☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

スイートピーSの法則

2013-04-28 08:00:00 | 牝馬の法則
■血統傾向■*過去10年

2着までにオークス優先出走権が与えられるトライアルの最終戦だが、過去10年でここで権利を獲り本番で馬券になったのは、06年1着カワカミプリンセス(オークス1着)、07年2着ラブカーナ(同3着)の2頭のみで、本番には直結しないトライアル。

父SS系は、以前はなかなか勝ち切れず、過去10年では【4-7-5】だが、そのうち【4-3-2】が近4年での成績によるもの。
複数回馬券になっているのは、スペシャルウィーク【0-0-2】、フジキセキ【1-1-0】、アグネスタキオン【1-0-2】、ゼンノロブロイ【0-2-0】の4頭。

父SS系以外では、父、母父を含めてノーザンダンサー系の活躍が目につく。
なかでも【2-0-1】のフレンチデピュティと母父で【0-1-2】のサドラーズウェルズ系。

■オカルト■
過去10年で、同じ血統が2年連続して同じ着順になるというオカルト現象が4回も起きている。

<父スペシャルウィーク>
04年3着ヒシシンエイ
05年3着トップセラー

<父シンボリクリスエス×母父サドラーズウェルズ>
09年3着ニシノルーファス
10年3着ヤマニンソルファ

<父ゼンノロブロイ>
10年2着ニーマルオトメ
11年2着シシリアンブリーズ

<父アグネスタキオン>
11年3着マイネクイーン
12年3着サトノジュピター

系統ではなく、そのものズバリの同じ種牡馬の産駒というのが面白い。
09年と10年は、父も母父もまったく同じ血統構成の馬が、2年連続で3着になった。
そして、2年連続はあっても3年連続はないというのがミソ。
今年もオカルト現象が起きるのならば、昨年3着のサトノジュピターの父アグネスタキオンの3年連続はないということになる。
よって、候補は昨年の1着馬ダイワズーム(ハーツクライ×カポーティ)と2着馬ココロチラリ(エアジハード×ヘクタープロテクター)になる。

■人気■*過去10年

1番人気は【4-2-2-2】の馬券率80%で、軸としては信頼できる。馬券圏外に消えた2頭は、08年メイショウマリア(7着)と10年ロジフェローズ(14着)。前者は単勝オッズ2.8倍、後者は3.2倍と、危なっかしい1番人気だった。
今年は大混戦のようで、1番人気は4倍台なので、荒れる臭いがプンプンと漂っている。

■コース傾向■

3鞍のみの施行。
父SS系は【1-3-1】と勝ち切れていないが、母父SSが【0-1-2】なので、馬券になった9頭のうち8頭が父か母父にSSの血を持っていることになる。
また、先週は父サドラーズウェルズ系が1勝(ローエングリン)3着1回(メイショウサムソン)と活躍したが、これは道悪開催となったおかげかもしれない。
そのほかでは、2着2回の母父グレイソブリン系をマーク。いずれも父はSS系だ。

☆12ゴッドフロアー…ハーツクライ×ザフォニック
父は母父がトニービンのハーツクライで、先週の日曜日に1勝をあげている。
というのは後付で、オカルト現象を狙っただけ。

春天の法則2

2013-04-28 00:25:51 | 長距離血統の法則
ゴルシが来ても来なくても、ある程度儲かる馬券。それはゴルシを含めた人気薄とのBOX馬券。
万が一、ゴルシが飛べば三連単BOXならば、帯封に手が届く可能性は高い。
というわけで、今回は無理穴探し。

■無理穴1~人気■

1番人気が飛んだ時には、何番人気の馬が馬券に絡んでいたのか?
07年以降の過去6年の人気別成績は次のとおり。

1番人気:0-0-1-5
2番人気:2-1-1-2
3番人気:1-2-0-3
4番人気:0-2-1-3
5番人気:0-0-2-4
6番人気:0-0-0-6
7番人気:1-0-0-0
8番人気:0-0-0-6
9番人気:0-0-0-6
10以下:2-1-1-98

狙い目は2~5番人気と10番人気以下の馬。
しかし、目下の2番人気のフェノーメノは、これは養分。春天に出るなら、菊花賞にも出したはず。陣営に距離不安があった証拠では?
確かにダービー2着、AJCC、日経賞を連勝と長めの距離で結果を出しているが、淀の3200mとなれば話は別。一年経って、距離適性に幅が出るとは思えない。
というわけで、人気データからは3~5番人気と10番人気以下の馬から無理穴をほじくるべし。1番人気と2番人気が飛べば、帯封はほぼ確定だろう。

■無理穴2~前走■

かつては王道ローテだった阪神大賞典だが、近4年では11年3着のナムラクレセント1頭しか馬券になっていない。
ここ4年のトレンドは、大阪杯1着馬【2-0-1】、同3着馬【0-2-1】、日経賞1着馬【0-2-0】、同2着馬【1-0-1】と、前走大阪杯か日経賞で馬券になった馬が大半を占めている。
ただ、これに該当する馬は上位人気に押されるので、いささか破壊力に欠ける。
超ド級の穴を狙いたいのなら、大阪-ハンブルグC組だ。
05年1着スズカマンボ(13番人気)、同2着ビッグゴールド(14着)、10年3着メイショウドンタク(16番人気)と、いずれも10番人気以下で大波乱を演出した。
今年の該当馬は2頭。

☆9ユニバーサルバンク(ネオユニヴァース×ドクターデヴィアス)…大ハC11着
☆17レッドデイヴィス(アグネスタキオン×トニービン)…大ハC1着


血統的にはユニバの母父ドクターデヴィアスはクラリオン系で、96年1着、97年2着のサクラローレルの母父サンシリアンと一致するだけなので、いまいち強くは押せないが。
デイヴィスについてはタキオンには長距離のイメージはないが、母父トニービンは期待できる。
トニービンといえば、菊花賞の御用達血統の一つであるが、この春天においてもなかなかの好相性。
トニービンをはじめグレイソブリン系を持つ馬は、88年1着タマモクロス(父シービークロス)、02年2着ジャングルポケット(父トニービン)、06年2着リンカーン(母父トニービン)、10年1着ジャガーメイル(父ジャングルポケット)、12年2着トーセンジョーダン(父ジャングルポケット)の4頭が馬券になっている。ちなみに阪神開催の94年は、同系のシャルード産駒のビワハヤヒデが1着になった。
また、昨年はビートブラック(父ミスキャスト)、3着ウインバリアシオン(父ハーツクライ)と、父の母父にトニービンを内包している馬が、1着、3着になっており、09年2着のアルナスラインの父アドマイヤベガもまた母父はトニービンである。

■無理穴3~重賞実績■
G1の最高峰の春天に出走するには、当然のことながら重賞実績=獲得賞金がなければならない。
過去25年で3着以内に入った75頭中で、10年3着のメイショウドンタク以外のお74頭は重賞で連対実績があった。
そして、穴をあけているのが連対はしているものの重賞未勝利、つまり重賞の最高着順が2着の馬。

89年3着ミスターシクレノン(16番人気)…89年京都金杯、京都記念2着
91年2着ミスターアダムス(7番人気)…90年ステイヤーズS2着
98年2着ステイゴールド(4番人気)…98年ダイヤモンドS2着
00年2着ラスカルスズカ(3番人気)…00年阪神大賞典2着
05年3着アイポッパー(4番人気)…05年阪神大賞典2着
06年2着ストラタジェム(8番人気)…06年日経賞2着
07年2着エリモエクスパイア(11番人気)…07年ダイヤモンドS2着
09年1着マイネルキッツ(12番人気)…09年日経賞2着
12年1着ビートブラック(14番人気)…11年京都大賞典2着


06年以降は8番人気以下の馬が飛び込み波乱の立役者になっている。
また、89年3着のミスターシクレノン以外の8頭は、芝2400m以上の重賞で2着の実績がある。
出走馬の中で重賞最高着順が2着の馬は、デスペラード、ユニバーサルバンク、トウカイパラダイス、ムスカテールの4頭いるが、2400m以上の重賞でくくれば3頭になる。

☆3デスペラード(ネオユニバース×トニービン)…13年阪神大賞典2着
☆16トウカイパラダイス(ゴールドアリュール×マルゼンスキー)…12年目黒記念2着
☆18ムスカテール(マヤノトップガン×SS)…12年アルゼンチン共和国杯2着、13年日経新春杯2着


血統傾向的には、デスペは父はダメだが、母父トニービンは上述のようにOK。
トウパラは父はダートで活躍する産駒ばかりが目立っているものの、母父マルゼンスキーが属するニジンスキー系は、春天とは相性が好い。
90年1着スーパークリーク(父ノーアテンション)、91年2着ミスターアダムス(父ノーアテンション)、98年1着、99年2着メジロライアン(母父マルゼンスキー)、99年1着スペシャルウィーク(母父マルゼンスキー)、04年3着シルクフェイマス(母父カーリアン)、11年1着ヒルノダムール(母父カーリアン)の6頭が馬券になっている。
ムスカの父マヤノトップガンは97年の春天馬で、96年の菊花賞も制しており、長距離適性は抜群。
トップガン以外で馬券になったのは、父BTの血を持つ馬は、95年2着ナリタブライアン(父BT)、05年ビッグゴールド(父BT)、そして昨年の優勝馬ビートブラック(母父BT)の3頭。

■買ってはいけない■
名牝エアグルーヴが4月23日に天に召された。合掌。
それもあってか、産駒のフォゲッタブルに応援馬券あるいはオカルト馬券が入りそう。
フォゲの父ダンスインザダークと母父トニービンは、ともに菊花賞の御用達血統として有名。
しかし、トニービンはいいとしてもダンス産駒は何故だか菊花賞より200m伸びただけの春天は大不振。
ダンス産駒の芝3000m以上の通算成績は、【12-8-7-35/62】で、菊花賞、ダイヤモンドS、ステイヤーズS各3勝、万葉S2勝、阪神大賞典1勝をあげているが、春天では【0-0-1-8】と、馬券になったのは03年3着のダイタクバートラムのみ。
勝てば、天国の母に捧げる春天初勝利に加え、芝3000m以上の平地レースをコンプリートとなり、それはそれでドラマにはなる。
だが、決して情にほだされて手を出してはいけない。

■買わなきゃいけない■
今回で8回目の春天出走となるトリックじいさん。
芝3000m以上の成績は、オーストラリアのメルボルンCを含めると【5-3-4-32/44】で、春天は【0-0-1-6】。
フォゲと同様にこちらも、勝てば春天初勝利プラス古馬3000m以上重賞コンプリートの偉業達成となる。
齢11歳となったトリックじいさん。お守り代わりに一票。

■外国馬診断■
最後に唯一の外国馬で、はるばるイギリスからやって来たレッドカドーの血統診断を。
父はカドジェネルーという舌を噛みそうな名前。系統はハイペリオン系で、春天では88年1着タマモクロス(母父シャトーゲイ)、90年1着スーパークリーク(母父インターメゾ)、93年メジロパーマー(母父ゲイメセン)、99年セイウンスカイ(父シェリフズスター)の4頭が馬券になっているが、いささか古過ぎるか。
母父はネアルコで、ノーザンダンサーの源流になる。【訂正】母父はヌレイエフ系のパントレセレブレでした。失礼しました。
12年のJCに出走し8着だったことだし、まあ、要らないでしょ。
でも、そういえば「鉄の女」サッチャー元英国首相が、4月8日にお亡くなりになられた。合掌。
何かとイギリスとは縁のある皇室だけに、ひょっとしたら…

というわけで、無理穴5頭にトリックじいさんとゴルシを加えた7頭をグリグリと。チャリンとね。

春天の法則

2013-04-28 00:00:00 | 長距離血統の法則
ゴールドシップを買うのか買わないのか?買うならどういう馬券を組むのか?
当たり前だが、今年の春天の一番のキモはゴルシの取り扱い。
昨年、圧倒的1番人気で11着に惨敗したオルフェーヴルと同じ血統構成のゴルシだけに、今年も一波乱あっても驚けない。
というわけで、今年はゴルシの重箱の隅をつっついてみる。

■重箱の隅1~血統傾向■*過去25年

SS産駒が初めて春天に出走したのは95年のサマーサスピション。結果は8番人気で14着。
以降、過去18年で父SS系は何頭出走したかは知らないが【6-4-9】。さすがのスーパーサイアー軍団でも、淀の二度の坂超えが待ち受ける3200mという超特殊な舞台設定では、勝手が違うということだ。

みなさんご存じのとおり、ゴルシの父ステイゴールドは98年メジライアンの2着で、母父メジロマックイーンは91年、92年を連覇し、93年は2着。
また、ステイの母父ディクタスは、ファイントップ系に属するのだが、そのディクタスの仔サッカーボーイ産駒からは、00年~02年に3年連続3着になったナリタトップロード、「ミラクルおじさん」が一躍有名になった03年1着のヒシミラクル、04年3着のアイポッパーの3頭が出ており、09年1着、10年2着のマイネルキッツの母父もまたサッカーボーイと、春天とは相性が好い。
母父のマックが属するパーソロン系もまた然り。
オルフェの全兄のドーリームジャーニーは09年3着で、11年3着のナムラクレセントの母父サクラショウリもパーソロン系と、血統構成的には文句のつけようがない。

これだけ血統傾向にマッチしており、根拠として強調できるならば、即買いとなるのだが、ターゲットが穴馬の場合。断トツの1番人気のゴルシ相手では、それが重箱の隅になる。
トップロードの3年連続3着やドリジャニ3着、ナムラクレセント3着、オルフェ11着惨敗と、パーソロンの血を持つ馬は、春天とは相性は好いが、勝ち切れない血統ではないのか?という仮説を立てることもできる。古い話になるが、マックが連覇を達成した92年ではパーソロン系シンボリルドルフ産駒のトウカイテイオーが1番人気を裏切り5着に敗れている。また、ステイが2着に敗けたのも母父のディクタスの影響なのかもしれない。まこと言葉というものは便利なものである・

■重箱の隅2~1番人気■*過去25年

「現役最強馬決定戦」のサブタイトルの影響もあってか、春天というと1番人気鉄板のイメージがあるのだが―
過去25年で、1番人気は【8-3-4-10】で勝率32%、馬券率60%と及第点は与えられるが、とてもじゃないが鉄板級の信頼度はない。
直近で1番人気が勝ったのは06年のディープインパクトが最後で、目下6連敗中。それどころか3着までに広げてみても、馬券になったのは08年3着のアサクサキングス1頭のみという体たらく。

■重箱の隅3~前走■*過去25年

本番前の一叩きの阪神大賞典を余裕の完勝だったゴールドシップ。これで準備万端、あとは本番を待つばかり。
阪神大賞典→春天は、王道ローテだったのは一昔前の話。
確かに88年~00年の間は阪神大賞典→春天を連勝した馬は、88年タマモクロス、91年・92年メジロマックイーン、97年マヤノトップガン、98年メジロブライト、99年スペシャルウィーク、00年テイエムオペラオーがいるが、01年以降では06年ディープインパクトと08年アドマイヤジュピタの2頭しかおらず、馬券対象の3着まで広げても11年のナムラクレセント1頭のみ。

春天制覇へ向けて視界良好のゴールドシップだが、競馬に「絶対」は絶対にないことを忘れてはいけない。
それでもゴルシを買いますか?
まあ、ゴルシを切っても馬券が当たらなければ意味ないんだけどね。