カッパの女房

縁あってASDのカッパさんの嫁になりました。
カッパさんの飼い主・・・いや嫁として日々修行中です。

大阪で生まれたフク

2011-02-16 09:25:18 | 日常のあれこれ

 

BOROが作曲した

大阪で生まれた女の歌詞を

全て読んでみました。

自分の生き方と重なる部分が

ほとんどないのに

涙がこぼれてしまいました。

どこの地方でもそうでしょうが

自分の生まれ育った土地から

離れたくない人はいます。

私もその一人。

結婚や旦那の転勤で

実家から離れないといけない人とかは

すごくつらいだろうな、と思います。

私は30代のころ、2度目の就職活動をしました。

目指すは広告代理店。

広告制作のキャリアもなんもない私に

おいそれと働ける場所など見つかりません。

10社ほど面接を受けましたが

面接官から『東京に行かないのか?』と度々聞かれました。

大阪にはメディア需要は少ない。

やはり日本の中心は東京だ。

東京だったらいくらでも、働く場所はあるよ、と。

でも、そこが私。

大阪を離れてまで、仕事に人生をかける勇気はない。

小さい代理店で、細々とチラシを製作できれば

それでよい。

その程度の決意だったのです。

ちっさい女ですわ・・・。

無事、地元大阪でチラシやディスプレイ製作の

会社に就職が決まり、

大阪で生まれたフクは

大阪で転職を果たすことができたのです。

結婚もそう。

やはり大阪に住みたい。

家族、友だちと離れたくない。

いつまでも、毛布のぬくもりから

離れられないのです。

地元産のカッパの世話することで、

大阪を離れずにすみました。

一度、自営を開くにあたって

カッパさんが岡山県を候補地に挙げたことがあります。

遠い・・・。

土地に馴染めるやろか。

いやや・・・やっぱりここから遠い場所はいや。

散々、話し合った挙句、

結局、大阪を出ることなく話は収まりました。


今もこうしてぬくぬくと生まれ育った土地で

家族や友人に見守られながら

まったりと過ごしております。


まだまだ、この先どうなるか、わからない。

もし、何十年後かに、大阪を出ることがあっても

もう、吹っ切れるんじゃないかな、

って思い始めた今日このごろ。

コメント
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