ラードラー日記 ー グルメライダース2.5

海外ビール紀行 と ロードバイク ヴェンジとの日々

イマーム広場の夜景 イスファハン 世界遺産

2012-05-12 23:00:14 | イラン


ペルシアンブルーの空。イマーム広場の夜景。夜風も気持ちよく、この夕暮れ時を楽しむため、多くのイラン人も広場家族連れで集まっている。「日本人ですか?(英語)」と商売人ではない一般の人が良く声をかけてくる。その後出かけるときにイランの人が皆もっているナッツ(ピスタチオ、アーモンドなど)を勧められながら、一般的な会話を楽しむ。イランの教育は中学から大学まで英語を習うが、殆ど使えないというから、日本人から見ても親近感がわく。これは、ペルシャ語の文法が日本と同じく動詞が最後にくるし、そもそも文書を書くときは右から左なので、ハードルが高いのは想像つく。ただ高校生や大学生はコミュニケーションツールとして英語で良く話しかけてきて、家族の中でも通訳的な存在となる。但し、難しい表現は殆どわからず日常会話レベルであるところも日本と似ている。

アリカプ宮殿の奏楽堂 イスファファン

2012-05-12 01:36:07 | イラン


あまりに美しい装飾。しかも優れた音響効果を得るための機能美。アッバース1世が建造した広大なパティオに面するアリカプ宮殿。その中で、現在は観光客の立ち入りは禁止されている6Fにこの奏楽堂はある。石作りの壁であるが、漆喰のボードを楽器の形にくりぬきながら、反響を抑えるという手間のかかったつくりである。現代の吸音材のようなふわふわの素材や木材でもなく石の素材で行っているのがすごい。
なぜ、立ち入り禁止なのに入れたかというと、「建築学の研究者だ。」ということで少しの間だけ見せていただいた。ずっと見ていたかったし、できればバイオリンを鳴らしてみたかった。


イラン テヘラン いざ知らん

2012-05-07 23:41:57 | イラン


5000m級の美しい山々に囲まれた首都テヘラン。殆どの日本人が抱くイランのイメージと全く違う世界がそこにはあった。今回の旅にて、フランス人がパラダイスというその国、日本人にとってはマスコミによってテレカ売りとアメリカ大使館占領といった悪いイメージが植え付けらた国、を肌で感じてきたことを書いていきたいと思う。
この写真はテヘランの中心であり、眼下にはハイウエイ。目前に迫る山脈というすごい構図である。イランは山脈と砂漠で国土の25%しか活用されていない。しかし、このような山脈からの雪解け水によって都市の成立を促している。一方通勤時間帯には東京と同じような車とバイクの渋滞があり、普通その山脈により盆地となった空が排気ガスに覆われ山は見えない。このような景色が見えるのは上空の風が強いときなど極めて稀である。
ところでイランの車は、もう30~40年前位のオンボロが多く、1600ccクラスの古い日本車含む外車と新しいプジョーと125ccのバイクが中心である。これは、政策的に車の輸入関税を90~95%と高く設定し、生産の現地化を進めたためであり、プジョーの中身はかなりの部分を現地で生産している。また、石油の価格はリッター10円位で、前は1円だった。日本の石油価格は何なのだ。誰かにだまされている気がする。
今回の旅では、事前にも旅行中もガイドブックは読まず、「ペルシャ湾」横山三四郎著と「イラン・ジョーク集」モクタリ・ダビッド著の全部と「物語 イランの歴史」宮田律著、「イラン革命防衛隊」宮田律著の一部を読んでいった。

それではイランの物語始まり始まり。