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フローラSの法則

2013-04-16 00:00:00 | 牝馬の法則
■血統構成■

馬場改修となった03年以降の過去10年。
この距離は得意のはずの父SS系は【5-7-3】と、意外に勝ち切れていない印象。複数回馬券になっているのは、フジキセキ【1-0-1】、アグネスタキオン【0-2-1】、ゼンノロブロイ【1-1-0】、ステイゴールド【1-1-0】の4頭。

父SS系以外では、ノーザンダンサー系の活躍が目につく。
父、母父合計で【1-1-1】のサドラーズウェルズ系、【2-1-0】のノーザンテースト系、【0-2-0】のヴァイスリージェント系、【0-1-1】のエリシオ(フェアリーキング系)が複数回馬券になっている。

その他では、【1-2-1】のBT系、【1-2-1】のグレイソブリン系、そして2年連続で馬券になっている【0-1-1】のデヴィルズバッグ系をマーク。

■オークスとの関連性■
過去10年で、ここで権利を獲り本番でも馬券になった馬は7頭のみで、一見、オークスでは用無しのように思えるが、ここ3年では毎年馬券になっているので無視するわけにはいかない。しかも、フローラS組はオークスと相性が悪いというイメージが植えつけられているからなのか、馬券になった馬はいずれも人気薄で馬券に絡んでいるので、マスコミの情報には惑わされずに、フローラS組は出てきたら必ず押さえておくべき。

10年1着サンテミリオン→オークス1着同着(5番人気)
10年2着アグネスワルツ→オークス2着(8番人気)
11年3着ピュアブリーゼ→オークス2着(8番人気)
12年2着アイスフォーリス→オークス3着(9番人気)

■スタミナ血統■
過去10年の1着馬の父を見てみると、昨年1着のミッドサマーフェアの父タニノギムレット以外の9頭は、自身もしくは産駒が菊花賞か春天で連対実績のある種牡馬であることがわかる。

03年1着シンコールビーの父サクラローレル…96年春天1着
04年1着メイショウオスカルの父フジキセキ…産駒のドリームパスポートが06年菊花賞2着
05年1着ディアデラノビアの父SS…菊花賞馬4頭、春天馬4頭を輩出
06年1着ヤマトオリオンの父オペラハウス…テイエムオペラオー(99年菊花賞2着、00年・01年春天連覇)、メイショウサムソン(07年春天1着)
07年1着ベッラレイアの父ナリタトップロード…99年菊花賞1着
08年1着レッドアゲートの父マンハッタンカフェ…01年菊花賞1着、02年春天1着、産駒のヒルノダムールが11年春天1着
09年1着ディアジーナの父メジロマックイーン…90年菊花賞1着、91年・92年春天連覇
10年1着サンテミリオンの父ゼンノロブロイ…04年菊花賞2着
11年1着バウンシーチューンの父ステイゴールド…98年春天2着、産駒のオルフェーヴルが11年菊花賞1着、ゴールドシップが12年菊花賞1着

また、2着、3着の父や母父全体に目を向けても、同様のことが言える。
03年2着タイムウィルテル、06年2着ブロンコーネの父、11年2着マイネルソルシエールの母父であるBTからは、ナリタブライアン(94年菊花賞1着、96年春天2着)とマヤノトップガン(95年菊花賞1着、97年春天1着)の2頭の菊花賞馬が出ている。
05年3着アスピリンスノーの父エルコンドルパサーからは、06年菊花賞1着のソングオブウインド、そして12年3着ダイワデッセーの父スペシャルウィークは自身が98年菊花賞2着、99年春天1着の実績があり、その産駒のフローテーションは08年菊花賞で2着になった。

この他にも、ジャガーメイル(10年春天1着)、トーセンジョーダン(12年春天2着)の祖父トニービンやメジロブライト(98年春天1着99年同2着)の祖父アンバーシャダイの名前が見受けられるように、スピード勝負のイメージのある芝2000mではあるが、実際には菊花賞や春天をこなせるスタミナが求められるということだ。

■出目■


■枠番■

馬場改修に伴い、内、外の有利不利は改善されたというのが、今の府中の芝2000mの定説となっているが、大外の8枠は3勝をあげているものの、1枠~4枠が6勝2着7回と連対は内枠に集中している。

■馬番■


「内枠(1枠~4枠)に入った長距離血統を持つ馬」
これがフローラSのキモ。