お彼岸の話（２１日）

お彼岸でなくても、シダレザクラの咲くころに帰ろうかと思っていたが、誘ってもらった時にと思い出かけてきた。
待つ人もいないし、お昼までに行って食事の準備をしなければいけないこともなく、少々遅くなってもいいから『モネの庭』に寄って行かん？と上がってみたら、駐車場に入りきれない車が、坂道で連なっている。
やっぱり先に、実家に行こうと引き返す。（１１時ごろ）


この庭を造るとき、本家フランスの庭師さんから、いろいろご指導いただいたという話は聞いているが、この舟は最初なかったけど、必要だということで作ったと聞いた。植栽なども忠実に庭づくりをしたと聞くが、気候も違っているので段々と『北川村のモネの庭』になった部分もあるかもしれない。

私もそれほど何回も上がっていったわけではないが、車がはみ出ていた経験はなかった。『新聞や、テレビでチューリップが見ごろだと出ていたので皆さん来てくれたろうかね』と言いながら、村の馴染みのお店に寄って、『モネの庭、車がはみ出ちょったき、帰りに寄ることにした』と言うと、昨日も３時過ぎに上がって行ったけど、満車やった』との話。これじゃ帰りもダメかもねえと言いながら、お昼の買い物をして上がる。


クロード・モネ財団公認　当園は本家より世界で唯一『モネの庭』と名乗ることを許されています。パンフレットより

フランスに何度も出向き、研修を受けたり、フランスからもおい出てくださって指導もしていただいたと聞きました。


実家で昼食、お墓参りをして、少しだけ草引きをしたが、人の住まなくなった場所は荒れ放題で、少々の事ではどうしようもない。
スイセンが綺麗に咲いているのもなんだか物悲しい風景。

↑夏ごろからつぼみを付けて、やっと咲くアセビ。ここも子どもの頃は、畑だったのに今面影もない。

春独特の匂いがすると思ったら、すぐ近くにヒサカキの花が咲いていた。

１７時で閉園と言うことで慌てて下りて、モネの庭に寄る。もう１６時近くになっているので、駐車場も空きがあったが、それでもまだまだ多く県外ナンバーの車も多かった。わざわざ遠くからおい出て、満足して貰えたろうか。
チューリップは夕方になり閉じかけていたが、それでも見ごたえあのあるチューリップの丘だった。
世界で唯一認められた庭だという,、誇りもあると思うけれど１０００円の入園料はどうだろう。内情を知らないものがとやかくは言えないが
（牧野植物園は７３０円）入園料以外でお金を落として貰う工夫も大事だと思う。花苗などもモネの庭でしか買えないものとか（今回は時間もなく、花苗を売っているところも見に行ってない）、レストランの料理がとびっきり美味しいとか、遠くても買いに行きたくなるパンとか、小さな村私の故郷、多くの人に来て良かったと言ってもらえる、モネの庭になって貰いたい。