みくに龍翔館(リュウショウカン) 福井・坂井市三国町緑ヶ丘4-2-1
龍翔館は、三国の港と街を見渡せる高台に位置します。明治12年(1879)オランダ人土木技師G・Aエッセルがデザインされた旧龍翔小学校の外観を忠実に復元したものです。
明治6年日本政府のお雇い外国人として来日、淀川水系の調査を手始めに数々の改修工事の指導、設計にあたりました。百数十年を経た今日でも十分機能していること、オランダ独特の工法を用いた日本最初の工事であることが、評価されて平成15年12月国の重要文化財に指定されました。本館屋上の展望室からは三国港と白山が一望できます。
日本人には想像もつかないユニークなデザインでした。また5階建ての木造建築は珍しく、町の人々は大いに自慢と誇りにしていたと言われます。35年の風雪に耐えましたが倒壊寸前の大正3年に取り壊されましたが、その後復元されました。
館内には、大坂と北海道を交易した北前船は、明治時代まで三国繁栄のシンボルとして活躍。北前船の実物・五分の一が展示されています。
山車も展示されていました。ご当地の文学者高見順のコーナーもあります。
入館料:300円 休館日:水 駐車場:無料