竹心の魚族に乾杯

Have you ever seen mythos?
登場する団体名、河川名は実在のものとは一切関係ございません。

ルアーのカラーについて

2010年01月07日 22時24分16秒 | 兵法書・実技編
昨日旧友(というか悪友)と飲みまして、ルアーのカラーの話になったんですが、今頃になって「ラパラのあのカラー、良かったですね」ってなことで思っていたことが一致し、ちょっとびっくりしました。

話が弾んだついでに酒の方も弾みがつき、お陰でお正月モードの体から戻れません(笑)。

さてさて、そのラパラというのは、15年ぐらい前にツネミが出していた「ジャパンスペシアル」という日本限定カラーのラパラのことで、確か定番カラーよりも1割がた高かったように記憶しています。

その「ジャパンスペシアル」の中でも、「パールホワイト(PW)」、「コンスタンギーゴ(CG)」、「シャイニーグリーンオレンジベレー(SGO)」とか「ピンクヘッド(PH)」など、パールベースのカラーが何種類かありまして、他のルアーで全然釣れないのにラパラのパールベースなら食うという経験を何度かしてきたわけです。

当時、自分はトラウト専門でしたし、旧友はシーバス狙いの最後の切り札としてラパラを使っていたのですから魚種は全然違うわけです。ですが、やっぱりあの一群のパールベースがいちばん良かったとのことでした。
ふ~んそういうこともあるのかと思いましたが、やっぱりこれには魚種の違いを超えたものがあるのかなと感じました。

管釣りやってる人から「釣れるパールと釣れないパールがある」という話を聞いたことがあるんですが、多分これは本当でしょう。メーカーの人にしてみればこれは企業秘密なんでしょうけど。

パールの顔料というのは、大体はいわゆる合成パール、パールマイカといいまして、これは例えばプラスチック製品に練り込んで使われたりする原料なんですが、非常にたくさんの種類があり、また、それ以外にも雲母の粉末とか、もちろん本物の真珠の粉もあります。


ところで「釣れるパールと釣れないパールがある」で連想するのは、「釣れるオーロラと釣れないオーロラがある」という話。

やっぱり15年ぐらい前の超古~いオーロラシート(これも結構トラウトに効果があったので買いだめしてあった)をソウダガツオの弓角に貼って使っていたところ、浜で会った爺っちゃまに、ズバリ、「そのオーロラはまだ売っとるんかいのぉ」と言われ、いろんな意味で衝撃を受けた覚えがあります。

最近のオーロラもパッと見はほとんど差がないんですが、じっくり見比べてみると微妙に光り方が違っています。こんな微妙な違いなのに、明らかに釣果に差が出るというのは、魚ってつくづく不思議ですね~。

残念ながら、現在売られているオーロラは昔のオーロラの、あの不思議な効果はないようです。

で、そのオーロラシートも最近あまり見かけなくなってしまって、代わりに百花繚乱とも言える多彩なホロ加工を施したミノーが驚くほど増えています。
そこでそれらの各種ホロが、オーロラの代わりとして使えるかどうか?となるわけですが、やっぱり光り方が違い過ぎるのか、オーロラがいい時にそれらのホロを使っても代役を果たしてくれない感じですし、逆にまた、ホロがいい時にオーロラを使ってもホロの代わりにはならないようです。
また「釣れる」という人と「釣れない」という人が別れてしまう原因の一つは、ホロとオーロラとで、反応の仕方・アタックの仕方が違うんだろうと思います。ホロはどちらかというと光り方が小魚のウロコに似ていますし、オーロラは小魚の腹部の光り方に似てる気がしますしね!


結局、最近のオーロラがダメとなるとやっぱりアワビシートということになるのかな。高いけど。

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