先週の土曜日。新大久保のイシモリ楽器主催のサックスクリニックに行ってきた。
タイトルは、「川嶋哲郎のサックス奏法研究会」第一回マウスピース&リード編とうもので、どんなのか興味津々~。
つい告知のHPを見て、思わず予約、、。楽器持参も良しということですぐに申し込んで、勇んで行ってきたー。(笑)
もちろん顧問というか、講師の川嶋哲郎さんとは初対面。
噂ではかなり凄腕と聞いていたので、わくわくドキドキ~!だった。
そして、実際のクリニックでは、お客さん全員参加形の集団個人レッスンという雰囲気で、終始、ゆるい感じで進められてとても楽しかった。
前半は、楽器持参者の質問に答えながらも、他の参加者の質問に対して応答する形で、とくかく質問が多い。
それらをひとつづつ丁寧に細やかに答えている川嶋さんの真摯な態度に終始感銘を受けたのは私だけではないはず、。
とにかく真面目に答えていて、思わず、私も普段から気になっていたことを質問してみたりした。
それから自分も楽器を持参したので、ステージに立ち、質問。
調子が悪いとき、リードのせいなのか、それとも自分の体調のせいなのか分からないとか、あと、葦のリードとプラリードの違いとか、すでに当たり前?と思うような愚問でも、しっかりと答えを見出していたのはさすが、、、って、単に私の質問の言い方が悪くてほんと申し訳なかった気持ち。(汗)
とにかくサックスの基礎的な吹き方とか、どうしたらこういう音になるかとか、とにかく分かりやすい言葉と音で表現していて凄いなと思った。
私も普段からのアルトのレッスンで、サックスの基礎的な奏法については、日々細かく教えて貰っているので、大体のことは理解しているつもりだった。
でも川嶋さんの教え方の表現力は、自分の先生とはまた違って新鮮だった。
そして点と点が線で結ぶかのように、今回のクリニックで奏法に関して、何が正しいか、ちょっとヒントを貰った気がした。
で、クリニックの後半は、マウスピースとリードというセッティングだけで、出したい音が出せるか実験のコーナー。
具体的には有名サックス奏者のCDの音を聴いて、同じ音が出せるセッティングを探す、、、というコンセプトらしいけど、これはプロでも大変だと思ったりした。
それで、私個人としては、テナーの奏者よりもアルト奏者の方が気になっていたけど、ご本人がテナー奏者なので、テナーのプレイヤーが多かったのは仕方ないところ。
それでもパーカーの音を再現しようとした試み、思わず拍手!
たしかに似ていたけど、凄く吹き苦しいセッティングというは話だったので、あまりそこだけは参考にならなかった。
なぜなら噂で聞いた話だど、パーカーは、苦しくは吹いていなかったらしいし、。
そんなことより、このクリニックの一番のメインは、やっぱりサックスの基礎的な奏法の解説と研究するための心構えを付ける、、、ということでないかと勝手に理解した。
そしてクリニックの最後は、デモ演奏。
まずは、ソロで一曲「マイワン」って、やっぱテナーでソロ吹くならこの曲かもしれない。そしてゲストのドラマーの方と2曲、まずは「アナザーユー」で、イントロでやたらとエンディングで吹くフレーズを連発!(うーん、この手があったかー。笑)
そして最後は、今の目標であり、プロの凄技を見せるといったらこの曲!「ジャイアントステップス」を、、。
この曲はコルトレーンの代名詞な曲だし、憧れのサックスプレイヤーの音川さんも頻繁に吹くので聴くのは慣れていたけど、うーん、川嶋さんのテナー演奏は、音川さんとはちょっと違っていて凄く色っぽかった。(思わず一目惚れした瞬間?!笑)
私も新たにジャズのアドリブレッスンを受け始めたのも、実はこの曲を吹きたくて始めたわけで、、。(レッスンでは、先生に吹けるようになるのに数年掛かるって言われたけど。爆)
あと、ご一緒したドラマーの方がまた凄くカッコ良くて、、。
やっぱ自分もドラムを長年叩いてきたので、(さらに席がドラムの真正面!笑)、、、だったので、最後はドラムばっかり観ていた。
とにかく大柄なのに小技の利いたスティックさばきで、なによりも鉄壁のリズム感、、、思わず、最初にドラムを教えて貰ったドラムの師匠を思い出してしまった。うーん。
もちろん川嶋さんのアドリブもめっちゃカッコ良かった。
で、吹いている姿を観ていて、、、思わず、ある人とオーバーラップ!してしまい、、、この人は私の求めている人だと直感で分かった。(おぃ!爆)
、、、ということで、すっかりファンに。(笑)
それにしても川嶋さんの教えって、凄く自分の師匠の教えに似ていて、言葉的な表現は違うにしても、本音みたいなものが同じだと感じた。
だとしたら、自分は今までどんなに恵まれてレッスンを受けてきたのだろうと思ったし、これからも受け入れる立場としてどんな心構えでいないといけないか考えさせられてしまった。
ちなみにクリニックでは、自分の出番になって、何か吹いてみて、、、といわれて、思わず、、、また、「枯葉」を吹いた。(おぃー。爆)
実は、お客さんのたくさんいるクリニックで吹くのは、今回が2度目。一度目は、数年前の大楽器祭というイベントで、講師は、あのマルタさんだった。一般参加者という名目でノコノコとアルト持参。「なにか吹いて、。」といわれたので、唯一、覚えていたテーマが、「枯葉」だった。
その時、マルタさんのアドバイスは、こんなに広い会場なんだから、、、「もっと大きな音で吹け!」(笑)
そして、今回。クリニックというのをすっかり忘れてしまい、、、なんとなくいつものセッションのつもりになって、「枯葉」をリクエストして、、。(笑)
そしたら川嶋さんが、「じゃ、ピアノ弾こうかな~。」(って、えっ、一瞬、焦る。汗)
なぜなら自分はこんなに下手っぴなのに、川嶋さんのピアノ伴奏で吹くなんて100年早いー!って、ファンに激怒されそうだし、、。(汗)
、、、と、気付けば、テーマ1コーラス、吹いてやめようと思ったら、つい、1コーラスアドリブを吹いてしまい、、。(滝汗)
それでも吹いている間、ピアノの方に目をやると、川嶋さんがずっとこっちを見てくれていて、、、思わず見つめ合ってしまい、、。(もしかしたら、この瞬間、何かがあったのかも??笑)
と、アドバイスでは、普段、レッスンでいわれているとまった同じだった。
「もっとお腹の支えで息を出して吹くこと。」
あとは、パーカーのアンブシュアは、下唇を巻き気味にして吹いているから真似てみては、、、とか。
とにかくタメになる凄く内容の濃いクリニックだった。
キーワードは、「根性」と「固めのリード」。
(これについては後ほど。笑)
、、、ということで、これから自分でのもう一度、クリニックで教えてもらったことを思い出しながら、家でいろいろと練習してみようと思った。
つづく。
タイトルは、「川嶋哲郎のサックス奏法研究会」第一回マウスピース&リード編とうもので、どんなのか興味津々~。
つい告知のHPを見て、思わず予約、、。楽器持参も良しということですぐに申し込んで、勇んで行ってきたー。(笑)
もちろん顧問というか、講師の川嶋哲郎さんとは初対面。
噂ではかなり凄腕と聞いていたので、わくわくドキドキ~!だった。
そして、実際のクリニックでは、お客さん全員参加形の集団個人レッスンという雰囲気で、終始、ゆるい感じで進められてとても楽しかった。
前半は、楽器持参者の質問に答えながらも、他の参加者の質問に対して応答する形で、とくかく質問が多い。
それらをひとつづつ丁寧に細やかに答えている川嶋さんの真摯な態度に終始感銘を受けたのは私だけではないはず、。
とにかく真面目に答えていて、思わず、私も普段から気になっていたことを質問してみたりした。
それから自分も楽器を持参したので、ステージに立ち、質問。
調子が悪いとき、リードのせいなのか、それとも自分の体調のせいなのか分からないとか、あと、葦のリードとプラリードの違いとか、すでに当たり前?と思うような愚問でも、しっかりと答えを見出していたのはさすが、、、って、単に私の質問の言い方が悪くてほんと申し訳なかった気持ち。(汗)
とにかくサックスの基礎的な吹き方とか、どうしたらこういう音になるかとか、とにかく分かりやすい言葉と音で表現していて凄いなと思った。
私も普段からのアルトのレッスンで、サックスの基礎的な奏法については、日々細かく教えて貰っているので、大体のことは理解しているつもりだった。
でも川嶋さんの教え方の表現力は、自分の先生とはまた違って新鮮だった。
そして点と点が線で結ぶかのように、今回のクリニックで奏法に関して、何が正しいか、ちょっとヒントを貰った気がした。
で、クリニックの後半は、マウスピースとリードというセッティングだけで、出したい音が出せるか実験のコーナー。
具体的には有名サックス奏者のCDの音を聴いて、同じ音が出せるセッティングを探す、、、というコンセプトらしいけど、これはプロでも大変だと思ったりした。
それで、私個人としては、テナーの奏者よりもアルト奏者の方が気になっていたけど、ご本人がテナー奏者なので、テナーのプレイヤーが多かったのは仕方ないところ。
それでもパーカーの音を再現しようとした試み、思わず拍手!
たしかに似ていたけど、凄く吹き苦しいセッティングというは話だったので、あまりそこだけは参考にならなかった。
なぜなら噂で聞いた話だど、パーカーは、苦しくは吹いていなかったらしいし、。
そんなことより、このクリニックの一番のメインは、やっぱりサックスの基礎的な奏法の解説と研究するための心構えを付ける、、、ということでないかと勝手に理解した。
そしてクリニックの最後は、デモ演奏。
まずは、ソロで一曲「マイワン」って、やっぱテナーでソロ吹くならこの曲かもしれない。そしてゲストのドラマーの方と2曲、まずは「アナザーユー」で、イントロでやたらとエンディングで吹くフレーズを連発!(うーん、この手があったかー。笑)
そして最後は、今の目標であり、プロの凄技を見せるといったらこの曲!「ジャイアントステップス」を、、。
この曲はコルトレーンの代名詞な曲だし、憧れのサックスプレイヤーの音川さんも頻繁に吹くので聴くのは慣れていたけど、うーん、川嶋さんのテナー演奏は、音川さんとはちょっと違っていて凄く色っぽかった。(思わず一目惚れした瞬間?!笑)
私も新たにジャズのアドリブレッスンを受け始めたのも、実はこの曲を吹きたくて始めたわけで、、。(レッスンでは、先生に吹けるようになるのに数年掛かるって言われたけど。爆)
あと、ご一緒したドラマーの方がまた凄くカッコ良くて、、。
やっぱ自分もドラムを長年叩いてきたので、(さらに席がドラムの真正面!笑)、、、だったので、最後はドラムばっかり観ていた。
とにかく大柄なのに小技の利いたスティックさばきで、なによりも鉄壁のリズム感、、、思わず、最初にドラムを教えて貰ったドラムの師匠を思い出してしまった。うーん。
もちろん川嶋さんのアドリブもめっちゃカッコ良かった。
で、吹いている姿を観ていて、、、思わず、ある人とオーバーラップ!してしまい、、、この人は私の求めている人だと直感で分かった。(おぃ!爆)
、、、ということで、すっかりファンに。(笑)
それにしても川嶋さんの教えって、凄く自分の師匠の教えに似ていて、言葉的な表現は違うにしても、本音みたいなものが同じだと感じた。
だとしたら、自分は今までどんなに恵まれてレッスンを受けてきたのだろうと思ったし、これからも受け入れる立場としてどんな心構えでいないといけないか考えさせられてしまった。
ちなみにクリニックでは、自分の出番になって、何か吹いてみて、、、といわれて、思わず、、、また、「枯葉」を吹いた。(おぃー。爆)
実は、お客さんのたくさんいるクリニックで吹くのは、今回が2度目。一度目は、数年前の大楽器祭というイベントで、講師は、あのマルタさんだった。一般参加者という名目でノコノコとアルト持参。「なにか吹いて、。」といわれたので、唯一、覚えていたテーマが、「枯葉」だった。
その時、マルタさんのアドバイスは、こんなに広い会場なんだから、、、「もっと大きな音で吹け!」(笑)
そして、今回。クリニックというのをすっかり忘れてしまい、、、なんとなくいつものセッションのつもりになって、「枯葉」をリクエストして、、。(笑)
そしたら川嶋さんが、「じゃ、ピアノ弾こうかな~。」(って、えっ、一瞬、焦る。汗)
なぜなら自分はこんなに下手っぴなのに、川嶋さんのピアノ伴奏で吹くなんて100年早いー!って、ファンに激怒されそうだし、、。(汗)
、、、と、気付けば、テーマ1コーラス、吹いてやめようと思ったら、つい、1コーラスアドリブを吹いてしまい、、。(滝汗)
それでも吹いている間、ピアノの方に目をやると、川嶋さんがずっとこっちを見てくれていて、、、思わず見つめ合ってしまい、、。(もしかしたら、この瞬間、何かがあったのかも??笑)
と、アドバイスでは、普段、レッスンでいわれているとまった同じだった。
「もっとお腹の支えで息を出して吹くこと。」
あとは、パーカーのアンブシュアは、下唇を巻き気味にして吹いているから真似てみては、、、とか。
とにかくタメになる凄く内容の濃いクリニックだった。
キーワードは、「根性」と「固めのリード」。
(これについては後ほど。笑)
、、、ということで、これから自分でのもう一度、クリニックで教えてもらったことを思い出しながら、家でいろいろと練習してみようと思った。
つづく。