光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津の厄除け神事ツナハリ③-不思議な藁飾り

2023年01月20日 | 日記

 牛込漁港周辺のツナハリを撮影した後は、三井アウトレットパーク周辺に在るツナハリを見に行きました。この周辺には5か所のツナハリが張られています。最初はアウトレット正面の道路をアクアライン方面に500m位進んだ小さい交差点の左側の一角にツナハリがあります。

 以前はアーチ状に張られていたのですが、車の走行が激しいせいか1本の棒に藁飾りが付けられています。(トップとその下の写真はアウトレット近くの吉祥院裏のツナハリと梵天立てに使われた小梵天です)

 2番目のツナハリは、1つ目のツナハリから100m位入った場所に張られています。張られている道路は巾約3m位で、約2.5m位の高さの所にツナハリがあります。

 藁縄には6種類の藁飾りが吊られていますが、中央の人型の藁飾りは、2本の紐で吊るされており、何かユーモラスな印象を受けました。ツレがサーカスの空中ブランコの様だと言っていました。

 2番目のツナハリから300m位の距離に3番目のツナハリがあります。このツナハリの横が吉祥院というお寺さんで、その駐車場に車を停めさせてもらい撮影しました。このツナハリは昔から伝わる厄除けの行事です。疫病神は道を通り町や村に入り込むという伝説があるので、集落の境に綱を張り藁で作ったタコやエビを吊るして厄病神を封じたそうです。

 この吉祥院の裏門付近にも4番目のツナハリが張ってあります。この綱には9個の藁飾りが吊られ、タコの藁飾りは8本足の末広がり、エビは腰が曲がるほどの長寿、サイコロは幸福と安全を、男女の藁飾りは子孫繁栄を願うと言う意味が込められているそうです。

  最後はここからアウトレットに約200m位戻った場所に張られたツナハリです。丁度道沿いに竹内商店があり、その横にツナハリが張られています。

 またこの竹内商店の御主人がツナハリの役員をしており、2015年1月12日にツナハリを張るので、見に来たらどうですかと、お誘いを受けたのでツレと見学に行って来ました。八年も前ですが、本当に貴重な体験でした。