◆血統傾向◆
過去11年で父SS系は【6-4-10】と、勝ち切れないとは言わないが、3着が10回もあることに目がいってしまう。
マーベラスサンデーとアドマイヤベガが複数回馬券になっているが、これはネヴァブションとトウショウシロッコのリピーターによるもの。
その2頭以外にも、ユキノサンロイヤルとエアシェイデイの2頭のリピーターがいるように、中山芝2200mというおにぎり型をした変則コースを得意とする馬が活躍する傾向にある。
SS系以外では、リピーター込でリファール系【2-1-2】、ニジンスキー系【1-3-0】、ノーザンテースト【2-2-0】のノーザンダンサー系。ナスルーラ系ではネヴァーベンド系【3-0-2】、グレイソブリン系【2-1-0】の二系統。
また、グレイソブリン系は見た目は3頭しか馬券になっていないが、リピーターのトウショウシロッコと08年3着のブラックアルタイルの父アドマイヤベガ、そして昨年3着のアドマイヤラクティの父ハーツクライの母父はどちらもトニービン。字面だけではなく、トニービンの血を内包している馬も相性が好いことを付け加えておく。
◆人気◆
過去11年で1番人気は【4-0-7】の「ピンロク」スタイルで、とてもじゃないがアテにはできない。それならば【3-3-2-3】で馬券率73%の2番人気を軸にした方が賢明。
勝ち馬すべては5番人気以内から出ていて【11-8-7-29】と、堅い決着が多いことが伺える。6番~9番人気は【0-3-4-37】、10番人気以下は【0-0-0-34】と一度も馬券になったことがない。無理穴狙いはやめた方がよさそうだ。
◆出目◆
◆枠番◆
1枠~4枠:4-4-5-39/52
5枠~8枠:7-7-6-61/81
外枠が有利の傾向だが、ここ5年で4勝をマークしている3枠は要注意。
◆馬番◆
枠番では外枠有利の傾向が出ているが、馬番でみると内目が優勢。これは、少頭数で行なわれるケースが多いため。
◆コース傾向◆
先週までで3鞍が施行。
父SS系が【2-2-1】で、父ロベルト系が【1-1-2】と、ヘイルトゥーリーズン一族が独占している。複数回馬券になっているのはシンボリクリスエス【0-1-1】。
◆重賞実績◆
過去11年で3着以内に入った33頭のうち、重賞で5着以内に入ったことのない馬が馬券になったのは、08年3着のブラックアルタイル1頭のみ。同馬は前走で1600万下を勝ちぬけたばかりで、いきなりの重賞初挑戦だった。
重賞5着以内なら何でもいいのかというと、そうはいかない。過去11年の勝ち馬のうち9頭に重賞勝利実績があるように、格がモノを言う別定のG2を舐めてはいけない。重賞未勝利で勝ったのは、07年マツリダゴッホと08年エアシェイデイの2頭のみ。
<登録馬中の重賞勝利実績のある馬>
ケイアイチョウサン…13年ラジオNIKKEI賞(G3)
コスモファントム…11年中日新聞杯(G3)他
サダムパテック…12年マイルCS(G1)他
ダノンバラード…13年AJCC(G2)他
トゥザグローリー…12年日経新春杯(G2)他
フェイムゲーム…13年京成杯(G3)
フラガラッハ…12年・13年中京記念(G3)
ヴェルデグリーン…13年オールカマー(G2)
◎はこの中から。とはいっても、結構いるもんだなあ。