光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津金田漁港・海苔の種付け(陸上採苗)①

2020年09月18日 | 日記

 9/16(水)午前6時頃自宅を出発し、車で約15分位走り金田漁港の海苔の種付け(陸上採苗)を見学して来ました。9月上旬に金田漁協に電話し、今年の陸採(種付け)は9/12頃から始まると聞いていたので、ツレとその模様を撮影です。

 金田の陸採は電柱が並ぶ突堤の側で行われていました。海苔網を巻いた水車が横に10台ほど並んでいます。ただ水車が回っているのは入り口近くの4台だけでした。





 作業をしていた漁師さんに見学の許可をもらい撮影していると、漁師で木更津市議の斎藤高根さんが声をかけてきました。ツレの写真展を見に来てくれたり、私たちに漁業の事を面白く話してくれる気さくな方で、カメラマンでもあります。



 この日は若い方を率いて種付けの作業中でした。





 水車の入った水槽には海苔の種が付いた蛎殻が吊るされています。蛎殻に着いた種から胞子が水の中に大量に出てきて水車の網に付着します。



 ある程度水車が回ると、水車の網を少しハサミで切って胞子の付き具合を調べます。高根さんが水車の後ろの室に入り顕微鏡で検査をしていたので、撮影させてもらいました。





  海苔の胞子が付いた網は水車から取り外し、胞子が根付くように大きな水槽に沈めます。



 これで作業は終了です。この網を大量に作るので、何日も同じ作業をしなくてはなりません。そして胞子の付いた網は持ち帰って冷凍保存し、水温が下がった頃海で海苔の栽培を始めるのです。