光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津市の古から伝わる厄除け神事-ツナハリ(わら飾り)①

2023年01月18日 | 日記

 1/7(土)木更津市中島の海岸で行われた、厳寒の神事「梵天立て」が終了するとそれに付随する色々な神事が行われます。特にツナハリと呼ばれる厄除けは、未だこの一帯で連綿と続く不思議な神事です。古来疫病神は道を伝って町や村に忍び込むと伝えられ、そこで村や町の辻に縄を張りタコやイカ等を吊るし疫病神を封じたと伝えられています。

 ツレと梵天立てが終わってすぐに、ツナハリが張られいる所をまわったのですが、殆どの所で藁飾りは張られていませんでした。そこで17日(火)に再度回って見ると、今度はきちんと新しい藁飾りが張られていました。ただ曇り空だったので、藁飾りが空に溶け込み、綺麗な輪郭が出ませんでした。残念です。

 最初に行ったツナハリは、木更津市中島の天満宮側のツナハリです。

 この神社参道から近くのキサラピアの観覧車が良く見えます。昔の藁飾りと現代の観覧車が不思議な光景を生み出しています。

 このツナハリが張られた場所は殆ど車や人の走行が無い所です。たまに通る人や車は速度を落として、見上げていきます。なにかタイムスリップをした様な感じを受けます。

 この天満宮の隣にもツナハリが張られています。ただそこにあった民家が廃屋になり、取り壊されていました。ツナハリも以前あった所をまわったのですが。大分廃止されてなくなっている場所がありました。この行事も何時まで続くのか心配です。