前回迄のあらすじ。小豆島の寒霞渓の東ルートから頂上まで到達し、12月に出来たばかりのサイクルステーション迄走り一泊。次の日は、さらにペースアップのトレーニングモードに移行するが、果たして無事完走できるか。
地蔵埼灯台は景色が良いのと人が少なくオススメです。クライマーの中、ヴェンジとコスカボのスプリント仕様車で遅れて到着。
その後、平坦に戻ると秘密の練習。コード「渦潮」が始まる。勝手に今名付けたので、どこにも通じないと思いますが、大人の事情もあるので如何でしょう。ツールドフランスと同じ気分が味わえます。コツは渦の内側は外側の-2km/hで我慢すること。スピードメーターを見ていると危険なので、感覚で掴むしかない。前と横をどれだけ詰められるかがポイント。最後の人は合図を送らないと上手くいかない。初めてやったが参加者のレベルが高いので初顔合わせなのにバッチリ決まり、爽快。
その後、風車によって観光気分もちょっと味わうが、あまり休まないで次に進む。
島の南側には国道があってそこだけ交通量が多いので、車にストレスを感じさせないよう上品に走る。マイナーな道に入ると、ペースアップ。集団の最後尾でスタートしたが、途中の坂と平地で前が千切れており、ちょっとヤバイとペースアップするが、前の集団がいつの間にかさらに加速している。必死にドッキングしようとするが、一人で集団に追いつくのは大変だ。追いついたと思ったところで、前から観光バスが来たので、ちょっと緩めたら、更に加速されており、だいぶ差が開いた。30km後半で無いと巡航はできないと思い、見える範囲でついていくと二十四の瞳映画村で止まった。どうやらここまでのスプリント勝負が行われていたようだ。もう少し早めに追いついていれば参加したかったが、しょうがない。平地のレベルも高い。
戻ってしょうゆソフトを食べる。コーヒーのような味で美味しい。
小豆島はしょうゆの香りとごま油の香りがあちらこちらでするので食欲がそそられる。
そこからは、帰りのフェリーに一緒に参加したパートナーが遅れないよう、遅いペースのBチームに合流。自分が7%の坂をダンシングだけで登れるようになっているのに驚いた。今まで数回転しかできなかったのに。基本は踏み込む脚と同じ側のハンドルを肩甲骨で上に引き上げる反力の利用で上がるのだが、逆側のハンドルを掌の膨らんだ部分で下に肩甲骨から押し込む感じでスムーズに行けた。あっているか知らんけど。
最後はまた速いチームに戻り、最後尾から先頭に追いつき、渦潮に参加。40km位のハイペース。大部港に全員無事到着。大変楽しい思い出となるとともに、自分で言うのもなんだが、この二日間で、相当レベルアップした。帰りは赤穂から新快速で三宮位までは空いているので、輪行も楽チン。トイレも1,8号車にあり、そばに置けるスペースも有るようだ。
ショップのスタッフ、小豆島の方々、そして一緒に走った参加者のお陰で、一人で走るのと全く違う良い経験ができた。この場を借りてお礼を申し上げます。
ロードバイクは楽しい。
そして小豆島は楽しい。