ふと思うのは、ラリーグラハムの「POW」って、スラップベーステクニックの氷山の一角みたいな気が、、。
なにしろスラップの基礎テクニックがおせち料理みたいに少しづつ入っていて、それらのテクニックをマスターするために、いちいちひとつづつ練習しなければいけない。氷山の一角というか見えている部分がそう見えるだけで、実際はほんといろんなテクニックの要素が含まれているような。
そんな気がした。
で、とりあえずスラップ(どちらかというとチョッパーって呼び名も好きだけど。笑)のテクニックって、右手の親指のサムピングと人差し指のプルくらいしか知らなかった。(汗)
最近、よくよく教則本とか読んでみると、ひとつのフレーズを弾くのにえらくたくさんのテクニックがあると知った。
たとえば左手のプリング、ハウマリングやグリッサンドとかギターと共通したモノや、叩いて音出したり、ミュートしたり。右手も人差し指以外でのプルとか、手でのミュートとか、それらを合わせ技で使うとか。どうりで弾いている人を見ていても分からないはず。
というのも、ベースに限らず、たとえばサックスや管楽器も見た目って大切だけど、それだけを見て、どう音が出ているなんて実は分からないことが多い。たしかに指の動きとかは見えるけど、似たような指の動きでもまるで違うキーを押さえているのがサックスだから。
で、ベースも目で見てわかるのは、指の大まかな動きだけど実際にどう指がフレットに対して機能しているのかわかるのは難しい感じがした。実際に弾けるフレーズなら人が弾いているのもわかるかもしれないけど、まったく弾けないフレーズだと見ただけではよくわからない。
結局、音聴いたり、人に聞いたり、教本で調べたり、いろんな角度で調べて、内情が分かったところで初めて実地練習へ。
そして、ふと思う。
「手が思うように動かない。」
それは譜面みてわかっても、歌ってみても、頭で理解しても、結局、手が(体が、)自然に動くまで反復練習するしかない。
と、それが練習の正体のような気がした。
そして、そして現実へ。
ベース教室でスラップ(POW)を習い始めて約2ヶ月あまり。
家では結局、スラップの教則本とにらめっこ。(笑)
一番難しいテクニックは実はサムピングのような気がしていたり。
もちろん左手のミュート、、、ムズいー。
どうしよう。
弾けるようになるのだろうか。