オーチャードホールは縦長の音響設計。一番上が音が良いかと座る。値段が安いのもあります。9000円でどんじり。
ちなみにオーチャードホールの中のラウンジは、サンドイッチやワインの量が多くちょっとお得。ワインは赤玉パンチくらい飲みやすい。
BBCプロムスは、ロンドンのロイヤルアルバートホールで聴くと、ベルリンフィルで首席指揮者でも、一番良い席で6000円台。一番安い席というか平土間は、700円。オフシーズンの巡業といえど、感動レベル。ただしホールとしては、ビートルズ向きと思います。
今秋本当は、ズービンメーターのベルリンフィルかランランのコンセルトヘボウが聞きたいところだけど、なにせチケットが高すぎる。一番後ろの立ち見でいいので、3000円にして欲しい。
アムステルダムでランランのコンセルトヘボウを聞くと、チケットは8500円位だった。
オケは、BBCスコットランド響ということで、日本でいうN響か。知らんけど。N響悪くない。ただ、選曲が私の好みではなかったのか、あまり寛げなかった。マーラーの最後の方は飽きてしまった。ハープの楽章が始まった瞬間に、永遠に終わらない感じがした。指揮のトーマス ダウスゴーのノリノリ感やチューバが大変そうとか、打楽器隊とか関係ないところに視点を持っていく。
アヴデーエワは、アルゲリッチ以来のショパンコン女性優勝者の看板で期待を込めて見たが、オケとのズレも目立ったのもあるが、良さが出て無い感。ショパンから距離を置かないとという思いが強すぎるかな。しょうがないけど。そもそも、ピアノの主旋律が、弦に消されてしまったのは、ホールの特徴なのかオケの特徴かは謎だ。でも演目の中では一番良かった。
BBCプロムスという冠には惹かれないけど、リーズナブルで質の高い音楽を幕間までの半分だけ聴けるような企画があるといいのになあ。立ち見だと半分が丁度良い。
お金の話ばっかりでしたが、BBCプロムスは、元々はイギリスの貧しい人も最高の音楽を聴く機会をという崇高な理念で始まったものと言われてきたのに、何となく伝統ありそうな名前で手垢がついて無いので、商標を日本企業が買ってきた匂いがしたので、バイアスがかかっているかもしれません。そんなことは無いと思いますけど。
ポーランドのワジェンキ公園ライブを求めてはいけないけど、オケが日本に来る旅費も分かるけど、良い方法無いかな。