マルタ島といえば、マルタバス。ボンネットバス含め黄色にオレンジの色以外はすべて形が違うのが特徴。バレッタのインフォメーションの隣の売店でBUS MAPを35セント(100円くらい)で購入。情報量は行き先別に路線番号がわかるくらいのもの。バレッタからホテル街のサンジュリアンまで62番のバスに乗り、20セントを払う。サンジュリアンは終点なので安心だが、途中のバス停の名前は一切わからなかったので、途中下車は難しい。(写真はバスの停車ボタンであるが、黒いゴムみたいで、普通気づかない)
新しいものでも古い(40年前くらい?)ものでもドアを開けて猛スピードで走る。大体バス停で停まるのであるから、ドアを閉めてもよいのだが、マルタ人は閉所恐怖症なのではないか? また、数年前交差点に信号機が導入されたようだが、大部分はすぐに取り外されたとのことだ。これも気質に合わないらしい。
そうこうしている間に、バスが路上で止まった。10台くらい前で乗用車がバスに擦るくらいの事故が起きた。運転手は追い越し車線にバスを止めたまま、道路におり、様子を確かめると運転席に戻ってきた。ゴソゴソとタバコをとると海岸の方に歩いていく。どうやら一服して待つようだ。片側2車線の道路で軽い事故なのですぐに回復するだとうと車内で待ったが、現地の人たちはぞろぞろ降りていった。結果として、45分後に救急車のサイレンが聞こえ、一時間後にバスが動いた。ツアーの夕食の時刻が迫っていたため、走って帰ろうとしたら、次のバス停で臨時バスがでていたので、タダで乗せてもらった。たまたまムシーダという大きな町だったので、タクシーも停車していたので、こんなにのんびりと分かっていれば、すぐに動いたほうが良かった。但し田舎では路上でタクシーを見かけなかったので、これは都市部のみの勘所かもしれない。