chuo1976

心のたねを言の葉として

クリスマスツリーの電気消す係     杉田菜穂

2014-12-25 07:02:54 | 文学

クリスマスツリーの電気消す係     杉田菜穂

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ⅩⅩⅣ 「収容病棟」を観る聞く、 『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2014/12/24

2014-12-24 05:47:51 | 映画

ⅩⅩⅣ 「収容病棟」を観る聞く、       『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2014/12/24

 

  

 病院なのか、施設なのか、監獄か、その根拠は何も判らない、取り締まるのは医師なのか、看護士か、役人か、監視人か、満足な医療設備は何もない、他のフロアーにあるのだろうか、映画に見られるのは男性用のフロアー、三階か、四階か、下には女性のフロアーがあるらしい、何の説明もないままに、映画に撮られて、部屋と、廊下と、トイレと、テレビのある部屋と、廊下の水汲み場、四角い、中庭を巡る回廊と部屋部屋、部屋にも、ベッドしかない、シーツは取り替えているらしく、汚れ切っては居ないが、誰のベッドかはどうもはっきりしない、しかも、彼らは、トイレではなく、至る所で小便をするのだ、とりあえず洗面器はあるのだが、なぜにトイレまで行かないのか、廊下でも、部屋でも、勝手にしてしまう、わざとなのだろうか、精神を病んだ人らしい者も、どう見ても、正常にしか見えない者も、同居、犯罪者なのか、病気か判らない、つまりは、邪魔者が入っている、誰にとって、家族にとって、地域に取って、国にとって、組織にとって、押し込んだ者たちに取っての施設、入居している人々の為の施設ではない、地上階での食事、これも、立ったまま、食堂は無いのか、在るのにそこで食べないのか、判らない、どんぶり飯、どんぶりと箸、立ったまま、身勝手に食べて、どんぶりと箸を大きなたらいに戻して、一日何食なのだろうか、食べ残しに手を出す青年、叱る男、彼らなりの衛生は在るのか、時制が判らない、生活のリズムは、何時寝るのか、起きているのか、治療なのか、そして、注射と薬、これまた一様に、彼らに人権はない、そもそもに、カメラが自由に撮っている、この許可は、誰が、施設、家族、本人、全て遣らせのお芝居か、独裁国家の作り上げた、大芝居には違いない、文革の時にも、強制収容所は在ったろうが、未だに、今もって、何も変わっていない、此処に中国があるのだ、共産党、労働者の国、平等、人権、遠く離れて、しかし、彼らに労働をさせようとの様子もない、単に邪魔者なのだ、面会、ひとつの家族がクローズアップ、収容された夫、面会の妻と息子、早く出たいと夫、互いにカメラを意識しながら、まだよと妻、良くなったら、何を基準に、良くなるとは何、妻は携帯を持ち、音楽をインストール、妻はどうやって暮らしているのだ、誰かが、後ろ盾の者が居るとしか、夫が邪魔としか、不気味な世界、後半には、娘が見送りに来た収容される男が居た、涙の別れ、これまた、何故に入ってきたのか判らない、大男、廊下を走る、沈黙の青年、なぜかベッドで互い違いに二人寝ているコンビ、一人は裸で水浴び、そして、戻ってくる、横のベッドの青年も入り込もうと、何をしているのだ、絡まっているのだ、もじもじと、これが愛だろうか、セックスだろうか、まさぐり合う二人の関係は、そして、上の階の一人の男は、私の女房と下の階の廊下の女に語りかける、下から、答える女の収容人、彼女は上の階の廊下まで上がってきて、柵の前で二人語らう、この柵は鍵があるのだろう、開くことは出来ない、笑み、手を差し伸べあって、何をしているのだ、これもまた愛か、また違ったカップルの二人、同じベッドの二人、前半にも二人でベッドにいた、この二人が、ラストには、廊下のベンチに、二人仲睦まじく座っている、これもまた愛か、肉欲の絡まりとしか、此処に、民主主義は、権利は、闘争は、怒りは、何も見いだせない、敗北でしかない、何年も入っている者たちが居るのだから、誰かが反撥すれば、だが、何も起こらない、起こせない、関係は、脱出は、せいぜい、壁を、ベッドを、壊すくらい、一人の男が自由の身に、去っていく、村に、家に、戻ってきた、納屋、母親、父親、二階の男のベッド、それでも、テレビが、バイクが、家族はどうやって暮らしているのだろうか、何も語らない父親、男は何故に収容されたか、暴力か、病か、犯罪か、彼が村を彷徨い歩く、道、近代化、バイクが通り過ぎ、アパートが建設されている、ならば、この近代化に取り残された、者たち、西鉄区の廃墟、建築の為の廃墟、近代化の建設に乗れた者は良い、乗り遅れた者たちは、今、また、男は、一人、歩く歩く、道、アパート、車、現代中国から外された男の歩き、宛もない、永回し、また病棟を目指して歩いているのだろうか、あの廊下での患者の歩きの空回りのごとくに、何処に着くわけでもない、納屋の一家の貧しさ、家の中にゴミか、汚れたままに、あれが生活か、近代とは、現代とは、ゴミのままの生活、夫を施設に入れている嫌らしい妻が蜜柑を持ってまた遣ってきた、皆が群がる、食べて、皮をそのままに床に、食べ散らかして、こんなゴミを横に集めるばかり、何で捨てない、退化したのだろうか、いや、原始人だってあんなことしない、生活の邪魔なのだから、片づけるに違いない、これは退化ではなくて、進化、中国という、二十一世紀の進化の最前線、ならば、既に、あの貧しい一家の汚れは、既に、以前から、独裁政権の最中、ずっとあの調子か、何も出来ないままに、これが最前線、だが、カメラが入った、彼らもまた、カメラを意識した、そして、そこから、何か、外は、見えないか、医師も、看護士も、カメラを意識した、撮られてあることを、だが、未だ、その実体を、理解していないが、世界に、見られてしまったことの現実を、しかし、日本の施設、ビジネスもまた、違うと言えるのだろうか、組織され、管理され、だらだら、蠢くばかり、一見システマチックに小綺麗に動いているように見えながら、お題目の世界、反復の世界、不況だから、文句も云わず働くしかない、サービス残業、仕事を辞めない限り、ビジネスの外はない、人が足りないと、直ぐに電話が掛かってくる、ビジネスの危機管理と称して、全ては、見張られて、文句も云わずに出社、朝も夜もない、映画の彼らも、夜に眠れない、灯りがついて、昼に寝ている、時間の感性が、めちゃくちゃ、自由なのか、確かに、寝ても起きても自由、こんな自由、本もない、絵もない、音楽もない、色彩がない、確かに雪は降った、その白、後は、僅かの着ているものの色合い、これも又、汚れて、色彩を失っていく、医師らの白、汚れた壁のくすんだ白、シーツの白と青、この青が、少しばかり、心地よい、蜜柑の黄色、これも食い散らされて、ゴミとして掃かれてしまう、窓もない、中庭ばかり、何もない中庭ばかり、外が見えないのだ、閉じられて、政治犯もあるのだろうか、都合悪くなると、病と称して押し込められるのだろうか、この権力の自由、に、今、カメラの自由が対抗しうるか、権力が問われ、見えてしまっている、だが,見ている私たちが、見えて仕舞った権力を認識するとは何、闘争、どんな、いかなる、逃走、どこに、いつ、何も見いだせない、それでも、見ること、聞くこと、収容病棟の中の私を、誰か小便を垂れ流す音が響く、

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へろへろとワンタンすするクリスマス     秋元不死男

2014-12-23 06:23:25 | 文学

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年の瀬のうららかなれば何もせず      細見綾子

2014-12-22 05:46:48 | 文学

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やがて地に還る身をもて受ける雪      赤坂恒子

2014-12-20 06:57:02 | 文学

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初雪や積木を三つ積めば家     片山由美子

2014-12-19 01:47:18 | 文学

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初雪は生まれなかった子のにおい     対馬康子

2014-12-18 06:35:19 | 文学

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雪の夜の紅茶の色を愛しけり      日野草城

2014-12-17 06:30:21 | 文学

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限りなく降る雪何をもたらすや    西東三鬼

2014-12-16 05:59:11 | 文学

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仁義なき戦い 頂上作戦(予告編)

2014-12-14 14:39:26 | 映画

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札幌国際芸術祭

 札幌市では、文化芸術が市民に親しまれ、心豊かな暮らしを支えるとともに、札幌の歴史・文化、自然環境、IT、デザインなど様々な資源をフルに活かした次代の新たな産業やライフスタイルを創出し、その魅力を世界へ強く発信していくために、「創造都市さっぽろ」の象徴的な事業として、2014年7月~9月に札幌国際芸術祭を開催いたします。 http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/about-siaf