1985年ワールドカップ対ニュージーランド戦
17ー145日本は、史上最大の大差で屈辱的な大敗をします。
ここから日本の快進撃への第一歩が始まっています。
先日、NHKの番組で日本ラグビーの躍進は、どこから生まれてくるのか?
その秘密を、解き明かすドキュメンタリーが放送されました。
前回ワールドカップ2015の南アフリカ戦を、
ラグビー世紀の番狂わせを演じたラグビー日本代表五郎丸・立川・廣瀬
それぞれの視点で振り返るというものです!
・孤高の天才、五郎丸選手の覚醒と、あのルーティーンがどうやって生まれたのか?
・素直で優しい天才、立川選手が守破離の破に到達するまでの葛藤!
・チームを外された、キャプテン廣瀬選手が、なぜスタッフとして残され、
そこでリーダーとして更に成長して行くまでの過程が見て取れます。
素晴らしい内容なのでアーカイブがあれば、ぜひ見ることをお勧めします!。
が、今回、私が着目したのは、その内容ではありません!

【疲労感と疲労は似て非なものそして別の場所で起きている!】
それは、わずか数秒ほどしか放送されなかった、合宿のある日の練習メニューにあります。
5:30 練習開始(筋肉・有酸素等)
7:00 スリープ(睡眠)
10:00 基礎練習
12:00 昼食
12:30 スリープ(睡眠)
14:00 練習
17:00 実践形式の練習
20:00 夕食
何と9時間30分の練習量!テーマが『ハードワーク』
というのもうなずける猛特訓です!!
でも、練習内容の中に、なにか違和感を感じるところはありませんか?
そうです、あなたも感じた違和感の先は、きっと『スリープ(睡眠)』
ではなかったでしょうか?
お昼寝はわかる!けれど、7:00にスリープ?
意味がわからないと思った人多かったと思います。
番組の中で選手も「朝5時に起きて、練習して、7時か8時にまた寝なあかん」
と仰っていました。
これがなぜ『休憩』でなく『スリープ』なのが、
4回の練習を可能にしている魔法の1つが
『スリープ』であることに間違いは無いと思います。
体への強度の過負荷は、前向きな人ほど精神を破壊してしまうといわれています。
これは、人間だけが過労死をすることでも説明出来ます。
他の動物には過労死はありません、例えばライオンが餌であるインパラを追いかけたとします。
数分追いかけたけれど、捕まらなかったとします、するとライオンは追いかけるのをやめます。
限界を超えて追うことはしません!動物は
『疲労感が意欲を上回ります』生き残りの本能です。
しかし人間だけは、この本能を超えて過労死に至ることがあります。
何故でしょうか?
それは、『疲労』と『疲労感』起きている場所感じる場所が違うここと、
脳の発達の違いで起こります。
『疲労』は、視床下部と前帯状回が疲労することにより起こり
『疲労感』は、前頭葉前頭眼窩野がこれを感じています。
しかし、前頭葉が発達しすぎた、人間たちは、疲労感というアラームを
意欲と達成感で、マスキングしてしまい、『疲労感』感じなくしてしまいます。
これが、隠れ疲労感です、これはとっても危険な状態で、過労死の原因です。

参考書籍:西野 精治著「スタンフォード式最高の睡眠」
人間の生き残りの本能は、体への過負荷に対して、強烈な『疲労感』を発揮して、
拒否反応を示します、ストレスです。
それに耐えて、無理やり根性で我慢し続けると、精神を破壊します。
中度の負荷では発生しない、うつ病からの自殺などが、軍隊などの訓練で
発生してしまうのは、この強度の過負荷がかかり続けるからです。
ストレスを勘違いしている人多いです。
酒を飲んでストレス解消すれば、すぐに体は元通りに戻る?
元通りになりません!!
特に長期に渡ってストレスで壊れたものは戻って来ない可能性が高くなります。
それは、体に現れた疲労や、倦怠感が、一時的な変化とは違い、
ストレスから来る、体の防衛本能によって生まれた酸化物質によって、
体や脳の一部が傷つけられたことによって起こるものだからです。
そこで、この『スリープ(睡眠)』は、ある目的で、使われたものと推測できます。
それはなんだと思いますか?・・・・・・
それは、『脳の疲労を回復させるための睡眠時間』です。
ラグビーのトップ選手たちの、トレーニングですから、
勿論、身体自体の『疲労』も相当なものだと思います。
強烈なコンタクトがありますから、怪我のリスクもあります。
ここからくる、体の消耗、摩耗のようなものは、防ぎようがありません!
しかし、強度の負荷トレーニングからくる、ストレスや、
チーム内の人間関係から生まれる、ストレスによる『疲労感』は、
これとは全く別のものになるのです。
自律神経は、24時間休むことなく働いています、強度の運動で、
脳が疲れてくると、ストレスホルモンが分泌されて、それが原因で
体と脳が傷むのであれば、ストレスが大きくなる前に、休んでしまえばいいのです。
それが『スリープ(睡眠)』という事になります。
『疲労感』感じなければ、脳がつくている限界を突破して
トレーニングが出来てしまいます。
勿論、メンタルコーチと、トレーナーが付ききりで、
体の方の限界を、見極めながら、トレーニングメニューを進めて行かなければなりません。
これが、限界を超える、4回のトレーニングを行える、仕組みになるのです
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