キャットてぃるのサックス遊戯+ベース

42歳から始めたジャズプレイヤーへの道のり

なぜ「ARIA SWB-LITE2 」を買ったのか?その1

2017年02月14日 10時08分45秒 | EUB奮闘記
憧れだったアップライトベースを買ってから約3週間が経ちましたー。
本人としては満足!



ただ、このブログを読んでいる人の中には、「なんでこんなの買ったの?」と、思う方もいるかもしれない。

たぶん、自分でも他人の記事だったらそう思うかもしれない。
なので、ちょっとだけ、「ここに至るいきさつだけ、」メモしたいと。

今のベースレッスンを受け始めたのが、約、一年半前。
当初は、ずっと家で温めていた5弦アクティブベースしか持っていなかったので、それでレッスンを受けた。
で、レッスンを受ける目的は、ずばり「ハードロックバンドでベースを弾くこと。」だった。
その為に必要なスキルを習うのが目的で、「とりあえずハードロックが弾ければいいや。」くらいにしか考えていなかった。そして実際のレッスンでは、初対面にも関わらず先生ノリノリ~!で、某有名なハードロックのリフとか教えてもらったりした。もちろん教室なので、基礎のメジャースケールやペンタトニックやブルーススケールも教えてもらったけど、その他に見慣れないエチュードの譜面があって、それがコントラバス教則本「シマンドル」のコピーだった。

レッスン当初、自分は体格も小柄(見ればわかるじゃん!笑)で、手も小さいので、「ベースのフレットに対して指が届かないのではないか?」という不安があった。
その相談に対し、先生が提案したのが、コントラバス(ウッドベース)の運指方法だった。
エレキベースの定説である、1フレット一つの指ではなく3フレットで4本の指を使うもので、左手で全部押さえても3フレット分しかない。なんとなく不便に感じた運指だったけど、実際にやってみたら以外にも手がスムーズに動いて弾き易かった記憶が、、。
、、って、もともと手が極小なのでロングスケールのエレキベースだと1フレットから4フレットまで指は届かない。以前だったらここで諦めたかかもしれなけど、そこは先生、「別に律儀にフレットに対して指を置かなくてもいいんじゃね?」とアドバイスしてくれたので、。
そんな感じで始ったレッスンだった。

時は流れ、約8ヶ月くらい経った頃、「憧れのスラップを習って、」って、この話は長くなるので、割愛。

そして、さらに数か月が過ぎ。

昨年の夏。
習っている先生がジャズのライブに出演するというので、ライブのあるお店に観に行った。
そしてそのライブはスタンダードジャズで、さらに最後にセッションも付いているという。
この頃、あまりジャズのセッションに行っていなかったので、なんとなく参加したいようなしたくないような、、。
で、結局、サックスやフルートだと荷物が多くなるという理由(おぃ!)で、昔取った杵ずかでドラムで参加することにした。もちろんライブ後のセッション参加は(お客さんの場合、)一人一曲か2曲。そして、最後にドラムで参加したのだけど、その時の演奏メンバーにベースの先生もいて、一緒に共演できたことが凄く嬉しくて楽しかった。
それから帰り際、ベースの先生に話しかけている人がいて、それに対し先生が、「この人(自分です。)はベースの生徒だけど、まだジャズは教えていないので、今日はドラム叩いてます。」みたいなこと言っていた。(って、ドラムを過去にやっていたことは先生に申請済みなので。笑)

で、その会話を聞いていて、自分は思った。

「ジャズのベースもやりたい。」

実をいうとジャズのベースは難しくて自分は無理だと思っていた。
アルトサックスやソプラノサックス、フルートで散々ジャズを勉強してきたけど、やればやるほどベースって遠い存在になっていた。
ただ、「もしかして両手さえ動けば弾ける?」という一筋の希望があったのも事実。、、というのも、過去にドラムでジャズのリズムの基本を習得、さらにアルトサックスでジャズ理論の基礎も習得。一応、譜面も読めるし、ジャズセオリーも分かるので、「もしかしてベースも習えばなんとかなるのでは?」と。

とはいっても、、ヘ音記号の譜面は読めない。
でもドラムのリズム譜もアルトサックスのト音記号の譜面も、どれも何十年も楽器を練習しながら覚えた。ならベースも練習しながら覚えればいいのではないか。

そう思い、秋にはジャズのレッスンがスタートした。
がしかし、ここで問題が。

それは、、、やっぱりロングスケールのベースは手が疲れるー。
ベースの調整は先生が完璧にしてくれるので、弦高は低く押さえやすい。でも、フレットの幅がありすぎて手を移動するのに結構労力がいるので、左手に負担が掛からないショートスケールのベースが欲しくなった。そんな折、ネットで見かけたジャズベースそっくりの小さなベース。コンパクトベース!すっごく小さいのにベースっぽい雰囲気があって、、、って、実はずっと前にどっかのジャズのセッションで小さいベースで弾いている人をみたことがあって、、。「もしかして小さいベースでもジャズが弾けるのでは?」と思ってしまった。
で、そんな話をベースレッスンでしたら、先生が所有しているミニベースを見せてくれて、、、さらに弾いてみたら凄く手にフットして弾き易かった。

その後、ハードロックバンドのリハで秋葉原の楽器屋さんに行くことがあり、そこでその小さなベースを見たら無償に欲しくなり、そのまま購入ー。(おぃ!)
もちろん試奏したけど、音はちゃんとベースの音もしたし大丈夫だと思った。
そのあとについては、このブログにも書いてあるけど。

もともとこの小さいベースはジャズ用として購入した。
スケールがベリーショートなので、なにもコントラバス用の運指をしなくても指が1フレットから4フレットまで届く。でも実際は、やっぱジャズに憧れているせいか運指はそのままで。
で、ベースはスケールが短くて、さらに弦のテンションも弱いので弾くのにほとんど力もいらず、本当に楽に弾けるベースだった。逆に両手とも力を入れてしまうと、弦が過剰に反応してしまうので注意が必要。おかげで脱力の方法もわかり一石二鳥!
よくわからない説明だけど、、、要は自分にとっては弾き易い。

おかげでジャズのベースラインもなんの苦もなく弾けるので楽しい。

と、そこで素朴な疑問。

スケールの違いは手に影響があるのか?

ロングスケールとベリーショートスケールのベースを弾いてみて、どちらかが弾けなくなる可能性はないのだろうか?

と、いう疑問もあるにはあったけど、実際に弾いてみると、そんなの関係ない!
要は練習時間の問題であり、弾いている時間が長いほど手が馴染んで弾き易くなる。
あと、(ここはレッスンで先生も仰っていたけど、)手の動かす動作は、どんなベースでも同じメカニズムの回路で動くようになる。つまりベースのスケールの違いはあっても、運指のメカニズムは変わらない。ロングスケールで「ドミソ」が弾ければ、ベリーショートスケールでも同じく「ドミソ」はすぐに弾ける。そんな運指は楽器にあまり関係なかった。

そしてジャズのレッスンを受けて、ジャズのスタンダード曲をミニベースで練習しているうちに出音が気になるようになっていった。どんなにアンプのセッティングを変えても、出てくる音は軽いエレキベースの音。常にCDとかでジャズのウッドベースの音色を確認しつつ、自分のベースの音色と聞きくらべしていたけど、、、やっぱり音が違うなー。(って、当たり前!)

と、ここでひとつ気付いた。

「あのウッドベースの音色って、もしかしてネックを縦にしてピッキングしている音じゃないのか?」

それで、試しに家にあったエレキを椅子に乗せて立てて弾いてみた。
そしたら、少しだけ違った音になった。

そうなったら縦に構えるベースが欲しくなった。

けど、ここで大きな不安が立ちはだかるー。

それはアップライトはスケールがエレキよりも長い。
つまり、さすがに左手が届かないのではないか!?
エレキのロングスケールでもやっとなのに。

そう思いつつ、数か月が経過~。

それでもジャズベースの音色に憧れは強まるばかりだったので、昨年の年末、遂にレッスンで先生に相談っ!!
実際に先生のアップライトを弾かしてもらい、左手のリーチを計った。
そしたらギリギリで大丈夫だと分かり、、。
そのまま購入の話になった。

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