chuo1976

心のたねを言の葉として

ⅩⅩⅩⅩⅩⅡ「三姉妹」を観る聴く、 『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2017/2/28

2017-02-28 06:08:58 | 映画

ⅩⅩⅩⅩⅩⅡ「三姉妹」を観る聴く、       『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2017/2/28

  母を早くに失った三姉妹、父と祖母との五人暮らし、長女は母代わりで皆の面倒を見てきて、一家の大黒柱、皆が良いように使ってきたから、結婚出来ずに、家庭の中で甲斐甲斐しく働くばかりの毎日、祖母はそれが心配、父はまだまだといつまでもこのままが続くと思い込んでいる、次女と三女は故に、長女に家事を任せて自由奔放、恋も、遊びも、学校も、始まりは歌で、三人の歌で始まる、ミュージカル、楽しいのです、見事です、祖母の嘆き、連れない父、それでも、祖母の言葉にしたがって、友人を集める、仕事場の、きっと良い花婿が居ると祖母の思い、だが、集まったのは、老人ばかり、覗く次女と三女と祖母、呆れる祖母、あんたは何をしているのだと、友人を集めろと云ったから集めたと傲慢な父親、溜まらず、祖母は、奔放な次女に話して、共に長女を連れ出せと、斯くてハイキング、今までは女性の歌ばかり、ここでは、青年が高らかに歌うのだ、ロケ地の高原、素晴らしい、だが、ここでのドラマの転回は今ひとつ曖昧で、何か脱落があるのだろうか、この歌ばかりで終わってしまって、実際は長女と青年らに何か在ったのだろうが、斯くて、またの日に、やって来たパーティー、ダンス、音楽、次女は直ぐに男らとダンス、一人困惑気味に居場所の無いままの長女、若者たちは、年増の長女をからかって、誘って、溜まらず弄ばれていると思って、次女のボーイフレンドの彼と共に先に帰ってしまうのだ、長女の怒りに、祖母はまたしても落胆、こんな最中に、長女が一人通りに、買い物か、ロケの愉しさ、当時の町の空気、これだけで映画だ、ドキュメント、忙しさにぼうっとしていたか、車とぶつかって倒れる娘、慌てて抱き起こす青年、が、互いに詰り在って、あなたが悪いと、君が悪いと、屋敷まで、力シャーで送って貰って、青年は困ってしまって、それでも家まで付いてくる、謝りに、だが、一向に相手にしない長女、が、翌日も、その次の日も、花束を持って繰り返し訪れる優しい青年、家族らも、気に入って、次第に笑みの長女、互いに惹かれ在って、でも、自由な次女は己から誘って連れ出すのだ、車に乗って、いつものボーイフレンドはバイクで遣ってくるが、相手にされずに、そこには三女が言い寄るばかり、彼女もまた自由人、こうして長女を差し置いて次女と青年のデイトが続く、しかもついには、婚約話にまでも、祖母の怒り、長女が先に結婚しないなどとはあり得ないと、祟りがあるとばかりに、そんなものは迷信だと父、祖母の反対に、怒りの次女、長女までも反対して、私に対するさや当てだと、全ての様子を伺う三女、仕方なしに祖母は親戚の屋敷に長女を預けようと、あの屋敷には息子ばかりだから婿も見つかるかも知れないと、父も受け入れるしか無い、次女の婚約話には、父も驚き己の責任を感じているのだ、今まで長女のことを余りに考えなかったが故にと、斯くて長女は親戚の屋敷に、ここには幼い少年が、甲斐甲斐しく面倒を見る長女、長女から手紙が、面倒を見るその息子の名と、キスと抱擁、ベッドを共にするとの話しに、聴き入る次女の婚約者の驚き、こうして、初めて己の真に恋する相手を認識する、斯くて、三女と祖母の企み、青年に嫉妬させ、お屋敷に尋ねさせようと、こうしてやって来た青年、手紙のことを問いただす青年、何故にあなたに答える必要がと、愛しているからと、この言葉に笑みの長女、そこにこの一家の家族が皆現れて、しかし、長女の手紙の相手の名の息子が未だに、現れない、穏やかで無い青年、幼い少年が遣ってくる、初めて知る青年の笑み、祖母らもやって来た、次女の嘆き、そこにはいつものボーイフレンドが、晴れて、長女と青年の抱擁、美貌の三姉妹、歌在り、ダンス在り、娘さんたちが綺麗で素晴らしいです、少し古いインドネシア映画ですが、楽しいのです、まだまだ、私たちは、いや、わたしは映画を何も知らない、

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ⅩⅩⅩⅩⅩⅠ「ハドソン川の奇跡」を観る聴く、 『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2017/2/27

2017-02-27 05:27:55 | 映画

ⅩⅩⅩⅩⅩⅠ「ハドソン川の奇跡」を観る聴く、         『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2017/2/27

  時制が入り組んで、事故、取材、調査、ホテルに缶詰にされてのパイロット、主人公と副機長、不安、眠り、夢、女性キャスターの語り、英雄ですか、詐欺師ですか、この問い、女性キャスターからの視線、安心出来る視線を求めて、妻と語らうが、缶詰にされていて直接会えずに、いつも、携帯で話すばかりで、出会えない、抱き合えない、遠く離れて、この不安を生きること、その最中で、生還すること、最前線物語、だから、事故も含めて、どのシーンが、現実なのか、夢なのか、調査の過程なのか、過去を思い出しているのか、全く判らない、事故のシーンも、主人公の再現なのか、副機長の再現なのか、アテンダントの再現なのか、客観描写か、いや、ドラマに置き換えた段階で、既に作り物、だから、この全ては作り物でしかないことの自覚、しかし、それでも、機長たちは、その曖昧さの中で、生き延びたのだ、過去の経験、若かりしころの教官からの教え、戦闘機の事故の最中の帰着、こうしてみると、やはり、機長自身の錯綜の中の映画なのだ、過去が、現実が、調査のデータが、テレビが、酒場で、主人公のサリーがあっちにもこっちにもと、確かに、ガラス窓の前に佇んで、ビルの中、落下して炎上する飛行機を観る主人公、夜の闇の中、ハドソン川に不時着の戦闘機を見いだす主人公、乱反射、どこに実体が、皆に、晒されている、テレビのコミカル有名キャスターインタヴュー、これだって、いつのことだ、全てが終わった後のこと、いや、このホテルにいる缶詰の中では、未来の希望ではないのか、だから、ラストの調査の世界も、これは現実と言えるか、これもまた、主人公のホテルでの、夢の中では無いのか、絶対の自信だろうか、いや、危うい未来では無いのか、偶々、彼らに優位に事が運んだ、確かに、会社は、機長の運転ミスに仕立てたい、保険の問題もあるから、これがビジネス、あの事故の後の生還同様に、陸に降り立っても、また、生還のための戦いが続くのだ、どこまでも、これが現実、パイロットとは、舵を取るとはこの事、皆の視線に晒されて、結果では無いのだ、この晒された、現実を生きるしか無い私たち、機長は確かに生還した、し続けている、が、私は、その私とは、全くもって危ういものなのだ、いつまた、新事実として、何やらいかがわしい問いかけが、現れないとも限らない、取材として、マスコミとして、そこでもまた、しっかり生還し続けようでは無いか、

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「点字」    近藤宏一

2017-02-26 03:27:53 | 文学

「点字」    近藤宏一

 

 

ここに僕らの言葉が秘められている

ここに僕らの世界が待っている

舌先と唇に残ったわずかな知覚

それは僕の唯一の眼だ

その眼に映しだされた陰影の何と冷たいことか



読めるだろうか

星がひとつ、それはア

星が縦にふたつ、 それはイ

横に並んでそれはウ

紙面に浮かびでた星と星の微妙な組み合わせ



読めるだろうか

読まねばならない

点字書を開き唇にそっとふれる姿をいつ

予想したであろうか・・・



ためらいとむさぼる心が渦をまき

体の中で激しい音を立てもだえる

点と点が結びついて線となり

線と線は面となり文字を浮かびだす



唇に血がにじみでる

舌先がしびれうずいてくる

試練とはこれかー

かなしみとはこれかー

だがためらいと感傷とは今こそ許されはしない

この文字、この言葉

この中に、はてしない可能性が大きく手を広げ

新しい僕らの明日を約束しているのだ

涙は

そこでこそぬぐわれるであろう

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ふらここや空の何処まで明日と言ふ       つつみ眞乃

2017-02-25 04:11:49 | 文学

ふらここや空の何処まで明日と言ふ       つつみ眞乃

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春待つや愚図なをとこを待つごとく     津高里永子

2017-02-24 05:21:58 | 文学

春待つや愚図なをとこを待つごとく     津高里永子

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映画監督の鈴木清順氏が死去 「ツィゴイネルワイゼン」

2017-02-23 04:21:08 | 映画

 

映画監督の鈴木清順氏が死去 「ツィゴイネルワイゼン」

 

2017/2/22 日本経済新聞




 「ツィゴイネルワイゼン」「けんかえれじい」などの作品で知られる映画監督の鈴木清順(すずき・せいじゅん=本名・清太郎=せいたろう)氏が13日、慢性閉塞性肺疾患のため都内の病院で死去した。93歳だった。告別式は近親者で行った。喪主は妻、崇子(たかこ)さん。

 1923年東京生まれ。学徒出陣でフィリピンに出征。48年旧制弘前高校を卒業し、松竹入社。日活に移籍し、56年「港の乾杯 勝利をわが手に」で監督デビューした。

 渡哲也さん主演の「東京流れ者」などアクション作品を多く手掛け、原色を生かした色彩や大胆な情景描写は「清順美学」と称された。68年に日活に専属契約を解除されるが77年復帰。80年「ツィゴイネルワイゼン」で日本アカデミー賞最優秀作品賞などを受賞した。俳優としても、映画やテレビで活躍した。

 

 

 

 

 

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目が見えて耳が聞こえて冬の森        山田露結

2017-02-21 06:08:47 | 文学

目が見えて耳が聞こえて冬の森        山田露結

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転がりしバケツ冷たき二月かな      辻貨物船

2017-02-20 06:13:52 | 文学

転がりしバケツ冷たき二月かな      辻貨物船

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書道部が墨擦つてゐる雨水かな       大串 章

2017-02-19 05:51:52 | 文学

書道部が墨擦つてゐる雨水かな       大串 章

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春浅し空また月をそだてそめ         久保田万太郎

2017-02-18 06:32:44 | 文学

春浅し空また月をそだてそめ         久保田万太郎

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札幌国際芸術祭

 札幌市では、文化芸術が市民に親しまれ、心豊かな暮らしを支えるとともに、札幌の歴史・文化、自然環境、IT、デザインなど様々な資源をフルに活かした次代の新たな産業やライフスタイルを創出し、その魅力を世界へ強く発信していくために、「創造都市さっぽろ」の象徴的な事業として、2014年7月~9月に札幌国際芸術祭を開催いたします。 http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/about-siaf