ラードラー日記 ー グルメライダース2.5

海外ビール紀行 と ロードバイク ヴェンジとの日々

マチュピチュ山頂 聖なる山

2013-05-11 00:23:39 | ペルー


霧の中からマチュピチュ遺跡が姿を現す。感動第二章。明け方に強い雨音が時差ボケの頭を叩く。5月は運がよければ、晴天と霧の両方を味わうことができる。なんてついているのだろう。

でもそれは、ツアーにはついていない、往復約4時間。ワイナピチュの約2倍の獲得標高。2000kCalを消費するマチュピチュ登山にチャレンジ。ワイナピチュ山はとれなかったが、親切な現地ガイドが一緒に登ってくれるという。これはありがたい。入り口に入山下山の名前を書くところがある。前半から結構急な山道であるので、脱落する人もでる。旅先で高地でもあるので、ポラールを145拍リミットに設定。途中立ち止まれる場所に着くまでに何度かリミットを越える。水分は1リットル持っていったが、ほぼ飲みきった。途中補給のゼリーバーとVAAMスティックを飲む。それほど寒く無く、若い女性でも登れるので、心配しすぎることは無いが、服装は山仕様が望ましい。

頂上目前まで霧が立ち込めていたが、頂上について見下ろしていると霧の隙間からマチュピチュ遺跡が見えてくるという感動の画となった。実は、マチュピチュ遺跡の来訪記念の証明書の写真は、この山頂からの写真が使われている。頂上には30人程度。日本人は男5人。女4人。皆で写真を撮って感動を味わう。ユニクロの薄いウインドブレーカを着込み寒さをしのぐ。また、アラパッチャママと山々に感謝をこめ、3枚のコカの葉と願い事を書いた紙を地中に埋める。

下りは心拍を気にすることが無いので、スピードアップ。トレラン用の底の薄いシューズだったため、ひざ抜きしながら、拇指球着地で降りる。ふくらはぎの筋肉と足首の負担があったが、MUSASIのNIスティックを飲んで、次の日は問題なし。


インティプンク遺跡からの眺望

2013-05-10 00:19:21 | ペルー


インカ古道をクスコから2泊3日で歩き続け、明け方登り坂を上りきり、このインティプンクにつく。この左のゲートをくぐった瞬間、神々しいマチュピチュ遺跡が目の前に飛び込んでくる。これが、最も感動の大きいマチュピチュの訪れ方である。現地ガイドに荷物も運んでもらえ、料金的にも高くないので、時間をとって是非チャレンジして欲しい。

逆にマチュピチュ遺跡から約1時間かけて登り、インティプンクに来ることもできる。途中広い踊り場も何箇所かあり、坂の斜度がそれほどでもないため、ゆっくり登れば高齢の方でも到達できる。ついたらノンビリ古代のロマンに想いを馳せるのも悪くない。

さて、明日は、ワイナピチュのリベンジをする。


マチュピチュ 天空の都市

2013-05-05 23:40:30 | ペルー



天空に吸い込まれる。その圧倒的臨場感。マチュピチュをインカ道途中から見下ろす。写真やDVDで何度も見たはずの風景。でも、ここに足を運ばなければ味わえない感覚。体が斜めに落ちていくようだ。このまま空を飛べそうというか、斜面を駆け下りれるというか。暫くの間、じっと見下ろし、この空気に身をまかせる。豆粒のような太古の人々が街を行き交う、でもそれは旅行者であり、この土地の住人がどこに行ったかは誰も知らない。
ビンガムが発見し、100周年ということであるが、ペルーの人々はそれを喜ばない。なぜならこのアメリカの大学教授に発見されるはるか前からそこに存在していたことをペルー人は誇りに思っているから。

今日は快晴である。5月は雨季から乾季に移行しているのでベストシーズンである。一般に8月の真冬の方がベストと思われているが、後の章で5月の良い理由を書く。昼は日本の夏の服装でちょうど良い。日差しが強いため、薄い長袖と帽子はあったほうが良い。マチュピチュ村には、滞在期間分の荷物しか持ち込めない。ペットボトルは、心無い観光客が捨てたため持込が禁止になるなど、結構気を使う。もう少し寒いのでは無いかと思い秋用の登山ウエアを持ち込んだが夏用の方が良かった。

昼食は、オリエント急行が運営する遺跡前のサンクチュアリ・ロッジのレストランで、バイキングを食べる。最も食事が美味しいといわれるが、食べやすいのは高地のため茹で加減がいまひとつのパスタと飲み放題のインカコーラ、そして豚の丸焼き位であろうか。このホテルは高級であるが、夕方以降、星を眺める以外何もやることが無いという場所であるので、麓のマチュピチュ村のホテルに我々は泊まる。

さて、午後はインカ古道をさらに歩く。


マチュピチュ村にくまもん着く…リアルタイム版

2013-04-30 19:24:50 | ペルー



根菜類を主食にする地域には文明国家は生まれないと云われている。理由は保存が効かないため、資本の蓄積が出来ないからということ。ペルーは4000種類のジャガイモがある。ペルーは標高4000メートルでのこうやジャガイモ(黒のチューニョ、白のモラヤで納豆のような味とのこと)を生み出したが、例外のケースである。

さて、オリャンタイタンボから展望列車に乗る。走りはじめてすぐに屋根の上の冷房のカバーが大きな音をたてて外れ、拍子で展望窓にひびが入った。駅から代わりのカバーを持ってくるということ。乗客もトラブルもこの列車の名物といった感じで盛り上がる。オリエント急行が経営しているのになんてこった。
夕暮れ時にマチュピチュ駅に着く。マチュピチュの民芸品店は4倍位ふっかける。Tシャツは3$位の品物だ。ケーナなど楽器専門の屋台があり、ちょっと買っても良かったかもしれない。

さて、旅行会社では推奨されないワイナピチュ登山をやりたい。2011年以降、1日400人の入場制限がある。基本インターネットの予約が必要だがpdfが見えないとダメなので旧iPadは厳しい。マチュピチュ村のメインストリート沿いにあるマチュピチュの観光局に直接アタック。現地通貨のみしか有効で無いので、70$を両替。列に並ぶ。結果は金曜日まで一杯。残念。でもあきらめもつく。明日はついにマチュピチュ遺跡である。


くまもんクスコに着く

2013-04-29 11:33:45 | ペルー


リマからクスコへは、左の窓側が良い。アンデスの山々が見える。高山病予防には、リラックスが大切。平地の60パーセントの分子しか無い。着いた直後はリマの酸素が残っているので大丈夫。

お腹いっぱいのハヤブサと言う意味のサクサイママンの巨石はキレイな曲線を描く。諸説あるが、これは神殿だったに違いない。

聖なる泉タンボマチャイは緩やかな登り。ポラールで心拍を110に抑えて登る。泉の先の岩の上からの絶景は素晴らしいが心拍は気づいたら120を越えていた。とにかくちょっとした登りでも休みながら歩こう。一人高山病で血中酸素が70まで下がってしまった。教会の医務室で酸素吸入をしたら、30秒で血中酸素が99まで回復。5分で顔に血の気が戻った。頭痛も軽減された。かといって酸素吸入ばかりしていると高地順化が妨げられ、高山病にかかりやすくなるので注意である。私は幸いなことに血中酸素はリマと同じであった。