ラードラー日記 ー グルメライダース2.5

海外ビール紀行 と ロードバイク ヴェンジとの日々

風張峠 PASS SEEKER 東京都最高地点

2012-11-18 20:57:53 | クロスバイク


東京都で一番高い所、スカイツリーでは無い。それは風張峠。眼下に山並みが見下ろせる。真の最高地点である。和田峠⇒土山峠⇒ヤビツ峠を版図に納め、さて次はどこかと悩んでいたが、やっぱりここは行っておかないと。

今回は、家からノンストップ自走で峠を目指す。しかも朝食抜き、無補給でダイエットバームのボトルのみ。インナーロー禁止。と決める。理由は単にボジョレー太りであまりのショックを受けたためだ。しかし峠までは、どこから坂登りか良くわからなかったが、とにかく長い道のりである。前半は調子よくシフトアップも決まっていたが、終盤足が止まった。グリコーゲン、グリコーゲン出て来いと唱えながら登る。ボトルの水も底をついていた。追い越していったローディに「水分無いんじゃない?」と指摘され、危険を冒してもしょうがないので都民の森までノンストップと変更し、そこで団子と水分を補給した。さて、気を取り直し風張峠までさらに登坂だ。季節が良いので、車もバイクも大挙してきている。なのに坂道で工事をして片側通行だ。登りのスピードだと結構怖い。そこをパスして、ある程度走るとこの東京都最高地点の標識がある。また、駐車場もあるが、よくある峠の看板が無い。ちょっと残念だけど、風張峠ゲット。

さて、ジャケットを羽織り、やっと私の大好きな下りである。最初に書いたように山並みが眼下に広がる様子は本当に気持ちいい。適切なスピードで下る。この景色みんなに見せてあげたいが、やはり行って見ないとこの感動は味わえないんだろうと思う。車でなく自転車のスピードがいい。でもこの登りも結構大変だよなあ。

急坂区間を降りてなだらかな下りを走っているとなにやら違和感がある。セメント工場みたいなところに一旦停車する。すると後ろのタイヤの一部が完全に擦り切れてしまっている。そこからチューブにも穴が開いてパンクしている。さてここから最寄の駅はというとなんと10kmも離れている。気を取り直し、後輪をはずし、スペアチューブをはめ、空気を入れるが、携帯ポンプなので力の入れる方向が難しい。そしたらバルブが折れてしまった。しょうがなくパンク修理キットでチューブを補修。さらにまた下り坂があったらバーストする可能性があるので、前と後ろのタイヤを逆にする。そし空気を入れて何とか応急的に走れるようになった。ただ空気圧が低いので、ママチャリのスピードで駅までの10kmを走り始める。途中タクシー会社とかガソリンスタンドで空気入れが無いか聞いてみたら、あたりまえだがフレンチは無い。結局最寄駅まで走って輪行し、そのまま自転車屋にタイヤを注文して自転車も預かってもらうことにした。

盛りだくさんの充実した一日であった。


ヤビツ峠~丹沢道 SEEKER

2012-11-11 08:08:39 | クロスバイク


富士山と丹沢の紅葉。最高! ヤビツ峠をファーストアタックで制覇し、日本の四季を満喫。日本人でも感動するので、外国人なら日本滞在中一度はチャレンジしてみて欲しい。実際、宮ヶ瀬方面からヤビツ峠に向かう方向は、外国人のサイクリストグループが結構走っていた。一方日本人は、表ヤビツを上り下りする人が殆どだ。そんな中表ヤビツを登って宮ヶ瀬湖~津久井湖というルートが今回のチャレンジである。

まず、前回道を間違えヤビツ峠にたどり着かなかったため、小田急線での輪行という鉄板手段を使う。一番前の車両には他に輪行者が2名いた。でも、一番前は、席が空いているにも関わらず、窓にかじりつきの大人鉄ちゃんに占領されていて、自転車を隅に置けない。秦野が近くなってきてようやく置くことができる。そこへおじいちゃんが孫を抱きかかえてやってきた。孫がおじいちゃんに「これなあに」と私の輪行バックを見て質問した。するとそのおじいちゃんは、「中に自転車が入っていて、トレーニングで峠を走りに行くんだよ。」と解説していた。「ふーん」ってそんな説明2歳の孫にしてわかるのか?後半の説明何?という気持ち、さすが峠のメッカ、一般乗客も伊達ではない。

さて、秦野で組み立て、表ヤビツファーストアタック。名古木交差点でストップウオッチを押す。蓑毛バス停前の坂で、一回インナーローを使うが、全体的にそんなに急ではない。しかし、傾斜の変化が多く、おそらくスピードの出し方にコツがありそうだ。途中、富士山が綺麗に見えた。その後直ぐに駐車場が見えるので、「もう着いたのか?」と思いとまりかけたが、目標タイムより速すぎるので、おかしいと思い直し、また上に向かう。一度も足をつかずに峠までは行きたい。また途中トレランの下りの人に聞いたら「まだまだ先」ということであった。そして視界にまた駐車場が見えたので、ラストスパート。ここは斜度が緩く本当のスパートになり、ゴール。目標時間も下回り無着地完走。目標の峠をファーストアタックで完走したので、まずは満足。定番の看板に紅葉が綺麗である。

売店のおじさんに、「宮ヶ瀬湖までアップダウン厳しいですか?」と聞くと殆ど下りだという。それでは、行って見よう。この間の丹沢ルートは紅葉が最高に綺麗で、空気も綺麗。本当に最高であった。裏ヤビツから上がってくる外国人ローディに「ハロー」と声を掛け合う。みんな充実した顔つきだ。途中の喫茶店で湧き水を汲ませてもらって補充。あちこちで写真を撮りながら下る。

さて歯医者の時間までに戻らないとと思い、相模湖をあきらめて津久井湖に回って帰り。気持ちいい気候と景色の充実した数時間であった。


峠ゲッター 土山峠 SEEK

2012-11-04 20:02:56 | クロスバイク


人生の峠をいくつ制覇することができるか。それは峠ゲッター。津久井湖の土山峠まで自走。本当はヤビツ峠をゲットする予定だったのだが、道を間違えた。まず、秦野を目指していたのだが、いつの間にか愛川についたため、宮ヶ瀬経由で裏ヤビツを目指すことに変更。ただ、宮ヶ瀬に行くまでに坂を下っては登り下っては登りとかなり精神的ダメージがきつい道であった。苦しくても目的地に徐々に登っていくならば、いいのだが、先のわからない長い下り坂を降りていくのは、何とも不安になるものだ。まわりに他のローディを見かけず、完全に一人旅だ。コンビニで見た地図の縮尺がアップダウンによって大分伸びたように感じる。

これも人生のようだなあ、くじけてはだめだと気を取り直す。

412号と514号の交差点のセブンイレブンで、これまでも散々道に迷って今日はリタイヤと思ったが、とにかく宮ヶ瀬ダムまで登ってみようとひたすら登る。

すると、あっさり着いた。

さて、今度はヤビツ峠を目指す。しかし、宮ヶ瀬湖にかかる大きな橋(やまびこ大橋)を渡らず、直進してしまった。道をまちがえたのがわかったのは伊勢原に降りてからであった。その途中にこの土山峠をゲット。まだ紅葉には早いようだ。そこから再度秦野を目指すが、午後は予定があり、DF。

いつかヤビツリベンジ(道に迷わないこと)を心に誓い。かつ土山峠のシンプルな看板にも心洗われつつ本日は終了である。