今日は年券を買いに行ったついでに、せっかくだからと竿を出すことに。
実はというとウチで飼っているネコが、なんだかマタタビが欲しそうなしぐさをするので、渓流釣りにはまだちょっと涼し過ぎるなあと思いつつも来てしまったという次第。
条件がいい年だとテンカラで魚を水面に出して遊ぶのにはいい時期なのですけれども、どう見ても今年はそういう年じゃない。冬は死ぬほど寒かったし、かといって雪はというと渓を潤してくれるほど降りませんでしたから。
とりあえず洗濯物を干して、年券を買って現場到着は2時過ぎ。
今年はそれにしても寒いですね。道端に生えている草もまだまだ小さいです。川虫を採るために水に手を入れるとジンジン来ます。水温を計ってみるとなんと10度。例年の4月並みの水温です。で、川虫はというとこれが超小さい。ホントに米粒ぐらいです。
この米粒を針に刺すわけですが、4~5匹刺さないと針が隠れてくれません。小さい虫は柔らかいから、刺そうとするとグシャッと潰れてしまうことが結構あります。
さらに悪いことに、この米粒ヒラタが、先日の雨のせいなのか、川の中心近くには全然いません。それもそのはず、岩に触れてみると、表面がヌルヌルしておらず、すっかり垢が飛んでしまっています。
この、研磨されたような真新しい岩肌は、なかなか垢が付いてくれません。古い茶色い垢がいつまでものさばっているよりはいいのですけれども、やっぱり鮎が舐めて古い垢を落としてくれたのに比べちゃうと、かなり着床は遅れます。
そんなことを考えながら餌採りに悪戦苦闘していると、何やらちょっと大振りな虫が飛んできて自分に止まりました。左手でパッと捕まえるとモンカゲロウ(砂虫)のダンです。その、お腹の黄色い羽根の黒いカゲロウを、ヴェストにぶら下げてあるハサミで羽根を半切りにして、餌箱へ。そしてまた黙々と例の米粒ヒラタ採りです。あとでこの、羽を切ったモンカゲロウが大活躍してくれるとは、その時は夢にも思いませんでした。
釣り始めると、北風が想像以上に強く、全然仕掛けがポイントに入ってくれません。しかもこの間全然竿を振っていなかったわけだから、身体の動きがギクシャクして、スムースに飛びません。
それでも本日初の試みである、フロロカーボンの長~い空中糸。徐々に身体が慣れ、振り方を思い出してきたことと、このフロロカーボンの重みのお陰で、何とか7号のガン玉でポイントに届きました。通常の細仕掛けですと、やっぱり風のある時はガン玉を6号とか4号以上にしないと、5.4mの竿では振り込めません。
とまあこんな感じで、今日は仕掛けを自在に振り込むことだけに専念して、釣果の方は潔くあきらめました(と言いつつ餌はしっかり付けているけど)。この季節、本流よりも沢の方が釣れるわけですけれども、釣れるからといってあんまり奥の方に入ってしまうと、充分に竿振りの練習が出来ず、いざ好シーズンが到来した時にミスってばかりでせっかくのチャンスを逃げがしてしまう、ということもよくあることです。
そして、ざっと見渡したところ付近一帯で一番良さそうだなと思えるポイントに来ました。
5~6回流してみましたが気配はなく、ちょっと奥まで静めてみると流木に引っ掛かって仕掛けロスト。さいわい切れたのはハリス部分だけでしたので、再度ハリスを張り直し、たまたま針ケースにあった改良半スレ3号を適当にとっくり結びで結びます。ガン玉は7号から6号に上げます。ここで、先ほど捕まえたモンカゲロウを針に刺し、同じように流してみます。大きい餌で水中抵抗が大きい分、速く流れますが、ガン玉アップしたのでまあギリギリ食ってくれるスピードで流れてくれるようです。
やはり5~6回流したところで目印がスパッと入りました! いいアタリです! 魚はそのまま急流に乗って下り、ガンガン瀬だったのでその場でタメるわけにも行かず、ひと瀬下ってそこで魚を止めます。魚に空気を吸わせてタモ入れ。いつものことですがパーマークが見えると緊張します。
今日はいつも通り左手で掬いましたが、右手でも掬えるように練習しておきたいところです。
あんまり条件はよくなかったですが、まずまずの太ったヤマメを釣ることが出来まして、いい渓開きとなりました。
最近あまり見かけなくなったアワ虫です。
[日時]2012年5月12日 14時半~17時
[釣果]ヤマメ20cm ♀(放流もの)
[胃の内容物]モンカゲロウ亜成虫と陸生昆虫でお腹パンパン。ヒラタは全然入っていない。
[道具]竿:キムラ東京へら5.4m、空中糸:東レトヨフロンスーパーL EX 0.8号2m、同0.6号2m、水中糸:ライカ川釣り0.3号1.4m、ハリス:同0.25号30cm、ガン玉:7~6号。
[餌]モンカゲロウの亜成虫。
実はというとウチで飼っているネコが、なんだかマタタビが欲しそうなしぐさをするので、渓流釣りにはまだちょっと涼し過ぎるなあと思いつつも来てしまったという次第。
条件がいい年だとテンカラで魚を水面に出して遊ぶのにはいい時期なのですけれども、どう見ても今年はそういう年じゃない。冬は死ぬほど寒かったし、かといって雪はというと渓を潤してくれるほど降りませんでしたから。
とりあえず洗濯物を干して、年券を買って現場到着は2時過ぎ。
今年はそれにしても寒いですね。道端に生えている草もまだまだ小さいです。川虫を採るために水に手を入れるとジンジン来ます。水温を計ってみるとなんと10度。例年の4月並みの水温です。で、川虫はというとこれが超小さい。ホントに米粒ぐらいです。
この米粒を針に刺すわけですが、4~5匹刺さないと針が隠れてくれません。小さい虫は柔らかいから、刺そうとするとグシャッと潰れてしまうことが結構あります。
さらに悪いことに、この米粒ヒラタが、先日の雨のせいなのか、川の中心近くには全然いません。それもそのはず、岩に触れてみると、表面がヌルヌルしておらず、すっかり垢が飛んでしまっています。
この、研磨されたような真新しい岩肌は、なかなか垢が付いてくれません。古い茶色い垢がいつまでものさばっているよりはいいのですけれども、やっぱり鮎が舐めて古い垢を落としてくれたのに比べちゃうと、かなり着床は遅れます。
そんなことを考えながら餌採りに悪戦苦闘していると、何やらちょっと大振りな虫が飛んできて自分に止まりました。左手でパッと捕まえるとモンカゲロウ(砂虫)のダンです。その、お腹の黄色い羽根の黒いカゲロウを、ヴェストにぶら下げてあるハサミで羽根を半切りにして、餌箱へ。そしてまた黙々と例の米粒ヒラタ採りです。あとでこの、羽を切ったモンカゲロウが大活躍してくれるとは、その時は夢にも思いませんでした。
釣り始めると、北風が想像以上に強く、全然仕掛けがポイントに入ってくれません。しかもこの間全然竿を振っていなかったわけだから、身体の動きがギクシャクして、スムースに飛びません。
それでも本日初の試みである、フロロカーボンの長~い空中糸。徐々に身体が慣れ、振り方を思い出してきたことと、このフロロカーボンの重みのお陰で、何とか7号のガン玉でポイントに届きました。通常の細仕掛けですと、やっぱり風のある時はガン玉を6号とか4号以上にしないと、5.4mの竿では振り込めません。
とまあこんな感じで、今日は仕掛けを自在に振り込むことだけに専念して、釣果の方は潔くあきらめました(と言いつつ餌はしっかり付けているけど)。この季節、本流よりも沢の方が釣れるわけですけれども、釣れるからといってあんまり奥の方に入ってしまうと、充分に竿振りの練習が出来ず、いざ好シーズンが到来した時にミスってばかりでせっかくのチャンスを逃げがしてしまう、ということもよくあることです。
そして、ざっと見渡したところ付近一帯で一番良さそうだなと思えるポイントに来ました。
5~6回流してみましたが気配はなく、ちょっと奥まで静めてみると流木に引っ掛かって仕掛けロスト。さいわい切れたのはハリス部分だけでしたので、再度ハリスを張り直し、たまたま針ケースにあった改良半スレ3号を適当にとっくり結びで結びます。ガン玉は7号から6号に上げます。ここで、先ほど捕まえたモンカゲロウを針に刺し、同じように流してみます。大きい餌で水中抵抗が大きい分、速く流れますが、ガン玉アップしたのでまあギリギリ食ってくれるスピードで流れてくれるようです。
やはり5~6回流したところで目印がスパッと入りました! いいアタリです! 魚はそのまま急流に乗って下り、ガンガン瀬だったのでその場でタメるわけにも行かず、ひと瀬下ってそこで魚を止めます。魚に空気を吸わせてタモ入れ。いつものことですがパーマークが見えると緊張します。
今日はいつも通り左手で掬いましたが、右手でも掬えるように練習しておきたいところです。
あんまり条件はよくなかったですが、まずまずの太ったヤマメを釣ることが出来まして、いい渓開きとなりました。
最近あまり見かけなくなったアワ虫です。
[日時]2012年5月12日 14時半~17時
[釣果]ヤマメ20cm ♀(放流もの)
[胃の内容物]モンカゲロウ亜成虫と陸生昆虫でお腹パンパン。ヒラタは全然入っていない。
[道具]竿:キムラ東京へら5.4m、空中糸:東レトヨフロンスーパーL EX 0.8号2m、同0.6号2m、水中糸:ライカ川釣り0.3号1.4m、ハリス:同0.25号30cm、ガン玉:7~6号。
[餌]モンカゲロウの亜成虫。