空き缶がいつか見ていた夏の空 津沢マサ子
華厳をめぐる話 司馬遼太郎
ところで、写真家井上博道氏は、幼いころから上司海雲氏に親しみ、長じては境内を歩きつくし、東大寺の一塵一露まで愛してきた人なのである。
(中略)
青木が編集のしごとをしている窓から、銅ぶきの龍大図書館の緑青の大屋根がみえる。
香住の田舎からきた学生は、ある時期、毎日のように払暁前にその大屋根にのぼっていたらしい。この学生は、その大屋根から国宝唐門の内側を見おろすのである。
唐門は、透かし彫りの彫刻でできあがっているために、昇りそめた陽光が唐門の表に当たるとき、透かし彫りのすきまから光が針のようにほそくするどく裏側につきとおる。その瞬間を、この学生は大屋根から撮るべく幾日も通っていたという。
(『十六の話』より)
ところで、写真家井上博道氏は、幼いころから上司海雲氏に親しみ、長じては境内を歩きつくし、東大寺の一塵一露まで愛してきた人なのである。
(中略)
青木が編集のしごとをしている窓から、銅ぶきの龍大図書館の緑青の大屋根がみえる。
香住の田舎からきた学生は、ある時期、毎日のように払暁前にその大屋根にのぼっていたらしい。この学生は、その大屋根から国宝唐門の内側を見おろすのである。
唐門は、透かし彫りの彫刻でできあがっているために、昇りそめた陽光が唐門の表に当たるとき、透かし彫りのすきまから光が針のようにほそくするどく裏側につきとおる。その瞬間を、この学生は大屋根から撮るべく幾日も通っていたという。
(『十六の話』より)
いつせいに蕨萌ゆるや大自然 長谷川櫂
FROM HAND TO HAND 手から手へ 展
絵本作家から子どもたちへ 3.11後のメッセージ
北海道立文学館
FROM HAND TO HAND 手から手へ 展
絵本作家から子どもたちへ 3.11後のメッセージ
北海道立文学館
札幌国際芸術祭
札幌市では、文化芸術が市民に親しまれ、心豊かな暮らしを支えるとともに、札幌の歴史・文化、自然環境、IT、デザインなど様々な資源をフルに活かした次代の新たな産業やライフスタイルを創出し、その魅力を世界へ強く発信していくために、「創造都市さっぽろ」の象徴的な事業として、2014年7月~9月に札幌国際芸術祭を開催いたします。
http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/about-siaf