ラードラー日記 ー グルメライダース2.5

海外ビール紀行 と ロードバイク ヴェンジとの日々

ラ・ラヤ峠と自転車

2013-05-28 23:40:56 | ペルー


クスコからプーノへの標高4000mの街道。普通に自転車が道路の端を整然と走っている。しかも自転車専用の標識もある。当然ママチャリではなく、クロスバイクタイプた主流である。

さて、高山病の理論を改めて考えたい。やはりツアー中頭痛がしたり、酸素吸入が必要な人が結構いたからである。確実な予防には血中酸素濃度測定器(大きなクリップのようなもの)を5万円ほどで手に入れ、携帯酸素ボンベを持ち歩くことだ。今回は心拍数からアプローチしてみる。三浦雄一郎の記事によれば、8000mのエベレストでは酸素濃度が平地の30%しかない。年齢+70歳程度の活動量に抑えられるとあった。4000m級のペルーでは酸素濃度が60%程度であり、心拍数を110以下に抑えるのが良いとある。これを35歳分とすると平地では、心拍145相当となる。これは60歳の人だと最大心拍の90%であり、45歳の人だと80%となりかなり苦しい状況である。逆に逆に20歳の人は125泊程度まで同様の苦しさで耐えれるということになる。ツアー客の年齢と坂道を登るスピード等から推測すると結構目安となるような気がする。私も110~120拍以下に抑えて高山病にならなかった。


食べる土!? アイマラ族のどろソース

2013-05-18 11:33:59 | ペルー


ジャガイモに、どろのソースをかけて食べる。ヌーベルキュイジーヌ。大阪のどろソースではない。アイマラ族の石のキッチンに運んできてくれたのは、正真正銘の茶色いどろである。これがなんとチーズのような味で美味しい。でも腹が心配でおそるおそる食べる。本物の自家製チーズも出してくれたが、こちらも美味しい。食べるどろはチャコといい、ジャガイモの芽の毒を中和したり、胃腸に良い成分が含まれるという都市(田舎)伝説がある。科学的根拠は全くの不明である。日本やフランスでも土を食べる店が流行の兆しをみせているが、きっとここが元祖であろう。

ツアーには含まれていないが、シュスタニ遺跡に向かう途中の道路沿いに土壁に囲まれたアイマラ族の集落がある。見学は一人5ソルのチップ。でも5ソルの小さな陶器の馬面のお守りをかったらチップ不要であった。

シュスタニ遺跡からウマヨ湖のテーブルマウンテン島を眺めるのが最高のビューポイント。遺跡に登るのが辛い人は、トイレの付近のベンチからも眺められるので是非。このテーブルマウンテンはビクーニャという最高級毛織物を飼っているということである。ところで、ビクーニャは中型犬くらいの小動物で、ひげの部分しか取らないので希少価値が高いということである。


ワイナピチュを背景にセルベッサ

2013-05-16 23:25:40 | ペルー


さて、マチュピチュ山頂から降りてきて、入り口でワイナピチュをバックにセルベッサを注文。山の上なので3倍くらいの値段がするが、清清しさには替えられない。マチュピチュ村には酒屋が結構あり、大変安い。しかも道端で飲んでいても捕まらない。メイン通りにはバールが多数あるが、昼食には向かない。全品30ソルという触れ込みで注文すると最後にサービス料を、さらに30ソル取るというぼったくり方式である。石釜のあるビザ屋のピザは美味しかったが、メキシカンも、何の肉かもわからないハンバーグも大変不味い。唯一の救いは1リッターのセルベッサで流し込めることである。今まで旅先でツアーの食事よりも自分でレストランに行く方が、いつも美味しかったが、この村は別である。日本人にお勧めを聞いていこう。

マチュピチュ山頂 聖なる山

2013-05-11 00:23:39 | ペルー


霧の中からマチュピチュ遺跡が姿を現す。感動第二章。明け方に強い雨音が時差ボケの頭を叩く。5月は運がよければ、晴天と霧の両方を味わうことができる。なんてついているのだろう。

でもそれは、ツアーにはついていない、往復約4時間。ワイナピチュの約2倍の獲得標高。2000kCalを消費するマチュピチュ登山にチャレンジ。ワイナピチュ山はとれなかったが、親切な現地ガイドが一緒に登ってくれるという。これはありがたい。入り口に入山下山の名前を書くところがある。前半から結構急な山道であるので、脱落する人もでる。旅先で高地でもあるので、ポラールを145拍リミットに設定。途中立ち止まれる場所に着くまでに何度かリミットを越える。水分は1リットル持っていったが、ほぼ飲みきった。途中補給のゼリーバーとVAAMスティックを飲む。それほど寒く無く、若い女性でも登れるので、心配しすぎることは無いが、服装は山仕様が望ましい。

頂上目前まで霧が立ち込めていたが、頂上について見下ろしていると霧の隙間からマチュピチュ遺跡が見えてくるという感動の画となった。実は、マチュピチュ遺跡の来訪記念の証明書の写真は、この山頂からの写真が使われている。頂上には30人程度。日本人は男5人。女4人。皆で写真を撮って感動を味わう。ユニクロの薄いウインドブレーカを着込み寒さをしのぐ。また、アラパッチャママと山々に感謝をこめ、3枚のコカの葉と願い事を書いた紙を地中に埋める。

下りは心拍を気にすることが無いので、スピードアップ。トレラン用の底の薄いシューズだったため、ひざ抜きしながら、拇指球着地で降りる。ふくらはぎの筋肉と足首の負担があったが、MUSASIのNIスティックを飲んで、次の日は問題なし。


インティプンク遺跡からの眺望

2013-05-10 00:19:21 | ペルー


インカ古道をクスコから2泊3日で歩き続け、明け方登り坂を上りきり、このインティプンクにつく。この左のゲートをくぐった瞬間、神々しいマチュピチュ遺跡が目の前に飛び込んでくる。これが、最も感動の大きいマチュピチュの訪れ方である。現地ガイドに荷物も運んでもらえ、料金的にも高くないので、時間をとって是非チャレンジして欲しい。

逆にマチュピチュ遺跡から約1時間かけて登り、インティプンクに来ることもできる。途中広い踊り場も何箇所かあり、坂の斜度がそれほどでもないため、ゆっくり登れば高齢の方でも到達できる。ついたらノンビリ古代のロマンに想いを馳せるのも悪くない。

さて、明日は、ワイナピチュのリベンジをする。