書類を整理していたら
思いがけず商品券が出てきた。
これは、きっと私に対する
神様からのギフトだ!と思い
早速、百貨店に行ったついでに
使っちゃいました。
しょうもない物を買うよりは
消費できるものにしよう、と言うことで
アンリシャルバンティエのプティタプティと言う
クッキーの詰め合わせに決定。
(以前、焼き菓子は口の中がモサモサして苦手、
と書きましたが、たまに食べたくなるときもあるのです)
食後やティータイムにボチボチつまむことにしました。
すぐに目ざといカッパさんが食らいついてきました。
でもしょせんカッパ。
クッキーと乾パンの区別もつかない妖怪。
高級な味も舌が慣れていないようで
「変な味がするぅ~。でも、おいしいかも?」
と不思議そうな顔でつまんでいました。
でも、3,4ピース食べてから
「もういい」と言ったので
私は残りを独り占めできる喜びをかみしめました。
それが昨日の晩!
お客さんの相手で晩御飯の支度が遅れました。
慌てておかずを作りました。
カッパさんはよほどお腹が空いていたようで
ごはんを3杯も平らげました。
おかげで私はごはんが少ししか食べれませんでした。
でも、食後には美味しいクッキーが待っています。
スイーツで元をとればよい。
洗い物を終え、さあティータイム♪
パカッっとクッキーの箱を開けると
どういうわけか空っぽ。
「???」
「フクちゃん、すまんのう。
あまりにも腹が減ってたんで
つい食べてしもうたんや」
何やとーっっ!!
何、哀れなオッサンを演出してんだっ!!
あほ、ぼけ、かす!
味もわからんくせに、
よう高級なクッキーを食い尽くしたな!
カッパさんの非常用のエサとして
シリアルを買い置きしてあるのに
なぜ、そっちを食べない。
餅でもいいだろ、餅でも!
「すまんのうぅ・・・」
ワザとやろ!
悲しげに泣く演技が、いまいましいわ。
泣きたいのはこっちやしっ。
そんなこんなで
私の大切なプティタプティは
ほんの5,6ピースだけ食べて、
あとは幻と消えたのでした。