゼロイチ思考があります。


それに対して、自分事で受け止めるは、成功、失敗などに特定されることなく、日常の体験、経験が全て対象になります。

まわりで起こっている事象のすべてを自分事として受け止めることは可能で、内省や検証がセットで使われます。

そこから様々な学びを多く得ることができます。





更に、自責が行き過ぎると「自分だけで解決しなければならない」と感じることが多くなり、

結果として過剰な仕事の抱え込みや自己肯定感の低下に繋がるリスクがあります。



一方で、他責思考(責任を外部要因や他人に求める)

は、トラブルや失敗を、客観的に捉え課題を共有しやすくする利点があります、

問題を自分という人とは切り離して考える思考でもあるので、

問題を抱え込むことはなく周りにも問題提起をして情報をオープンにします、。

周りのツールや、仕組みの問題として捉え、機器の変更や、仕組みの変更や改善にも活かせる可能性はあります。

しかし一般的には他責思考の人は、周りの人のせいにしてしまい、問題解決から逃げる傾向があります。

他責が行き過ぎると、責任転嫁や他者への不信を招く可能性があります。


以下に、5つの要素で両者を比較し、バランスの取り方について考察します。


          


 考察と具体的な対策

  • 自責思考を活かす: 自分の成長や改善にフォーカスし、自己責任の範囲で行動する。
  • 他責思考のポジティブ活用: 他者や環境の要因を冷静に分析し、仕組みの変更や改善をチームで共有する。
  • バランスを取る工夫: 定期的なミーティングで業務の進捗状況や問題点を共有し、責任を適切に分散する仕組みを作る。

 

例えば、「失敗した原因を共有する場を設ける」ことで、他責思考と自責思考のどちらも柔軟に活用できる文化を育てることが有効です。

ここまで様々書いてきましたが、ビジネスシーンで成長を考えているのであれば、『自責思考』よりも『自責思考』を選択することをお勧めします。

ただ僕はどちらの考え方にも違和感を感じていて、それは何故かというと

『うまくいかなかった原因はどこにあるかにフォーカスする』原因論という考えに事を発しているからです。


ぼくは、やっぱり、最初からどうすれば問題が解決するのか?うまくいくのか?

を考える『目的思考』で考えることが一番しっくりきます。
途中で説明した、『自分事としてうけとめる!』も目的思考のうちの一つだと考えています。

この目的で考えるを、習慣にしていけば、犯人探しをすることもなくなるので、他者からの不信感も生まれにくくなると考えます。
僕個人的にはこっちかなと考えています。


『企業文化の醸成や、変革は、リーダの心の言葉を言語化することから始まる』リーダーの言葉に影響力を持たせるには、リーダーが自己受容していることが前提となる。自分の、出来ているところ、良い所も、出来ていない不足しているところも、「すべて自分」と受け入れることを、自己受容といい、理想の自分と比べない、自分を否定しないことが、自己受容するための重要なポイントとなってくる。このことが出来ていると人間は、本能で自然と前に進んでいくエネルギーに満ち溢れるようになる。

              


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【チョー楽しいメンタルフローな組織創り】
元気とハイパフォーマンスの両立した組織創りのお手伝い

カルチャーチェンジ、環境変化を利用した自然な人づくり
『オープンコミュニケーション心理的安全性構築コーチ』

コンサルティンググループ 大分メンタルフロー研究所 匠

      代表  石川 保幸

 連絡先 : 携帯電話 090-1366-4882
Email      : mflowrabo@gmail.com
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