参考文献:東 豊著 「新版 セラピストの技法」 小倉 広著 アドラー心理学に学ぶ部下育成の心理学
野田 俊作著 「勇気付けの方法」
『モンスターシニアと聞いて思い当たる人が・・①』
直接の部下というわけではないのですが、
教育を担当させていただいた人の中にいらっしゃいました。
この動画の中でも、ちょっと触れていましたが、
『モンスターシニア』といった感じでしょうか?
会社を定年になった後、嘱託勤務も卒業した、
65歳以上の年代の人達です。
最初に触れておきますが、
この方達が、モンスターではないのです。
新卒の新入社員に、新人研修をすることとは、
やっぱり違うのです。
同じ手順で、研修しようとした、私の方法に誤りがあったのです。
会社の人事の方たちは、こんな風に考えています。
以前のキャリアでは、実績もあった、役職もあったかもしれません。
でも、新たな職場に来た以上、年齢も、過去の実績も関係ありません。
最初は、一から覚えて行くのですから、
新人として、
謙虚に、素直に学ぶ態度が大事です。
まだ何もできないのですから、あなた達は・・・
100%おっしゃるとおり!そのとおりですね!!!
守破離という、学びの順番があるように、
新しいことに、チャレンジしたり、覚えたりする時は、
黙って、まずは言われたとおりにやってみる、
それに尽きるのです
理屈では、・・・です。
参考文献:村山 太一著 「なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか?」 中野 信子著 「ヒトは「いじめ」をやめられない」
【覚悟がなければ新人社員のように自分をいましめることは出来ない】
しかし、実際にこれが、出来る人は全体の5%程度、
ほとんどいません。
何故か?
まず、この年代の方は、55歳で役職定年、
60歳で会社を定年になり、
65歳までは、現役時代の3分の1程度の報酬で、
現役時代と同じ仕事をするという経験をしてきています。
現役の人よりも、たとえ会社に貢献しても、認められない、
その理由が、
『世代交代』や、『年齢の問題』
という、なんか釈然としない実力とは全く関係のない理由、制度の壁の問題で片付けられた、
苦い思い出を持っている人も多いと思います。
『だから、認められたい!』
現役で、バリバリやっていたときのように、・・・
でも、それは叶うことはありません!
新しい仕事が、すぐに出来るようになる訳はないけど、
長年、社会に貢献して、がんばってきたことを、認めて、
新卒の新人と同じような扱いはしないでほしい!
人生の先輩には、敬意を持ってほしいと思っています、
口には、絶対出しませんが!・・・
特に肩書きや、会社の傘の下で、仕事をしてきた人に、
この傾向が強く出ます!
そして、自分の実力が、会社というバックボーンをはずしたときに、
個人の実力で、起業できるほどとは思っていなくても、
サラリーマンとしては、そこそこ通用すると思っています。
また、この年代の人は、長年の経験から、仕事を覚えるための
自分の型というか、パターンを持っています。
例えば、直ぐに動いて、体で覚える方。
よく話を聴いて、自分で咀嚼し、腑に落とし、実践してみることで身につける方。
紙に書いて、マニュアルを創り、繰り返すことによって、覚える方。
先輩がやっているのを見て、真似て覚える方。
新卒の新人さんと比べたときに、この辺の覚え方が、比べ物にならないほど
はっきりしています。
そして、そのやり方でやれば新しいことも、直ぐに覚えて、
出来るようになると思っています。
それに反するように、自分が変わること、新しいことにチャレンジすることを、
恐れる、または不安に感じたり、実態以上に、
大変になると思ったりしています。
ですから、研修をしようとすると、一定数の方から、こんな反応があります。
1、研修を受けることを、拒否する。
2、やってみせ、やらせて見せてが通用しない。(全く覚えない)
3、一定レベルが、出来るようになって、その内容を、他の新メンバーに
教える形で、記憶の定着させようとすると、「教えることは、できません」と言われる。
では、どうすれば、前向きに、やっていいただけるのか?ということですが。
まずは、彼らのことを、理解しようと努力することです。
相手の、やり方、こだわり、価値観を
しっかり関係性を築きながら、こちらが、学ばせていただくという、
態度を、しっかり示すことです!
そして、出来ていないところでなく、出来ているところを、
どんな些細なことでも、しっかり認めることです、1つ1つです!!。
更に、しっかりと時間をとって、データから資料を準備して、
仕事の目的をしっかり説明し、
目的を果たすために、どこまでの事が必要で、
何ができていて、何ができていないか?、しっかり理解していただくことが必要です。
ココはすでによく出来ているので、このまま伸ばす施策をする、
うまく出来なくて、経験が足りないところは、
課題を整理し、一歩一歩課題をクリアして行くための、
ベイビーステップが何か、解りやすく、オペレーション手順書などを作成し、
見える化して、提案することが必要になるのです。
「モンスター部下にどう向きあうか?」を徹底議論
ニュースピックスの動画紹介です、興味のある方は、どうぞ!
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