chuo1976

心のたねを言の葉として

あつきものむかし大坂夏御陣    夏目漱石

2014-05-31 05:33:43 | 文学
あつきものむかし大坂夏御陣    夏目漱石
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重き雨どうどう降れり夏柳    星野立子

2014-05-30 06:02:43 | 文学
重き雨どうどう降れり夏柳    星野立子
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そのことはきのうのように夏みかん 坪内稔典

2014-05-28 05:01:04 | 文学
そのことはきのうのように夏みかん 坪内稔典
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カラーテレビ   香山末子

2014-05-24 04:02:37 | 文学
カラーテレビ




初めて東京から来てくれたお客さん

暫く話をしていたが

「香山さん、失礼な事聞いていいですか」

失礼な事聞いていいかと言われた時

私は男のことばしか言えず

俺が俺がと使っていることか

それとも、頭を刈り上げていることか

てっきりその話だろう

そう思い込んでしまった

「見えないのにどうしてカラーテレビが入っているの」

私の思っていた話と違って

チョッピリきまりが悪かった

「白黒の小さなテレビでもいいんでしょ」

盲人の耳は

耳と目の両方を兼ねている

カラーテレビは白黒テレビより

遥かに音がいい

離れたり、くっついたりの若い男女

熱がいっぱい燃え上がるドラマ

始まる時、終る時の音楽は

きれいで柔らかく、いい音

出て来るドラマの若い衆に

年も忘れ、盲人ということも忘れ

頭の中、胸の中で

昔を振り返って

最高にいいぞ

来たお客さんは

「へんな事聞いて馬鹿みたい、おれ本当馬鹿みたい」

そんなふうに云って帰っていった


(栗生楽泉園  香山末子さん)
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プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ   石田波郷

2014-05-23 05:36:38 | 文学
プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ   石田波郷
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ⅩⅨ  「なみのおと」「なみのこえ」「うたうひと」を見る、聴く  『エイガニッキ』 2014/5/20

2014-05-22 04:30:11 | 文学
ⅩⅨ  「なみのおと」「なみのこえ」「うたうひと」を見る、聴く  『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2014/5/20



 東日本の被災の後、様々な映画が撮られ、上映されているが、唯一、被災者を撮ること、彼らの声を聴くこと、語らせること、見ること、編集すること、映画にしてしまうことの自覚に基づいているのは、この三部作ばかり、紙芝居に始まり、昔話にまでも、東北の見えない過去の歴史にまでも、踏み込んで、今、被災が、いかにして、語られていくのか、受け継がれていくのか、でも、受け継がれなくては、終わってしまう、フクシマもまた、受け継がれうるのだろうか、いや、きっと、生き延びる、生き延びてみせる、そのためには、いかに、映画の中には、具体的な処方はない、政治もない、だが、圧倒的に、この語る口こそがが、聞き入る耳こそが、向かって座っている、視線こそが、車座になって座っている、姿こそが、私たちなのだ、偉大なる、語りの歴史の中に、中から、私たちを救い出せ、
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春の川を隔てて男女哉   夏目漱石

2014-05-21 05:25:12 | 文学
春の川を隔てて男女哉   夏目漱石
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ⅩⅧ  ジャック・スミス アンディー・ウォーホール を 見る聴く   『エイガニッキ』 2014/5/20

2014-05-20 04:07:43 | 文学
ⅩⅧ  ジャック・スミス アンディー・ウォーホール を 見る聴く   『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2014/5/20



  暫く振りの再会でしたが、以前には、何も見ていなかったように思えて、「燃え上がる生物」のあの始まり、靄の掛かった世界から、現れ出る者たち、衣装、化粧、踊っているのか、もがいているのか、彷徨っているのか、表情、腕、足、音楽、彼らの叫び、輝き、ひたすら感動して見入るしかない、裸の彼ら、誰と誰が関わり合っているのかも判らない、そんな混沌、擦れ違い、求め、離れ、ポップスが流れ、真上から撮られたカメラが踊り巡る者たちを追いかける、彼らの回転、動き、カメラの外に飛び出さんばかりに、ストーリーでもない、ドラマでもない、蠢きの輝き、そして、ウォーホール、何時、変容が、起こり出すか判らない、間、人物たちの関係の中、変化を誘われる間、「イート」「キス」などの初期の反復される映像、変化らしきものは何もないが、何時、何処に、展開しないとも限らない、危うさ、「ビューティー♯2」「チェルシー・ガールズ」「ブロウ・ジョプ」「ヴィニール」「マイ・ハスラー」「ファニータ・カストロの生涯」「ヌード・レストラン」「ロンサム・カウボーイ」、招かれた者が、関わりの中で、何処に蠢き出すか、変容するか、いや、既に、変わってしまった、見ている、私も、いつの間にか、知らず、連れ出された、ウォーホール展の中の、「ルペ」「ヘアカット」「キャンプ」、まだまだ、60年代のニューヨークの映画たちも、消化しきれない、いや、全く、違う見方も、若い人々から、出てくるのかも知れない、安易な、なぞりに終わらないように、ネットを介してもっともっと自由に見られるようになれば、これも又、大きな始まりだね、 
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ⅩⅦ  「四方田犬彦 ルイス・ブニュエル」を読む 『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2014/5/19

2014-05-19 05:13:20 | 映画
ⅩⅦ  「四方田犬彦 ルイス・ブニュエル」を読む 『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2014/5/19




  ブニュエル映画を久しぶりに、ゆっくり復習できて、ブニュエル映画の間が蘇る、愉しさ、しかも、此処に書かれているのは、単にブニュエルばかりではない、60年代からの日本での世界の前衛映画に対する批評の在処も、ブニュエル映画を通して書かれている、故に、花田清輝が、松本俊夫が蘇る、花田の批評が、松本の批評が、そして、松本の映像が、偶々、最近にあらためて見ることの出来た、「薔薇の葬列」のモノクロの世界までもが、重なり合ってくる、60年代の終わりの新宿の空気も共に、読みながら、ブニュエル映画の見られた、町が、映画館が、蘇る、「アンダルシアの犬」の新宿御苑、「糧なき土地」の神保町、「忘れられた人々」の中野、メキシコ時代の映画たちの渋谷、「昼顔」はテレビのブラウン管で出会ったはず、四方田と共に、戦後映画批評史を辿り、私のブニュエル映画の体験の過去をさかのぼり、ながらも、今もって、突き刺さってやまない、ブニュエルの映像の力、終わったと想うなよ、過去の映画作家と決めつけるなよ、全くもって新しいのだから、漸くに、始まったばかりなのかも知れない、DVDも在るから、自由に、見ることが可能に成ったのだから、そんな、大きな始まりの為の素晴らしい誘いの書で在るのではないかしら、どんどん乗り越えるべく招かれて在る、私たち、それに答えるべく在る私たち、「昼顔」の鈴の音が知らず、頭の中に、響き渡る、そんな思いこみに填るなよ、いや、知らず填り込むしかないのだと、響き、ながら、馬車が行く、震災後の日本を、アベノミックスの日本を、
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映画監督の鈴木則文さんが死去 「トラック野郎」で人気博す

2014-05-17 17:09:25 | 映画
映画監督の鈴木則文さんが死去 「トラック野郎」で人気博す
2014年5月17日 13時18分(共同)





 映画「トラック野郎」シリーズで知られる映画監督の鈴木則文(すずき・のりぶみ)さんが15日午後2時17分、脳室内出血のため東京都武蔵野市の病院で死去した。80歳。静岡県出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻早苗(さなえ)さん。
 立命館大を中退して東映京都撮影所に入社。1965年に「大阪ど根性物語 どえらい奴」で監督デビューした。
 菅原文太さん主演で75年に始まった「トラック野郎」シリーズ全10作品の監督を務め、人気を博した。藤純子さん(現富司純子さん)主演の「緋牡丹博徒」シリーズの脚本も手がけた。他に「パンツの穴」「塀の中のプレイ・ボール」など。
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札幌国際芸術祭

 札幌市では、文化芸術が市民に親しまれ、心豊かな暮らしを支えるとともに、札幌の歴史・文化、自然環境、IT、デザインなど様々な資源をフルに活かした次代の新たな産業やライフスタイルを創出し、その魅力を世界へ強く発信していくために、「創造都市さっぽろ」の象徴的な事業として、2014年7月~9月に札幌国際芸術祭を開催いたします。 http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/about-siaf