旧黒澤家 群馬・多野郡上野村楢原200-9
江戸時代から続いた「大庄屋」を務めた住宅は、18世紀中頃の
建築と言われます。大庄屋としての特徴を残していることから
「国の重要文化財」に指定されています。
玄関は、代官を迎えるための「式台」、村人の出入りする
「村玄関」、日常使う「大戸口」の3ヶ所あります。
客座敷は4部屋、囲炉裏の部屋は31.5畳の広さがあります。
間口22メートル、奥行き16メートル、「上段の間」「中段の間」
「中の間」「休憩の間」と4部屋が残されています。
(上野村資料より)
軒下には、大きな蜂の巣がありました。
現在、屋根の葺き替え中でした。板屋根は、雨に強いといわれます。
栗の木を縦約30センチ、厚さ6ミリにそろえて、板状にして軒先から
上部に1枚ずつ重ねていく、その上に板が風で飛ばないように石を置く。
550平方メートルの家は、石が3400個、板は約9万枚使用されると推定
されます。(村・教委資料より)
残念ながら工事のため、入館できませんでした。7月17日まで休館。