先週はインフルエンザで寝込んでました~
さて、とうとう信州のあの川にもダム建設が決まってしまいました…
けれどもこれまで見てきたように、
ダムを川に造っちゃうと、
このような影響が考えられるのでした。
ところでちょっと気になる記事を見つけちゃいました。
「国道12%を地方移管=1級河川6水系も-国交省」(時事通信社、12月2日付)
まあ、国道が地方に移譲されるというのは、早く言えば国道から県道に格下げになるだけのことであって、逆のケースはたくさんあるわけなんで、べつに重大なニュースでも何でもないわけですが、ちょっと画期的なのは河川が移譲される点です。二級河川から一級河川に格上げとか、その逆とかっていうのはあんまり聞いたことないんで、ちょっと唐突だし不思議な気がします。
実はこれは産業界や地方から「道州制」に早く移行してくれという要望が再三出ているにもかかわらず、中央の役人がごねて後回し後回しにしているという裏があるようです。
今回も政府はこの件は時期尚早としてその代わりに都道府県への権限の委譲を段階的にしていくということになったと。
地方はこれだけ疲弊しきっていますから、役人はなんとしても、「道州制」というキーワードをお茶の間に浸透させたくない!
だって、「道州制」なんてそんな名案があると知ったら、東京以外のほとんどすべての人が大賛成するじゃないですか。
それで権限の委譲だけ風波立てずそっと進めておいて時間を稼ごうということのようです。道州制議論が始まっちゃうと、どうしてもマスコミ露出頻度が高まっちゃいますからね!
だから国民は「道州制?なにそれ?」って感じになっています。
小泉さんだったらカメラに向かっていきなり「道州制です。」って言うでしょうね。あ、やっぱりカットされちゃうか。
今回は渡辺喜美さんが騒いでくれたんで、なんとなく一連の裏の空気が読めましたね~。
で、記事では、やっぱりというかなんというか、「道路」の方がメインで、「川」の方が目立たなくされていますね(ウケた)。またこのテクニックかよって感じ
中央の役人たちは道州制に切り替わるのがどうにも嫌なようですね。でも、そもそも役人やマスコミは国民・視聴者に奉仕するのが役割のはず。国民がみんな餓えたり自殺してしまったら、その後一体どんな仕事をしようというのでしょう。その点では各政党も同じで、結局国民第一のはずが、自分たち政党第一で考えて動いています(給付金騒ぎは見ててすごく笑える)。
さてさて、考えてみれば山地が林野庁なのに川が国土交通省なんていうのはどう見ても(生態学的に)おかしいわけで、これからこうした動きが出てくれば山と川をセットで考えることができるようになって、こうなってくると動物や昆虫の生活圏をまるごと保全・保護することもようやく本格的に視野に入ってくるわけですね~。
特に鉄分・リンといった栄養分を運搬する役割を持った動物・昆虫の自由な動きを妨げないことが、山林の荒廃を防ぐ最大の方策じゃないでしょうか。
公共事業は総額が大きくないと経済効果がないというのはわかりますが、
地方自治体が国からの補助金に頼らずに地域を活性化できるようになれば、
地方自治体が必要とされている優先順位どおりに実行することができて、トラブルなく経済効果を出すことができるかも知れませんね。
そうすれば「必要だ」というウソの報告書を書いて実際には必要ないダム建設なんかをすることもなくなるわけです…。
とまあ、辛口になってしまいましたが、重要なことなので。
でもあんまり時事モノを入れると、読んでくれる人いなくなっちゃうか
さて、とうとう信州のあの川にもダム建設が決まってしまいました…
けれどもこれまで見てきたように、
ダムを川に造っちゃうと、
- 魚や動物の行き来を、直接的に妨害する。→海洋由来の元素の供給ストップ
- 嫌気的な水域が広範囲に出現する。→栄養分の沈殿・堆積、微生物群の変化
- ダム下流域の温度が全く変わってしまう。→温度に敏感な魚種での生息域の減少
- 上流から砂が流れてこなくなる。→滑りやすい石、茶色い石の増加
- 大水が出ても、上流から石や岩が転がってこなくなる。→川相の貧相化
- 水生昆虫が産卵する際、上流を識別して飛翔する行動を撹乱してしまう→水生昆虫の種の一様化
このような影響が考えられるのでした。
ところでちょっと気になる記事を見つけちゃいました。
「国道12%を地方移管=1級河川6水系も-国交省」(時事通信社、12月2日付)
まあ、国道が地方に移譲されるというのは、早く言えば国道から県道に格下げになるだけのことであって、逆のケースはたくさんあるわけなんで、べつに重大なニュースでも何でもないわけですが、ちょっと画期的なのは河川が移譲される点です。二級河川から一級河川に格上げとか、その逆とかっていうのはあんまり聞いたことないんで、ちょっと唐突だし不思議な気がします。
実はこれは産業界や地方から「道州制」に早く移行してくれという要望が再三出ているにもかかわらず、中央の役人がごねて後回し後回しにしているという裏があるようです。
今回も政府はこの件は時期尚早としてその代わりに都道府県への権限の委譲を段階的にしていくということになったと。
地方はこれだけ疲弊しきっていますから、役人はなんとしても、「道州制」というキーワードをお茶の間に浸透させたくない!
だって、「道州制」なんてそんな名案があると知ったら、東京以外のほとんどすべての人が大賛成するじゃないですか。
それで権限の委譲だけ風波立てずそっと進めておいて時間を稼ごうということのようです。道州制議論が始まっちゃうと、どうしてもマスコミ露出頻度が高まっちゃいますからね!
だから国民は「道州制?なにそれ?」って感じになっています。
小泉さんだったらカメラに向かっていきなり「道州制です。」って言うでしょうね。あ、やっぱりカットされちゃうか。
今回は渡辺喜美さんが騒いでくれたんで、なんとなく一連の裏の空気が読めましたね~。
で、記事では、やっぱりというかなんというか、「道路」の方がメインで、「川」の方が目立たなくされていますね(ウケた)。またこのテクニックかよって感じ
中央の役人たちは道州制に切り替わるのがどうにも嫌なようですね。でも、そもそも役人やマスコミは国民・視聴者に奉仕するのが役割のはず。国民がみんな餓えたり自殺してしまったら、その後一体どんな仕事をしようというのでしょう。その点では各政党も同じで、結局国民第一のはずが、自分たち政党第一で考えて動いています(給付金騒ぎは見ててすごく笑える)。
さてさて、考えてみれば山地が林野庁なのに川が国土交通省なんていうのはどう見ても(生態学的に)おかしいわけで、これからこうした動きが出てくれば山と川をセットで考えることができるようになって、こうなってくると動物や昆虫の生活圏をまるごと保全・保護することもようやく本格的に視野に入ってくるわけですね~。
特に鉄分・リンといった栄養分を運搬する役割を持った動物・昆虫の自由な動きを妨げないことが、山林の荒廃を防ぐ最大の方策じゃないでしょうか。
公共事業は総額が大きくないと経済効果がないというのはわかりますが、
地方自治体が国からの補助金に頼らずに地域を活性化できるようになれば、
地方自治体が必要とされている優先順位どおりに実行することができて、トラブルなく経済効果を出すことができるかも知れませんね。
そうすれば「必要だ」というウソの報告書を書いて実際には必要ないダム建設なんかをすることもなくなるわけです…。
とまあ、辛口になってしまいましたが、重要なことなので。
でもあんまり時事モノを入れると、読んでくれる人いなくなっちゃうか