日本から空路フランクフルトに到着。北ヨーロッパは大寒波の影響で
ドイツ国内線も含み、半日分がキャンセルとなってしまった。ベルリンへの最終便は、夜9時42分発。しょうがないので、レストランでフランクフルトソーセージを注文。これは日本のお子様ランチのソーセージと基本同じなので、期待しないように。結局最終便に乗れず、スーツケースも倉庫に入ってしまったので、航空会社提携のホテルに一泊。
翌日、朝6時に空港に行き、振り替えは電車に決定。期せずして、初めてのドイツでの電車旅。時速220kmの特急でもベルリンまでは4時間かかる。普通の電車なら5時間半はかかる。面白いのは同じ車両で指定席と自由席が混在していることである。窓の上に小さな電光掲示板があり、そこに指定があると行き先の表示がでる。何も出ていなければ、自由席だ。最初分からずに座ってしまった。それはそうである。4時間立ちっぱなしはつらいので、注意しよう。
食堂車も中々綺麗で、軽食やドリンクも頼める。
今回の旅で、分かったのは、このブログのタイトルともなっている、「ラードラー」という飲み物が大体どこの店(もちろんこの食堂車も)あったことだ。こんなメジャーな飲み物にも関わらず、あまり知られていないと思うので、紹介すると、ビールをレモネードで半々に割ったカクテルである。ラードラーというのはドイツ語で「自転車乗り」という意味であり、自転車乗りが酔っ払い運転にならないよう、この軽いビアカクテルを好んで飲んだことに由来する。
ただ、これがヴァイツェンビールをレモネードで割ると「ロシア人」となり、こちらはややマイナーであるが、レストランなら頼める。ヨーロッパに行ったならヴァイツェンが飲みたいので、自転車乗りではあるがロシア人を良く頼んだ。飲みやすさは「ラードラー」の勝ちであるが、ポーランドのブロツワフで飲んだヴァイツェンの癖が忘れられず、此方とした。
さて、コンサートを見にいったのに、未だベルリンにすら着いていない。時差ボケもひどいのに、夜のコンサートは大丈夫か。ビールを飲んでいる場合なのか。 次回「トリスタンとイゾルデは、決して誰も寝てはならない」の巻。乞うご期待。