最近では人間社会のみならず海の中でも“草食系”、激しく引ったくるような魚信を送ってくる元気なアンチャンがおりません。
そんな状況で道糸にナイロンを使っていては、アタリがないのも当然。
今、チョイ投げでもPEは当たり前です。初期投資は掛かるものの、上手に使うと1年ぐらい持ってしまいます。ルアー用のバークレー・ファイアーラインですと0.5号でもお手ごろ価格です。
(注意点はこちらの記事を読んでください)
PEといえばノット。いかに強力なPEラインと言っても、ショックリーダーが無ければジグやオモリだけすっ飛んでいきますし、せっかくの強度も半減です。そしてこのショックリーダーを接続するための専用の結び方が、何種類もありますね。
それらのどれもが結びコブがなるべく小さくなるように考えられているわけですけれども、それでもその小さな結びコブが案外ライントラブルの原因になったりします。FGノットでもライターであぶったコブがあります。
完全なるコブなしノットというのはまだありません。
そこでこのたび、そのコブをほぼ事実上追放したノットを考案いたしました。名前はまだありません。まあ“KMノット”とでも呼んどいてくださいな(笑)。
適合範囲は、PEが0.3号から1.5号、リーダーが1.5号から5号といったところ。できればフロロよりもナイロンの方が向いてますね。
さて、用意するものは、スナップ付きスイベル(#2~4位の大きめのもの)、マイクロニッパー、やっとこ(?)。そう、通なら“やっとこ”でしょ!
あと、手袋もライターも使わないし、補助剤のたぐいは一切使いません。自分の唾だけです(笑)。
また“やっとこ”などという汎用性のない工具は買いたくない、という人は、歯で噛んでください(笑)。
それではメモのご用意を(笑)。
それと、携帯の方は読み込むのを中止して、ネットカフェで見てください。やたらに重いですんで。
さあ、始めます。
始めに、古くなったPEの先端30cmほどをカットします。どんなに高級なリールを使っても、キャストを繰り返しているうちに、先の方からだんだん撚りが掛かってきますから。根掛かりしたときは1mぐらいカットしてください。
まずリーダーの末端にループを作ります。足に引っ掛けるだけですんで、簡単に片結びでいいです。
撚りの掛かった部分を捨てたら、PEの先にスナップスイベルを結びます。これも8の字結びみたいに簡単な結び方でいいです。
そして、スナップスイベルの重みを活かして、グルングルンとリーダーにPEを巻き付けていきます。ここは、PRノットに似ていますね。PRノッターなど専用の器具を使うわけではないんで、垂らしたラインがあんまり短いとうまく巻き付けられません。何度か試してみて、自分の巻きやすい長さを見つけてください。
30回程巻き付けたら、一旦グーッと引っ張って(図2)少しずつ緩めていきながら折り返します。撚りが掛かりますからひとりでにクルクルと巻き付いていきます(図3)。ここはビミニツイストという結び方と似ています。
リーダーに掛かった撚りが解けないように、リーダー側にハーフヒッチで引っ掛けて留めます。この留め方もビミニツイストと一緒です。
もう手を放しても大丈夫です。ここでリーダーがチリチリになって傷がついてると思うんで、PEを巻いた部分を指でしっかりつまんで、リーダーのチリチリ部分をゆっくり引っ張り出します。こうすることでリーダーの真新しい部分を締め込むことができるわけですね。
ここまで来たらようやく締め込みます。ノット部分を口にくわえて舌で摩擦熱を感じながらゆっくりじわじわと締め込みます。このとき舌が熱く感じますね。ですからなるべくゆっくり締め込んだ方がいいわけです。
このとき最初に作ったループを釘や足の指などに引っ掛けるというわけでして、この締め込み作業に慣れてくれば巻き付け回数をさらに減らすことができますね。
色が変わると締め込み完了。
これだけでもう充分な強度が出ています。後ははみ出たラインの末端処理だけというわけ。
末端処理では再びハーフヒッチを行いますが、今度は先程と違って、リーダーとメインラインの両方をまとめて絡げます。リーダーに強くテンションを掛けて伸ばした状態で、ハーフヒッチを3回行います。そして、1回ごとにギュッギュッと軽く締めます。
そして、余ったPEラインの末端は必ず1~2mm残してカットします。
ここで“やっとこ”を使います。ノットから出ているリーダーを3mmほど、やっとこで潰して平べったくします。つぶすといっても説明するのが難しいんですが、強からず弱からずといったところでしょうか。やっぱり、歯じゃちょっと厳しいかも(笑)。ラジオペンチでもギザギザになるんでいまいちですね。
平べったくなったリーダーをPE本線に対してハーフヒッチで絡げます。PEにテンションを掛けた状態でギューッと締めてください。そして余りをニッパーでキレイにカットします。
この方法で、ファイアーラインの3lb(0.5号)に
マキシマスーパーソフト1X(約2.5号)が
見事に…
ね♪姑息でしょ!
こんなふうに、リーダーを本線に対してハーフヒッチすることで、PEの末端が干渉する恐れはなくなりますので、ライターであぶる必要はなくなるわけです。
なお、現場で組み直す場合は、先程の末端処理は省略しちゃって大丈夫です。その分巻き付け回数を多くして、最後はライターであぶったコブで留めます。
雑誌やパッケージに書いてある方法で締め込んでも滑ってしまい抜けて抜けて、やっぱりルアー用のショックリーダーじゃないと駄目?と買いに走ったりした人もいると思います。けれどもフロロはツルツルしていてスベリますし、ルアー用ナイロンリーダーはどちらかというと大物用で、小物釣りにはあまり向かないような気がします。
やっぱり防波堤のファミリーフィッシングですと硬めのナイロンが向いてるんじゃないでしょうかねっ。
そんな状況で道糸にナイロンを使っていては、アタリがないのも当然。
今、チョイ投げでもPEは当たり前です。初期投資は掛かるものの、上手に使うと1年ぐらい持ってしまいます。ルアー用のバークレー・ファイアーラインですと0.5号でもお手ごろ価格です。
(注意点はこちらの記事を読んでください)
PEといえばノット。いかに強力なPEラインと言っても、ショックリーダーが無ければジグやオモリだけすっ飛んでいきますし、せっかくの強度も半減です。そしてこのショックリーダーを接続するための専用の結び方が、何種類もありますね。
それらのどれもが結びコブがなるべく小さくなるように考えられているわけですけれども、それでもその小さな結びコブが案外ライントラブルの原因になったりします。FGノットでもライターであぶったコブがあります。
完全なるコブなしノットというのはまだありません。
そこでこのたび、そのコブをほぼ事実上追放したノットを考案いたしました。名前はまだありません。まあ“KMノット”とでも呼んどいてくださいな(笑)。
適合範囲は、PEが0.3号から1.5号、リーダーが1.5号から5号といったところ。できればフロロよりもナイロンの方が向いてますね。
さて、用意するものは、スナップ付きスイベル(#2~4位の大きめのもの)、マイクロニッパー、やっとこ(?)。そう、通なら“やっとこ”でしょ!
あと、手袋もライターも使わないし、補助剤のたぐいは一切使いません。自分の唾だけです(笑)。
また“やっとこ”などという汎用性のない工具は買いたくない、という人は、歯で噛んでください(笑)。
それではメモのご用意を(笑)。
それと、携帯の方は読み込むのを中止して、ネットカフェで見てください。やたらに重いですんで。
さあ、始めます。
始めに、古くなったPEの先端30cmほどをカットします。どんなに高級なリールを使っても、キャストを繰り返しているうちに、先の方からだんだん撚りが掛かってきますから。根掛かりしたときは1mぐらいカットしてください。
まずリーダーの末端にループを作ります。足に引っ掛けるだけですんで、簡単に片結びでいいです。
撚りの掛かった部分を捨てたら、PEの先にスナップスイベルを結びます。これも8の字結びみたいに簡単な結び方でいいです。
そして、スナップスイベルの重みを活かして、グルングルンとリーダーにPEを巻き付けていきます。ここは、PRノットに似ていますね。PRノッターなど専用の器具を使うわけではないんで、垂らしたラインがあんまり短いとうまく巻き付けられません。何度か試してみて、自分の巻きやすい長さを見つけてください。
30回程巻き付けたら、一旦グーッと引っ張って(図2)少しずつ緩めていきながら折り返します。撚りが掛かりますからひとりでにクルクルと巻き付いていきます(図3)。ここはビミニツイストという結び方と似ています。
リーダーに掛かった撚りが解けないように、リーダー側にハーフヒッチで引っ掛けて留めます。この留め方もビミニツイストと一緒です。
もう手を放しても大丈夫です。ここでリーダーがチリチリになって傷がついてると思うんで、PEを巻いた部分を指でしっかりつまんで、リーダーのチリチリ部分をゆっくり引っ張り出します。こうすることでリーダーの真新しい部分を締め込むことができるわけですね。
ここまで来たらようやく締め込みます。ノット部分を口にくわえて舌で摩擦熱を感じながらゆっくりじわじわと締め込みます。このとき舌が熱く感じますね。ですからなるべくゆっくり締め込んだ方がいいわけです。
このとき最初に作ったループを釘や足の指などに引っ掛けるというわけでして、この締め込み作業に慣れてくれば巻き付け回数をさらに減らすことができますね。
色が変わると締め込み完了。
これだけでもう充分な強度が出ています。後ははみ出たラインの末端処理だけというわけ。
末端処理では再びハーフヒッチを行いますが、今度は先程と違って、リーダーとメインラインの両方をまとめて絡げます。リーダーに強くテンションを掛けて伸ばした状態で、ハーフヒッチを3回行います。そして、1回ごとにギュッギュッと軽く締めます。
そして、余ったPEラインの末端は必ず1~2mm残してカットします。
ここで“やっとこ”を使います。ノットから出ているリーダーを3mmほど、やっとこで潰して平べったくします。つぶすといっても説明するのが難しいんですが、強からず弱からずといったところでしょうか。やっぱり、歯じゃちょっと厳しいかも(笑)。ラジオペンチでもギザギザになるんでいまいちですね。
平べったくなったリーダーをPE本線に対してハーフヒッチで絡げます。PEにテンションを掛けた状態でギューッと締めてください。そして余りをニッパーでキレイにカットします。
この方法で、ファイアーラインの3lb(0.5号)に
マキシマスーパーソフト1X(約2.5号)が
見事に…
ね♪姑息でしょ!
こんなふうに、リーダーを本線に対してハーフヒッチすることで、PEの末端が干渉する恐れはなくなりますので、ライターであぶる必要はなくなるわけです。
なお、現場で組み直す場合は、先程の末端処理は省略しちゃって大丈夫です。その分巻き付け回数を多くして、最後はライターであぶったコブで留めます。
雑誌やパッケージに書いてある方法で締め込んでも滑ってしまい抜けて抜けて、やっぱりルアー用のショックリーダーじゃないと駄目?と買いに走ったりした人もいると思います。けれどもフロロはツルツルしていてスベリますし、ルアー用ナイロンリーダーはどちらかというと大物用で、小物釣りにはあまり向かないような気がします。
やっぱり防波堤のファミリーフィッシングですと硬めのナイロンが向いてるんじゃないでしょうかねっ。