千代田グルメ遺産

首都東京の中心部「千代田区」内にある名店の蕎麦や寿司など、未来の世代に引き継ぐべき貴重な食物遺産を紹介しています。

近江屋洋菓子店(神田淡路町)の「モンブラン」「いちじくロール」「サバラン」

2006年11月05日 | スイーツ・菓子
【11月5日調査(テイクアウト)・登録】
この店の初代経営者は近江八幡の出身で、明治17(1884)年に近江屋パン店としてこの店を創業しました。
 《前回のこの店の調査・登録:アップルパイ、いちごショートケーキ

 店内は天井が高く、老舗洋菓子店としての風格が漂っています。


 テイクアウト用の包装はレトロ調で店の歴史と伝統を醸し出しています。


 生の栗を市場で仕入れて店で蒸し、あまり手を加えずに栗本来の味を引き出した「モンブラン」は12月中旬までの季節モノだそうです。


 いちじくをタップリと使った「いちじくロール」


 サッパリ味の「サバラン」


★近江屋洋菓子店
  所在:千代田区神田淡路町2-4
  電話:03(3251)1088
  品代:モンブラン420円、いちじくロール420円、サバラン262円

かんだやぶそば(神田淡路町)の「五菜盛り合わせ」「かきそば」「せいろうそば」

2006年11月05日 | 蕎麦
【11月5日調査・登録】
 この店は幕末の名舗「団子坂の蔦屋」の連雀町店を明治13(1880)年に譲り受けて創業した蕎麦屋の名門です。
 《前回のこの店の調査・登録:せいろうそば、天たね

 昼時は既に終わっていたにもかかわらず、店に到着したときには20名ほどの待ち客の行列が出来ていました。


 やっと店に入ってもご覧のとおりの混雑ぶりでした。


 仲居さんの応対はテキパキと感じ良く、オーダーも直ぐに通りました。まずは「五菜盛り合わせ」をいただきました。「そばずし」や「銀杏」「そばみそ胡瓜」「帆立」などで構成されています。この店の酒は辛口の深い味わいが特徴の「菊正宗特撰」ですが、この「五菜盛り合わせ」は酒の肴にピッタリです。


 旬のプリプリの牡蠣が美味な「かきそば」


 定番の「せいろうそば」は何時いただいても美味です。以前より汁がマイルドに感じたのは気のせいでしょうか。


 食事を終えて店を出ようと外を見ると、庭の行列は相変わらず絶えることはありませんでした。


★かんだやぶそば
  所在:千代田区神田淡路町2-10
  電話:03(3251)0287
  品代:五菜盛り合わせ1,260円、かきそば1,050円、せいろうそば630円、
     菊正宗特撰(180ml)735円