@063【仕事を産むミス】
仕事をしていたときの話である。
上司から職場を紹介する冊子に、訂正のシールを貼る仕事を頼まれた。
上司はその冊子の編集を頼まれたらしい。忙しい中の一つの仕事だったのだろう。
出来上がった冊子にミスが見つかった。その訂正のためのシールを貼ることになった。単純作業なのだが、「チェックをしっかりしていれば、生まれなかった仕事なのにな」と思った。
誰もミスをしようと仕事をしない。でもミスが生まれることもある。だからチェックが必要なのだ。
そのチェックを作った本人がすると、無意識に「ミスはない」と思いながら、チェックをすることになる。だから、ミスを見落としてしまうかも知れない。
作った人とチェックする人が別人であることが理想である。チェックを見つけたら褒美が貰えるとすれば、目を皿のようにしてチェックするだろう。
もし作った本人がチェックする場合は、他人が作ったものをチェックしているようなつもりになることが必要かも。
不必要な仕事を産むようなミスを極力しない工夫が必要である。
(2021/12/12)