本物は想像以上の感動。西壁女子群像の鮮やかな色彩と動きのあるディテール。
今日は関西地方は大雨。和歌山は竜巻警報ということで、行こうかどうしようか悩んだが、飛鳥行きの近鉄急行に乗車。
高松塚古墳壁画の修復作業室を特別公開中。運良く抽選で初日に当選していた。メディアも来ており、産経新聞が一緒だった。中では、質問をすれば、文科庁の関係者が、説明もしてくれる。グループの持ち時間は10分であるが、見学者のマナーが良いので、ちょうど良い時間である。
キトラ古墳は、表面の漆喰を剥がして修復作業をしているが、高松塚古墳は石室全体を分解しているので、ここでしか見ることは出来ない。魔法瓶構造の作業室で、55%の湿度に保っているから、カビは発生しないとのことであるが、古代に同レベルの構造を石で実現していたことが、むしろ凄い。
極彩色の人物像の発見は昭和47年なので、当時の文科庁としては、大発見であり、その頃の教科書で育った人にとっても、感慨深いものがある。
是非見学の機会があれば、おすすめである。テル=エル=アマルナのアテン神の壁画並のエモーションがあるので
帰りは、お気に入りの喫茶店で、モーニング。こちらも、雨なので、ゆったりできる。