光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

旧安西家の十五夜-木更津の風物詩

2020年09月29日 | 日記
 
 曇りで少し気温が下がった9/27(日)、ツレと25日から始まった木更津市の太田山公園内・旧安西家の十五夜を見てきました。十五夜とは旧暦の8月15日とされ、今年は10月1日(木)。そしてお月見とは美しい月を眺めるだけでなく、農産物の収穫に感謝しお月様に見立てたお団子や収穫物をお供えするという風習です。



 旧安西家は江戸時代中期の建築で、江戸時代末期には現在の姿に改築された上総地方最大級の民家です。構造は間口13間(約23.4m)、奥行き5間(約9m)寄棟造りの茅葺屋根。重厚な外観がとても渋くて立派な住宅です。



  この旧安西家住宅にはコロナ禍のため、土間にしか入れません。解説をしてくれるボランティアの方も中には入れず「庭から昔の十五夜の飾りつけを楽しんでください」と言われました。



  古くて照明の少ない建物に置かれたススキなどの十五夜飾りは、中々味わい深いですね。感心して見てしまいました。黒光りする板の間に障子や灯りが映ってとても綺麗でした。