chuo1976

心のたねを言の葉として

水温むいのちしづかに玉になり       矢島渚男

2016-05-31 06:07:12 | 文学

水温むいのちしづかに玉になり       矢島渚男

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路地に子がにはかに増えて夏は来ぬ     菖蒲あや

2016-05-30 05:29:44 | 文学

路地に子がにはかに増えて夏は来ぬ     菖蒲あや

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ひらがなはつつしみふかしせりなずな     富田敏子

2016-05-29 04:50:37 | 文学

ひらがなはつつしみふかしせりなずな     富田敏子

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蒲公英のかたさや海の日も一輪       中村草田男

2016-05-26 05:48:06 | 文学

蒲公英のかたさや海の日も一輪       中村草田男

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山の神海の神ゐて風薫る      中嶋陽子

2016-05-25 06:01:09 | 文学

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恋猫のもどりてまろき尾の眠り       大崎紀夫

2016-05-24 06:03:23 | 文学

恋猫のもどりてまろき尾の眠り       大崎紀夫

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麦秋をうすく遊んでもどりけり      伊藤淳子

2016-05-23 06:15:43 | 文学

麦秋をうすく遊んでもどりけり      伊藤淳子

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ことのほか明るき佐渡や梅雨に入る     関根糸子

2016-05-21 07:12:03 | 文学

ことのほか明るき佐渡や梅雨に入る     関根糸子

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家は皆海に向ひて夏の月        正岡子規

2016-05-20 06:11:47 | 文学

家は皆海に向ひて夏の月        正岡子規

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ⅩⅩⅩⅩⅠ「江戸川乱歩猟奇館・屋根裏の散歩者」を観る聴く  『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ

2016-05-19 05:53:27 | 映画

ⅩⅩⅩⅩⅠ「江戸川乱歩猟奇館・屋根裏の散歩者」を観る聴く  『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2016/4/19

  屋根裏、板が一枚外されたか、外の光が露わに、そこに男が、ここは素晴らしいと、隠れ家、覗きの場所、犯罪をしでかす間、全てを抱えて在る場所、自由、可能性、窓から見える通り、木造長屋の前の通りに車で遣ってきて降り立つ夫人、洋装の夫人、日傘を差して、屋敷の一室に、ドア、ノック、部屋の中にはピエロが、ベッドから転がって、奥様に仕えるのだ、奥様の求めに応じて、脱がし、なめ回す、その様子を屋根裏の穴から覗く主人公、その目、悶えながらも見上げて、この目に心奪われる婦人、ピエロは拾って貰って感謝感激、理解できない喜び、一人感動して婦人に抱きついているのだが、その彼方を見つめる婦人の目、この目と目、さて、屋敷の他の部屋では、女芸術家は、裸の肉体に色を塗っている、前衛芸術なのだ、また宗教家も、彼のラッパと共にタイトル、そして、井戸の水をくみ、廊下を掃除する娘、甲斐甲斐しく働くばかりの娘、屋敷の使用人なのだ、夫人と車、運転手、彼の視線、レストラン、夫と夫人、夫人の父の書生だった夫、成金娘と成り上がり者、蛙の料理、フランス料理、海外にも出かけているらしい夫、ビジネスか、政治か、国の中心にあるらしい夫、しかし、夫人はこの夫に全く興味が無い、夫は一途に身勝手に抱くばかり、夫人は故に、ピエロと遊ぶのだ、屋敷の朝、宗教家、主人公、女芸術家、祈りの生活を語る宗教家、町中で募金集め、ピエロも参加する、主人公と芸術家は取り合わない、宗教家はそれでいて使用人の娘に懺悔を誘い、主人の遣ったことを真似て手を触れる、いやらしさ、天井から覗く主人公、芸術家の部屋の肉体は、本物か、死体か、作り物か、女芸術家はレズビアンか、果たして、その本性は判らないままに、主人公はピエロに金を指しだして、己もピエロの役に、娼館で娼婦を抱いて、化粧して、ひたすら鏡の己の姿を見つめる主人公に、抱くのか抱かないのかと娼婦、中の遊びを思い出したかと、中とは、刑務所の中か、ならば、主人公は何もの、犯罪者、アナーキスト、単なる殺し屋、抱き留める主人公、だが、本気とも思えない、川原の枯れススキ、歌、泣けてきて、いかんとも出来ない娼婦、薬売り、歌、通りを歩く、ついていく赤ん坊を抱えた女たち、夫人はまた衣装を変えて車で現れて、傘を差して部屋に、今度はピエロが居ない、あくまで椅子に座って一人悶えるばかり、天井の目を見つめながら、帰りの車、運転手は、応接の椅子には仕掛けがあるのだと、いつもぬくもりを感じませんかと、椅子の中に入り込んで、夫人を感じていたのだ、ここにもまた得体の知れない、エロスが、椅子に座り感じる夫人、そこに夫が戻って、誘っていると勘違い、妻を求める夫の愚かしさ、冷たい顔の夫人を理解しない夫、夫人がまた通りに現れた、傘を差して、いつも色違いの傘と衣装、今度はピエロを抱いて、天井を見つめながら、足で首をねじり殺して仕舞うのだ、河に浮かんだピエロの死体、新聞記事、運転手は、私は奥様の見方ですと、警察が嗅ぎつけていると、夫故に未だ現れないが、近くまで迫っていると、脅しか、夫人に近寄り手を出すのだ、嫌らしい、夫人は我慢できなくなった、肉体に触れずに居れなくなった、椅子でいられなくなった運転手を、どこか冷たい視線で見つめる、花瓶を落としてしまう運転手、手を踏みつける婦人、血を流す運転手、血まみれの花瓶の部分を手にする夫人、主人公が屋敷に呼ばれる、運転手の運転する車で、語らう主人公と夫人、あなたは私と同じだと、何も語らずに、理解する二人、主人公の頭に、宗教家の殺しのシーンか過ぎる、笑み、殺人が閃く、男の目、女の目、何を放つ、さて、運転手は、いつものごとく椅子となった彼と座った夫人の関係、ささやきながら、悶えながら、果てる、芝居か、夫人は立ち上がる、椅子を切り開きガスを注ぎ火を放つ、死する運転手、やっと椅子になれたわねと夫人の笑み、またしても殺人、これまでも、どのくらい始末してきたか、彼女の真の欲望はどこに、主人公は屋敷に戻って、薬の算段、天井裏、娘を誘うスケベ親父の宗教家、深夜のいびき、口を開けて寝る宗教家、毒を盛る主人公、見事に死する、自殺と判定されているようだが、しかし、主人公の殺しとは、何、目的は、芸術家に、主人公は裸に青い線を描かせて、化け物か、青い血の流れか、今一人お願いしたいのだと、斯くて夫人も、夫人は今までも夫にヒ素を盛り続けて、僅かずつ、遂に始末したところ、晴れて、芸術家の元に、描かれた二人、この二人は芸術家を弄ぶのだ、裸にして、夫人の足で首捻り、始末するのだ、見事に、斯くて、二人は屋根裏の世界に、自由の間に見つめ合い、抱き合っているのか、いや、見ているとしか、交わっているか、にらみつけ続ける二人、セックスか、殺しか、張り合っている、終わることの無い二人の間、戦い、そして、地震、全てが終わる、廃墟の中、生き残るのは甲斐甲斐しく働いて居た娘、井戸から水をくみ上げる、水に混じった赤い血と共に、どこまでも赤い血が汲まれる、白い廃墟の中の赤い日の丸のごとき桶の水、此こそが日本だ、近代日本だ、男と女の目と目は、ロマンどころか、革命か、破壊か、戦争か、狂気、この狂気と共に、今もって、その外には居ない私たち、

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札幌国際芸術祭

 札幌市では、文化芸術が市民に親しまれ、心豊かな暮らしを支えるとともに、札幌の歴史・文化、自然環境、IT、デザインなど様々な資源をフルに活かした次代の新たな産業やライフスタイルを創出し、その魅力を世界へ強く発信していくために、「創造都市さっぽろ」の象徴的な事業として、2014年7月~9月に札幌国際芸術祭を開催いたします。 http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/about-siaf