旧本間家本邸 山形・酒田市2番町12-13
本間家3代、光丘が幕府の巡見使一行を迎えるための本陣宿として、明和5年(1768)に新築した庄内藩主、酒井家に献上した2千石格式の長屋門構えの武家屋敷です。長屋門は、藩主や菩提寺の住職など偉い人しか出入りができません。
巡見使一行が、江戸に戻ると屋敷を酒井家から拝領し、商家造りの方で昭和20年まで住んでいました。桟瓦葺き平屋書院造りで、武家屋敷と商家造りが一体となっている建築様式は、全国的にも珍しいといわれています。樹齢400年とも言われる「臥龍の松」は長い歴史を見つめて来ました。
薬医門は、家族や近所の親しい人たちが使う門で白壁で囲まれています。
本間家は代々「徳をして得をなす」と言われ、己のことは脇において社会の貢献を成し遂げたといわれています。酒田観光協会では、無料の貸出し自転車があります。市内観光は無料自転車を利用して快適な散策ができました。