chuo1976

心のたねを言の葉として

ⅭⅩⅧ「ダム」を見る聴く、           『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2023/1/1

2023-01-01 09:53:27 | 映画

ⅭⅩⅧ「ダム」を見る聴く、           『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2023/1/1

  アフリカ、スーダン、建設現場、泥からレンガを作り出す、労働者たち、いくつも、いくつも、日差しの中、そして、仕事を終え、休憩、主人公は、近所の老人に、バイクを借りに、今日で最後だと、屋敷の中に入り、奥からバイクを持ってくる老人、壁には、独裁者に対する反抗のポスター、疾走するバイク、乾いた、岩場とも、砂漠とも、主人公の前には、大きな泥の彫塑、主人公は神を作り出しているのか、悪魔か、人形か、泥を塗り固め、根気よく、泥を塗り固め、人物とも、獣とも、化け物とも、バイクは僅かの時間と借り受けたが、深夜に、夜の闇の中を戻っていく、老人の屋敷前に、だが、誰も玄関に現れない、故に、そのままにまたバイクを走らせる、建設現場でも、今日も労働が続く、泥をレンガに、車がやってきた、ボスの車、ドアの前に並ぶ労働者の若者たち、賃金を支払われる、一人の男が文句を、おまえは3日しか働いていないと、いや違うと語るが、受け入れられずに、車は走り去る、この建設現場は、ニュースに流れる、革命派なのだろうか、その前の独裁者の業者なのだろうか、主人公はダムの前に、警備員が眠って居る、ライフルを落として、睨み付ける主人公、このダムとは、これもまた、独裁者の建設、水を支配し、采配し、独裁に、今、革命派とは、いかに、ニュースでは、革命派が支配しているのだから、ダムの警備員もまた、革命派でなくては、車のボスも、革命派でなくては、だが、現実には、労働の現場は、何も変わっていない、主人公はバイクを走らせて、岩場の、山間の中、誰もいない場に、バイクは壊れたか、ガソリンがなくなったか、砂地に放り出されて、主人公は孤独に歩む、どこに、狙いは、主人公には、背中に、左の背の下に、痣が、始まりで、シャツを着たままに、水を浸していた、バイクで看護師の許に出かけた、看護師が塗る薬、不気味にただれたあざ、何の傷なのだろか、工事現場、戦闘、バイクでの事故、果たして、友人と共に、買い物、そして、別れ、だが、この友人の赤いシャツの若者が、川辺にしゃがみ見つめる主人公の前に、倒れている、死している、流されている、抱えて運ぶ主人公、果たして、彼は、友人は、仲間は、何者、政治故か、労働故か、革命故か、こんな不気味な現実の中、労働は続く、そこに、怒りの、哀しみの、苦悩の主人公が、辿り着く、あの一人孤独に作り出していた神、その神にも、また、背中の字のような、傷が、痣が、その痣を泥で塗り直し、治癒する主人公、ダムの水か、決壊したか、激しく淀み流れる、主人公の辿り着いた作業現場、小屋が炎上する、建設現場を燃やし尽くすのだ、そして、決壊した水が、流れ、主人公の作り出した神の許に、大きな神の彫塑が、水に飲まれ、水を浴び、ゆっくり、ゆがみ、倒れていく、これは、主人公の祈りが、その祈り故の神が、招いた決壊、破壊、水の中に飛び込み、泳ぎ出す主人公、独裁者をも、革命派をも、建設現場も、ダムも、町も、村も、全てを流し尽くす、その最前線の神と、水を含んだ、泥神と共に、主人公は、行く、炎上して燃やし尽くした、工事現場をも、労働者をも、含みこんで、津波だ、そして、再生だ、全ての、始まりに、主人公の痣は、また、己の、自身の決壊ではないか、血まみれで、肉体をも、破壊し、流れ尽くす、土地も、人物も、全てを殺し尽くすのだ、この祈り、神、砂と水から作り出された、世界が、今、主人公の祈りのの神、その神もまた、砂と水から作り出された、神自らの破壊と再生と共に、土地の再生、政治の、国家の、人の、人々の、再生に、背中の痣は、治癒させるのではない、そこから、肉体を決壊させ、破壊し、再生させる痣なのだ、人の苦悩なのだ、祈りなのだ、故に、主人公自体がまた、神なのだ、死した友人もまた、この水の流れの中には、沢山の主人公たちが、流れていないか、友人たちが、炎上し燃え尽くし、そして、全てを水で流し尽くすのだ、主人公の、孤独な主人公の側には、犬が、全てが、召されて、だが、全くの夢物語なのだとも、しかし、痣の痛みと怒りは、どこまでも、どこまでも、

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大空に月ぶら下がり雲凍てぬ

2023-01-01 06:16:12 | 俳句

大空に月ぶら下がり雲凍てぬ
                           池上浩山人

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札幌国際芸術祭

 札幌市では、文化芸術が市民に親しまれ、心豊かな暮らしを支えるとともに、札幌の歴史・文化、自然環境、IT、デザインなど様々な資源をフルに活かした次代の新たな産業やライフスタイルを創出し、その魅力を世界へ強く発信していくために、「創造都市さっぽろ」の象徴的な事業として、2014年7月~9月に札幌国際芸術祭を開催いたします。 http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/about-siaf