カッパの女房

縁あってASDのカッパさんの嫁になりました。
カッパさんの飼い主・・・いや嫁として日々修行中です。

百田尚樹「モンスター」を読んで

2015-06-21 16:38:44 | 日常のあれこれ


醜い女性が美容整形で絶世の美女に生まれ変わり、

新しい人生を歩んでいく話。

美容整形について微にいり際にいり描写されている。

そっかー芸能人が一般と違うのは、

ある程度加工しているからなんだ。納得。


私が注目したのは、

作品に出てくる男性のほとんどが、

「女性は顔ではない」と言い切ることだ。

顔ではなく「心」だと言う。



世間に目をやると、確かにすごい美人よりも

平凡な容姿の女性を選ぶ男性は多い。

すごい美人はお金がかかるから避けられていると思う。

甲斐性がなければ手が届かない。

でも、すごい美人に庶民感覚が備わっていれば

誰だってすごい美人を選ぶ。

それでも「顔で選んだのではない」と男は言い張る。

いやまず顔だろ?次に家庭的か否か。男にとって都合がいいか否か。

性格なんて女性選びの条件にはいってないね。


だって独身女性ってみんな性格いいよ?


あ、男性の言う「心」とは、

いかに男性がわがままに振舞える女性かどうかってことなのかもねー。

同性にも親切で優しいって言う意味合いじゃないのねー。



でも男性だけを責められない。

女性も外見で男性を選ぶ。

連れて歩くのが恥ずかしい容姿の男性を

選んだりしない。

ある程度、許容範囲っつうものがある。

この許容範囲ってーのもけっこう狭いんだけどね。


でも美しいものを好むのは動物の本能だからしかたない。

花が美しいのも、受粉させるためだし、

オスの孔雀が豪華なのも、メスに選んでもらうためだ。

どんな動物でも美しいものを好む。

どうやら「美しい=強い」「美しい=安定」

と言う図式が根付いているのだろう。

確かに、違和感があるものを見ると

心がザワザワ落ち着かない。


そしてやっぱり異性だけでなく同性も

美しい人が好きだ。

「こんな美人と友達なのよ!」って自慢したくなる。

自分も美しくなろうって気が起こる。

がんばろうって思える。


まあ、そう言うわけで来世があるとするならば、

絶対、美人に生まれてみたい!と思った。

例え30歳までしか生きられないとしても、

すごい美人として生まれたい。


もしかして私は前世がすごい美人だったかも・・・。

だから現世はこんな容姿に・・・?

美人、ブス、交互かよ!!

チクショー!!

コメント
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