ラードラー日記 ー グルメライダース2.5

海外ビール紀行 と ロードバイク ヴェンジとの日々

アマルナ ツタンカーメンの故郷2

2012-09-23 12:21:47 | エジプト


テル・エル・アマルナが脚光を浴びている。見ての通り砂漠である。地下には壁画が残されており、唯一の太陽神をあがめる姿が綺麗であるが、相当暗い空間で、当然フラッシュ禁止であるので、自分の目で見ておこう。ちなみに、シルクドソレイユのアマルナは、カーと同じでエジプトからなずけたかと思ったが、見てわかるように、英語の綴りがちがう。

初ヒルクライムできるかな SEEK 後編

2012-09-17 20:01:40 | クロスバイク


さて、いよいよスタート地点に向かう。すでに上り坂である。インナーにいれようとしたら、いきなりチェーンが外れた。手が油でべとべとになりながら直ぐ直す。幸いスタート地点を越える前であった。スタート後に外れるよりは、よっぽどラッキー。今日はフロントのギアチェンジをしないことに決めた。さあスタート地点をフロントフォークにつけた計測チップが通過。ここで腕時計のストップウオッチを押し忘れるが気づかない。やや後方からの追い上げポジションをとる。

前半が10%前後の急坂である。ここを抑えて後半勝負の予定であったが、脚が元気で、回しているうちに追い抜いていってしまう。性格が先行逃げ切りのため、どうしてもコツコツ抜いてしまう。でも脚に負担が少ないような高ケイデンスをキープ。勝手にライバルと設定していた選手Aも早々に追い抜き、順調に一番きついといわれていた数コーナをクリアし、第一チェックポイントへ。時計を見ると、ちょうど目標の時間だ。速過ぎなかったと安心。やや平坦になったので、沿道の応援に手を振る。すると、さっき坂で抜いたロードが猛スピードで追い越していく。「むむ、この人は緩い場所で勝負する人だな。」と作戦を分析。その後また傾斜がついて来たところで追い抜かす。ただ、思ったよりも坂がきつくなってきた。途中で降車して休む人もちらほら見える。踏ん張っていると第二チェックポイントの給水所である。2本のボトルの1/3しか飲んでいなかったので、後半まで持つかとも思ったが、給水所がどんなところかみたかったので立ち寄る。特にこれといって面白いところではなかった。炭酸水を2杯飲み干し、ゼリー飲料を飲む。ゴール地点の応援者に携帯で電話する。「あと30~40分かな。」 さあ、後半戦のスタートだ。

後半は急に脚が止まる。なかなかスピードがでない。同じような人もいれば、ペースを守り追い抜いていく人もいる。これはきついと思っていると、最後尾からスタートした白戸太朗さんが「きついところは過ぎたぞ、がんばれ」と言いながら倍のスピードで追い抜いていく。数百メートルの間、後ろにつかせてもらう。自分では無理と思っていたが、この登り坂で同じスピードが出せるということがわかる。スピードを上げられないと勝手に思い込んでいたみたいだった。でも、長くは続かず、斜度が一段急になるところで脱落、別れの挨拶をして、また元のペースに戻る。沿道には残りの距離表示がでるが、なかなか減っていかない。苦しいぞ。何人かが沿道に降車して休んでいる。前にスタートしたもう一台のSEEKに追いつき、「がんばろう」と声をかけて抜かす。SEEKの旗は俺が守るみたいな感じ。だんだん足をつかずに完走するのが目的にしょうかと思い始める。ほぼ、ずっとシッティングのため、お尻の筋肉が結構パンパンである。

そうこうしているとのこり2kmとなった。これはいけると思い直し、踏み込む。のこり500m。少し傾斜が緩くなる。ラストスパートで一人抜く。もう尻筋がもたない。結果は、想定した目標タイムぴったりであった。しかし後で気づいたが前半は2割増しで飛ばしすぎ、後半思ったよりかかっていた。ゴールしてふと周りを見ると勝手にライバルと思っていた選手Aがいた。自分では抜いた覚えがあるが、抜かれた覚えが無い。彼の会話からすると、給水所で休みを取らなかったようだ。するとウサギとカメパターンで私の負け!?結果30秒差で負けていた。

表彰式はそっちのけで、地元の食べ物をガツガツと頂く。やはり自然は美味しい。温泉に入り筋肉をほぐし、車に自転車を積んで山道を帰る。するとレースを終えた人々が続々と自転車で峠を登っていく。この人たちは本当に坂バカだなあ。もの足りなかったんだろうなあと思いながら、やっぱりターボはいいねと思いアクセルを踏み込んだ。



初ヒルクライムいけるかな SEEK 前編

2012-09-16 23:44:36 | クロスバイク


SEEK教徒が、ヒルクライムに挑戦。まずは、会場まで自走は疲れるので、車のトランクに入れようとするが、前輪だけはずしても全く入らない。初めて後輪をはずすが、いとも簡単にできる。ただしエンド金具を買っていないので少々心配である。トランクにぎりぎり入るが、走るたびゴンゴンと音がする。会場での組み立てもあっという間だが、ちょっと心配。レース前にメカニックにギアとブレーキを見てもらう。基本は大丈夫だが、ブレーキを少ししめてもらう。また、レース会場のバーゲンセールで、二本目のドリンクボトルを購入。途中で水分が切れると足がつるのでは無いかと心配したためだ。SEEKの背景に絹代が写っているところが、レースっぽい。

良く見ると、当たり前だがロードバイクが97%位。私たちSEEK教徒はというと、たったの2台。やはり坂は苦手かSEEK教徒。ロードに較べて不利な点をレース直前になって考えてみる。絶対的スピードは、ヒルクライムなので斜度がゆるくなければ差がでない。車体の重さは、乗り手の体重との足し算なので、言い訳にならない。ドロップハンドルも登りで下ハンは無いだろう。一番は32Cの転がり抵抗か!空気圧が高ければ減らせるのでは無いか。と思い後輪を触ると少し低い。レース直前にあわててメカニックに空気入れを借りる。でも使い方がわからず、かえって空気が抜けてしまった。大ピンチ!

するとツール・ド・フランスにも出場した今中大介さんがたまたま通りがかり、SEEKに空気を入れてくれた。「何気圧にしますか?」と聞いてくるが、さっぱりわからないので、手で触って、かなり堅くなっていたので、お礼を言った。普段から考えるとかなり堅い。やはりレーサの空気圧は違うなどと感動をしているうちに、スタートの準備が始まった。(ちなみに、下りでは空気圧を落とさないと、グリップが弱く危険なので、まずい。)

前日下見をしたコースの第一チェックポイント、第二チェックポイント、ゴールの目標タイムを設定するが、初めてなので全く何の根拠も無い。前半抑え目で後半勝負とかこれまた気持ちだけの作戦を練る。さらに、会場内で何となく自分とライバルになりそうな人にめぼしをつけて、この人には勝つと決める。これまた、一つも根拠が無い。準備はすべて整った。

さあ、いよいよ、レース開始である。どうなることか。 後編に続く。


BARCLAYS CYCLE HIRE in LONDON

2012-09-11 23:22:50 | イギリス


24時間乗り放題、乗り捨て自由で1ポンド(120円)。ロンドンの各所にステーションがあり、大変便利である。折角なので借りてみた。
まず、青い自転車ステーションの近くのポールの液晶画面で日本語を選択。あとはクレジットカードを入れればOKである。借りるときには台数を決めてボタンを押すと5桁の3進数のパスコードが出てくる。これを30分以内に好きな自転車の左側の3つのボタンを押し投入すると、ランプが緑に変わる。自転車をはずすときはコツが必要で、両方のハンドルのブレーキレバーをしっかり握って思い切り後ろに引き出すと外れる。あとは、自由に乗り回し、別なステーションで乗り捨て、買い物などを楽しんで、また他のステーションでクレジットカードを入れれば借りられる。結構地元の人も通勤帰りに利用しており、利便性は高い。ただし、日本のママチャリを真似したかのような重い車体であり、3段のギアはついているが、時速は15km位が限界であろうか。前に荷物をおける部分もついているが、予めかばんに入れて括り付ける感じである。公園内の自転車レーンや繁華街までの移動には大変便利である。面倒でないので、気軽に借りてみよう。


パラリンピックのシンボル ロンドン橋

2012-09-06 01:06:10 | イギリス


3色のタエ・ゲウクス。なぜ五輪と同じ5色ではないのか。不思議に思った人はいないだろうか。ロンドン橋にオリンピックの時には5輪が、そして。パラリンピックにおいては3色のシンボルがかかり、テムズ川に映える光景は美しい。しかし、そこには不都合な真実が隠れている。実はソウルのパラリンピックに際し、国際パラリンピック委員会は五輪と同じ5色で韓国の国旗の勾玉であるタエ・ゲウクスをシンボルマークとした。しかし国際オリンピック委員会から「オリンピックの五輪のロゴに類似しているから使用をしないでくれ」と要請されたため、現在の3色となった。もともとは同じ都市での開催もできなかった。

とはいえ、ロンドンパラリンピックは競技のチケットもほとんど完売であり、各国の応援サポータ、ボランティアも含め活気あふれる大会である。開会式の傘の演出もロンドンっ子に評判が良く。次の日のテレビ、新聞も絶賛していた。

BBCのパラリンピック特集では、子供たちにパラリンピックって知ってるかとの質問をするシーンをしつこく流していた。大多数がつぶらな瞳で「パラプレジア(下肢麻痺)」の大会と答えるシーンを流した後、スタジオのゲストが苦笑しながら「パラレル(もう一つのオリンピック)」と説明する姿が印象に残った。