光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

上野と谷中めぐり②-下町風情が香る谷中周辺

2022年06月17日 | 日記
  
  愛玉子の店を過ぎると、古い和菓子屋がありました。谷中岡埜栄泉です。店のホームページによると、明治33年(1900年)創業、現在は4代目が受け継ぎ営業中との事です。木更津にも岡埜栄泉堂があり、よく買いに行っているので懐かしくなり入店しました。



  お店の人に「木更津にも岡埜栄泉がありますよ。」と言うと「岡埜栄泉の屋号は江戸時代から続くもので、暖簾分けの形になっています。千葉に在る事も聞いていますよ。」と話してくれました。購入したのは主力商品の豆大福を4個(税込み@260円)「毎朝搗き立ての餅で作っているので、今日中に食べてください。」と言われました。帰宅して食べましたが、柔らかくて溶けるような食感の美味しい大福でした。下は店内その下が豆大福です。



    

      

  岡埜栄泉から50m程日暮里駅方面に進むと、銭湯のような白い建物が目につきます。スカイ・ザ・バスハウスです。前身はやはり銭湯のようです。現在は一流の現代アート作品を展示する、ギャラリー。トップとこの上の写真がこのギャラリーです。そしてこの建物の斜め前に洒落な店舗がありました。畳屋さんの様です。





  このレトロな道を進むと、道が広がりV字型に分かれます。その分かれた道の真ん中あたりに江戸指物の店・谷中木楽庵(きがくあん)があります。江戸指物の展示販売をしている店です。江戸指物とは釘を一切使わずに作る家具や調度品の事です。そして広い道を千駄木方面に向かい1つ目の信号を右折し直進しました。



  子供の頃の駄菓子屋のような外観の、のんびりやがみえてきました。古民家カフェだそうですが、昭和な雰囲気がとてもフォトジェニック。横の路地もタイムスリップしたような景観でした。





  そして古い蔵や建物が続いています。まるで昔の下町を歩いているよな気分にさせられます。スペース山小屋です。残念な事に12月をもって閉店いたしましたと言う張り紙が張ってありました。掲示板にあるように江戸期質屋店舗。大正期3階建て。土蔵活用の文化&アート空間、惜しい展示スペースの閉鎖です。再開するのを期待しています。。