カッパの女房

縁あってASDのカッパさんの嫁になりました。
カッパさんの飼い主・・・いや嫁として日々修行中です。

姪がお金持ちと結婚

2019-10-27 10:57:17 | 日常のあれこれ


姉の次女が身を固める運びとなった。

なかなかの歳の差・・・だって20才も離れているんだもの。

もともと姪は恋愛対象が“おじさま”だったので、

そんなに驚かない。

姪はハナから金持ち狙い。

自分の為にお金を使ってくれるとなると、そこそこの中年になる。

若くて金持ちでも、相手を甘やかさない男性は却下。

おじさまは包容力もあるし、何でも許してくれる。

そこに惹かれるようだ。


先日、その姪の誕生会を開いた。

フィアンセも参加した。

カジュアルイタリアンの店でね。

姪のフィアンセは金持ちらしく、

スポーツジムの帰りだと言いつつも仕立てのいいスーツを着ていた。

かたやカッパさん、ユニクロ。

・・・。

フィアンセはソムリエ資格を持っていて、

スマートなクーラーボックスにワインなどを数本詰めて持ってきた。

お店側にまずシャンパングラスを6客頼んだ。

空のグラスだけを頼んだのに、勘違いした店員が

グラスにスパークリングワインをついで持ってきた。

今、フィアンセがかっこよくシャンパンのコルクを開けようとしていたのに!!

「あ!」と思ったが、

店員が慌てて平謝りで、

「こ、これはウェルカムドリンクとしてお店のサービスにしますね」

と言った。

そしてすぐに空のシャンパングラスを持ってきた。

びっくりだ。

そんな待遇はじめてだ。

普通、ドリンクの持ち込みなんて絶対禁止だろうに、

それを許した上に、スパーグリングまでサービスするとは!!

金持ってすごいなーーー!!

お店の人が終始ペコペコしているよ。

あんな風に客に「御意!」と言わんばかりの店長の姿、

今まで生きてきて他の店でも見たことがないよ。

そしてフィアンセ、調子よく自前の赤ワインや白ワインもどんどん開けていくよ。

ついでくれるので、こちらもグビグビ飲んでいくのだが、

もう6杯目くらいから酔ってきた。

フクママはお酒大好きなのでもうすっかり出来上がって、

大きな声で騒いでいる。

私が「出身はどこですか?」とフィアンセに訪ねると、

「生まれたのはアメリカです」と答えた。

「・・・」

会話が止まった。

フィアンセは不動産会社を経営していて、

タワマンのペントハウスに住んでいる。

お手伝いさんも雇っているらしい。

仕事の内容など聞けるはずもなく、

「干支は?」などどうでもいい質問をした。

だいたい干支を聞いて話が盛り上がったためしはない。

なんで私、聞いたんだ?と反省する。

姪は「○○さん、人見知りやねん」とフォローした。

・・・だろうね。

カッパさんは珍しく天敵のフクママやフク姉と楽しそうに談笑している。

これも高価なワインのおかげか。

そんなこんなでフィアンセと姪以外の4人はすっかり酔っぱらってしまい、

千鳥足で駅までたどり着いたものの、

フク姉の提案でタクシーで帰ることにした。

確かに酔っぱらった老婆(フクママ・79才)を電車に乗せるのは無理がある。


私とカッパさんは家に着いたらバタンキューだ、

シャワーも浴びずに寝てしまった。

さて翌日の仕事は言わずもがなだ。


そして私は、

どうやってフィアンセさんを攻略するか模索中だ。

叔母と言う間柄ではあるが、

箱根の別荘に招待してもらえないかなど、

下品に思われない程度に、金持ちの恩恵にあずかりたいと考えている。

コメント
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